ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

出来ること

2020-02-26 | アメリカ事情

inspirationalstories.eu

人生の目的は幸せになることではありません。 役に立つこと、名誉あること、思いやりのあること、それがあなたが生きてきたということと、よく生きてきたということの違いを生むためです。

ラルフ・ウォルド・エマーソン

 

 

 

道路の端に立ち往生している老婦人を見たとき、男は車を運転していた。彼女が助けを必要としているのを見た。彼女のメルセデスの近くに彼は運転していたポンティアックを止めて、外へ出た。

 

微笑みながら、彼女に近づいていくと、何時間もそこに立ち往生していたが、誰一人彼女を助けるようと停まりもしなかったのに、と彼女が心配しているのを見て取れた。その上、彼の姿はとても貧弱でみすぼらしく、安全に見えなかったのだ。この老婦人がどれほど怯えているかを見ることができたので、彼はまず彼女を落ち着かせようとした。「私はあなたをお助けするためにここにいます、どうかご心配なさらないでください。私の名前はブライアン・アンダーソンです。」

 

彼女のタイヤがパンクしていたため、彼は車の下へもぐりこまねばならなかった。タイヤを交換している間に、彼は汚れにまみれ、手は痛んだ。

 

その作業が終わったとき、彼女は彼にどのくらい支払ったらよいのか尋ねた。ブライアンは微笑んだ。そして言った。「もしあなたが本当に私に支払いたいとお望みならば、助けを必要としているどなたかを目にした時、その人に必要な援助をお与えてください。そして私について考えてください。」

 

同じ夜、その老婦人は小さなカフェに立ち寄った。その場所は場末のようで薄汚く見えた。すると妊娠8ヶ月くらいだろうウェイトレスが一日中立ちづくめで過ごしただろうに、優しい親し気な笑顔を浮かべていた。

 

老婦人は、ほんの少ししか賃金を稼いではいないだろう人がどのようにこんな親切な笑顔で見知らぬ自分を迎えてくれるのか、不思議に思った。そして先ほどのブライアンを思い出した。老婦人は食事を終え、100ドル札で支払った。ウェイトレスはおつりを取りに行き、彼女が戻ってきたとき、老婦人はすでにいなかったが、テーブルに置いた紙ナプキンにメモを残していた:「あなたは私におつりを渡す必要はありません。誰かがかつて私を助けてくれました、今私があなたにそうさせてください。あなたが私に返済したいならば、この愛のつながりをあなたで終わらせないでください。」ウェイトレスはナプキンの下にさらに4枚の100ドル札を見つけた。

 

その夜、ウェイトレスは早めに帰宅した。彼女は老婦人客と彼女が残してくれたお金について考えていた。彼女は不思議に思っていた、老婦人が彼女と彼女の夫がどれだけそれを必要としていて、特に今、赤ちゃんがいつでも到着するだろうという時に、どのようにそれを知ることができたのか。彼女は夫がお金の工面を心配しているのをよく知っていたので、この良き知らせを彼に伝えることができて嬉しかった。彼女は夫にキスをし、こう囁いた。「愛しているわ、ブライアン・アンダーソン。」

 

westminsterpublicschools.org

これはコロラド州ウェストミンスターのメサ小学校のウェッブサイトから。

この小学校は、the Random Acts of Kindness Curriculum 不特定な親切行為カリキュラムに従い、

尊敬、思いやり、包括性、誠実さ、責任、勇気を大事にし、教えている。

 

 

コメント (1)
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