パリの美術館から子供のための はじめての美術館1回1作品 2023

パリ、オルセー、ルーブル美術館から1回1作品、小さいお子様とご一緒にシニアの皆様も。やさしい教養。

ナイキの秘密、2200年前のサモトラケのニケ 注2015年当時の子供の為のブログです

2015-03-13 23:11:00 | 2015年ブログ

注 以下は2015年当時の情報です。



今日は、ナイキのシューズ?!

宣伝じゃあないけど、かっこいいね!

 

さて、NIKE(ナイキ)という名前は、

この会社の社員が寝ていたら、女神ニケ(NIKE)がユメにでてきたところから名づけたそう

そのユメに出てきた女神ニケは、ルーブル美術館にあります。

今日の本当の主役、女神ニケ(高さ2m75cm)

紀元前(きげんぜん)2世紀(今から2200年前)につくられ、ギリシャのサラモトラケ島から発掘(はっくつ)された女神ニケ

ナイキのロゴマークのこれは、

 

ニケのこの翼(つばさ)がモデル

そして、映画の「タイタニック」の有名なこのシーン

(実は、これもルーブル美術館にあるこの女神ニケをマネしたんだって)


さて、美術館の女神ニケは2013年から2年間の修復(しゅうふく)をしました。

大理石でできているニケ、X線検査、紫外線(しがいせん)、赤外線検査など厳(きび)しい検査の後、注意深く洗浄(せんじょう)されました。

最初の画像と比べて、白くきれいになったのがわかる?

  船上の勝利の女神ニケ

大海原(おおうなばら)から吹きつける強い風にはためくドレープが美しく透(す)けているよう

翼(つばさ)はふんわりと今にも飛び立ちそうになりました。

動画はこのニケを色々な方法で、修復してきれいにしているところ紙と水こねたものをペタペタはってる

フランス語だけどちょっとめずらしいよ。見てね。