ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

ただいまと言い訳たらたら

2021-08-11 | 日記

Ålandオーランドは、スエーデン語の通じるフィンランドの島。

 

 

ある日、はたと消えて、別の日に忽然と現れるのが趣味のような私であるが、夏は本当に苦手で、しかしながらこの数週間は、決して吊られたハンモックに揺られて溶けたチーズになっていたわけではなく、それなりに、忙しかったのは、真実、である。家族の、つまり子供達の移動がかなりあり、それに伴う雑事に翻弄されていたのがご無沙汰の理由である。感染も怪我も不幸もなかったのは実にありがたい。

長男は三年に渡ったフロリダ州研修を終え、先週から南カリフォルニアの大学病院で一年のフェローシップを始めている。外科手術と医学部の教鞭も取る忙しさ。長男は、美容整形も含めた眼科手術と通常の白内障手術やレイシックも手掛ける。来年どこに落ち着くのかはわからないが、毎日健診、治療、手術、教授と忙しく過ごしている。姉妹たちにボートックスや整形だったら、自分ができるよ、と日曜日の午餐時に交わす会話に、それだったら、母親優先に試してもらおう、などと言う意見も出て、賑やかである。4歳半の一人娘と遊ぶことが最大の楽しみな若い医師である。

次男は今年早々にある世界的規模の会計監査・税理業務会社にそれこ大根の如くに引き抜かれ、コペンハーゲン勤務となり、Covid-19渦中において、ドイツ・フランクフルトから一家で引っ越した。コペンハーゲンはニューヨークシティよりも物価が高く、エースレンド海峡を渡ったスエーデン第三の都市、マルメに住まいを移した。そこは妻の実家にも近く何かと便利である。治安が良い街ではないが、家族は比較的安全な住宅地に居を見つけた。先週末は恒例のオーランドでのヴァケイションを終え、フェリーで帰宅し、この月曜日から仕事に復帰である。ハワイに住んでいた時も、ドイツにいた時も、三男はこの恒例のヴァケイションを毎年意地のように続けていて、流石にそこは私の子供だ。ここの孫達はすでに英語とスエーデン語、ドイツ語少々で育ってきている。ママの母国で、のんびり育児をしていくのは、彼女の望みでもあった。私たちとしても、彼女の両親・兄弟が近いのに安心している。

三男は先週カリフォルニア州を離れ、他州に於いてのある計画のために頑張っているが、その達成に備えて、化学・科学の教師として、いわゆる日本で言う「偏差値の高い」高校でこの月曜日から働いている。そこの同僚や教会の人々は息子がカリフォルニアからやってきて、即時にその高校での仕事を得られたことにとても驚いていると言う。その学校での教員の空きは、珍しく、また応募にはかなりな競争率があると言われているそうで、それは親の私とて不思議だと思うが、これは単なる偶然の気まぐれ、ひたすらラッキーな子だからだろう。お断りしておくが、うちには、天才・秀才と名のつく子供はおらず、よってこれは運というものの仕業以外の何物でもない。ここで夏を過ごした三男家族のうち、年長の孫息子5歳はスイミング・プールで、八つ墓村の如くに、逆さ立ちして、老婆(私)を驚かせるほど魚になった。

末娘の夫はサンディエゴの法学部を無事卒業し、4月にすでにこちらに越してきた。7月には恐怖(でもない)の司法試験を終え、10月の合否発表まで、弁護士の父親の事務所で雑用係となる筈である。試験後には、彼の父親がアラスカへ鮭やオヒョウ釣りの旅をプレゼントし、その父と10日間楽しんできたが、帰宅早々今度は「糟糠の妻」(つまりウチの末娘)を連れてしばらく夫婦だけでレッドウッドフォレストへヴァケイションに行く。その間一人息子の孫は、彼の両親や我が家で見る。7月に2歳になったこの子は、気性がよく、扱いやすく、どちらのグランマも非常に子守を楽しみにしている。

結局親の傍らにいつも暮らしてきている長女一家だけは、引越しもなく、移動もない。二人の息子達だけが、毎日成長し、7歳になる孫息子は、今年の夏、空はまだ飛べていないが、魚にはなった。恐竜と、「あつ森?」、マインクラフトやそのレゴ、ポケモン図鑑にきのこ図鑑に、やたらに夢中で、ベイビーヨーダのレゴの大作も始めるなど、忙しく、またレゴ・キャンプと科学キャンプにも参加し、充実した夏だったようだ。その送り迎えは婆ちゃんの私が担当したり、レゴを手伝ったり、楽しく過ごした。なんだ、結局私は孫達と遊ぶのに夢中になっていただけで、これが衝撃のサボリの真相らしい。

このように、4家族が移動し、新しい世界に足を踏み入れて、非力ながら助けるところは助け、サポートするところはサポートして、この数週間私は身をすり減らして遊んできたわけである。今週からは、キャンパス夏時間は、秋冬春の通常勤務時間に変わったところで、身を引き締めて(あくまでも精神的)新学期に備えている私だ。それにしても私自身いい加減に大学院から引退しようとその日を来年暮れに定めてはいる。夫はいまだ忙しく、まだまだ続けることだろう。

休んでいる間にも、コメントを下さった方々には、追々ご返事いたします。ありがとうございました。

こんな夢みがちな小さな乙女に、遊ぶ時間ないわよ、と言えるだろうか?むりむり。

 

 

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なるほど

2018-09-21 | 日記

 http://www.apptism.com

 

 

 

初秋に私が思う名言は、どうしてもワイルドとエマーソン。中学生くらいの頃は、様々な格言や名言をきれいに清書し、机の前に貼ったりして、克己心や勇気や、あるいはただ単純にやる気を煽ったのは、私だけではないだろう。 名言となると、「為せば成る。。。」と思い出すのは、東京オリンピックで大活躍した女子バレーボールチームの大松監督が引用なさったこと、それを持ち出すあたり、私も古い。 さて、あなたのお好きな名言は? 以下は私の好きな三つ、とおまけ。

 

我々は、皆側溝にいるが、中には星を見ている者もいる

オスカー・ワイルド

 

楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はドーナツの穴を見る

オスカー・ワイルド

CreditOtto Sarony/New York Public Library, via Associated Press

オスカー・ワイルド



雑草とは何か?その美点がまだ発見されていない植物である。

ラルフ・ウォルド・エマーソン



 

http://pastispresent.org

ラルフ・ウォルド・エマーソン






そしてこれはおまけ。末娘の部屋のドア後ろの姿見に今でも貼ってある言葉。一つは、”A lady isn't what she wears but what she knows." (淑女というのは、何を着ているかではなく、何を知っているかである。)と ”Magnify your mission by being a good example!" (良いお手本によってあなたの使命を拡げる!)である。そう、かなりオタクな末娘である。



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こんにちわ

2017-07-24 | 日記

こんにちわ、初めまして。ブログは私の新しい世界、未踏の地。どうぞよろしく。

私は留学生としてアメリカにまいり、その後就職と結婚、子供が五人おります。子供達はそれぞれ大学を終え、ひとりは医師、一人はMBA、一人は図書科学と情報の修士、ひとりは医学校への準備中、最後の一人は公衆衛生学を持って学士を得ました。五人とも結婚、四人には子供がおり、来月には五人目が生まれます。

結婚後十余年は専業主婦母親でしたが、二十年ほど前に兼業になりました。生涯かけての趣味というより、実際は本業的な系図調査を長年にわたって致しております。日本のも致しますが欧米の系図調査が専門です。

また次の機会にいろいろお話致しましょう。

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