中学時代から42年!同級生コンビのつぶやき

日々の生活の中での雑想文。時代の狭間に在するアラフィフの想い・・・。

前略、北島康介殿

2009年04月27日 12時00分23秒 | アラフォーもの想いにふける
前略 北島康介殿


世界にもう一度泳ぎでチャレンジするという情報を聞き、

正直嬉しさと感動、そして驚きを感じた。


北京五輪後、ほとんど泳ぐ事もなく、あなたのコーチである

平井コーチも既に他の選手の育成に力を入れている姿を

東京SCのプールサイドで拝見し、

正直「もう引退を考えているのだろう・・・・」と勝手に判断

していた自分。


自分が同じ立場にいれば、五輪2連覇達成の時点で、有終の美と

化したに違いない。


しかし、北島康介は有終とはせず、さらに先の五輪挑戦への道を

選択した。


何故、それほどまでに五輪へ自分を賭けられるのか?

何故、これまでの厳しい道のりを乗り越えた上で、さらなる厳しさを
   追求するのか?

北京五輪の100メートル決勝での優勝インタビューで流した涙。

見る側のこちらにも、4年間の苦悩が胸に突き刺さるほど分かる涙だった。

「お疲れ様、よくやった」

「辛かった時期を思い起こしながら、そしてこの優勝を噛み締めて欲しい」

と思った。


五輪後、あのシーンを何度となくTVで見た。

そして見るたびに、「もうこれ以上自分を追い詰める事はない」

とも思っていた。


しかし、当の本人はアメリカにて再スタートを切る決断を下した。

それも今までの師、平井コーチから離れての、新たなかたちでスタート。


これには脱帽した。

単にまた泳ぎで世界トップを目指すのではなく、アスリートとして

そして一個人北島康介として成長する為に、アメリカを選んだ。


勝手に引退へ引きずり込んでいた自分が恥ずかしくなった。

間違えなく、次の五輪も狙える年齢、そして彼には類稀な精神力がある。


決断には最高に感動し、最高に勇気づけられ、そして早くもロンドン五輪が

楽しみになった。

3年後のロンドンに照準を合わせ、北島康介はどのように進化するのか?

それに合わせて、自分もこの3年間を彼に負けないように、進化させていきたい。


北島康介が果敢に世界に挑戦していける理由・・・

彼はきっとこう言うに違いない、

「水泳が好きだから」

苦しくても、しんどくても、止めたいと思っても、でも水泳が好き。

「好き」という気持ちがいつも基本にあるからこそ、続けられる。

好きな水泳を、思う存分楽しみ、追求し、世界へ飛び出していく

北島康介をまた応援できる嬉しさ。

そしてそんな北島康介の姿に、日本中の子ども達は大きく影響して欲しい。


自分の為、そしてみんなの為に泳ぎ続ける北島は尊敬に値する。

賛辞は尽きないが、とにかくお帰り!北島康介!


草々

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