歴タビ日記~風に吹かれて~

歴タビ、歴史をめぐる旅。旅先で知った、気になる歴史のエピソードを備忘録も兼ね、まとめています。

本と散歩と歴史と

2023-11-21 17:05:10 | 歴史 本と映画
前記事(「若き血・今昔」)で深紅の優勝旗をもちかえった塾高(慶應義塾高校)ナインと同じ慶應義塾の日吉にある第一校舎(現・慶應義塾高校校舎)で学んだかつて学徒出陣で出征、特攻死した二人について触れた。ちょうど、そのとき梨木香歩『歌わないキビタキ 山庭の自然誌』(毎日新聞出版)を読んでいた。梨木さんは、わたしの敬愛してやまない作家さんのひとり。勝手に四半世紀のおつきあいの友人気分でもいるwもちろん新作 . . . 本文を読む
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「若き血」今昔

2023-11-17 16:34:42 | 東京都
東京都港区の慶應義塾大学・三田キャンパスに創立者・福澤諭吉を記念する「慶應義塾史展示館」がある。建物はかつての図書館だ。近代日本を代表するであろう「曽禰中條建築事務所 」が手がけただけあって今も変わらず、堂々と美しい。ここに無料で入館でき、慶應義塾にまつわる歴史を知ることができるのだ!先日、「建築プロムナード──建築特別公開日」 にあわせ出かけきた。(詳しくは本家ブログ→「建築さんぽ~三 . . . 本文を読む

若き独歩の面影(後編)~大分・佐伯

2023-11-12 13:47:12 | 大分県
先週出かけた、大分への旅。本日は、前記事に続き、「若き独歩の面影」後編を。佐伯では、登城の夫と別行動で、私は、国木田独歩館へ。かつては上級武士の住まいが並んでいた、白壁の続く「歴史と文学の道」の一画だ。1894(明治26)年、21歳の国木田独歩(哲夫)は、国語と英語の教師として、開校間もない鶴谷学館の教師として赴任する。寂しがり屋の独歩は、7歳下の弟・収二を伴い、校長の坂本永年邸の2階に間借りをす . . . 本文を読む

若き独歩の面影(前編)~大分・佐伯

2023-11-10 14:41:57 | 大分県
先週出かけた大分への旅、こちらでは「歴旅」歴史をめぐる旅編です。(本家ブログでは「色づく秋の旅~大分へ」他、旅全般をアップしています)まずは、大分県佐伯(さいき)市。夫婦旅ながら、ここでは夫と別行動をとる。夫は佐伯城へ登城。(↑)わたしは国木田独歩館へ。独歩館は、かつて国木田独歩が住んだ家で、↑「歴史と文学の道」の中にある。白壁の続く道は、かつての上級武士の住んだ地域を通る。。 . . . 本文を読む

新刊案内~「読売新聞」から

2023-11-02 15:34:15 | 歴史 本と映画
「加藤シゲアキさん『戦争』をテーマに新著」今朝(11月2日付け)の「読売新聞」に載った見出しだ。「読売新聞」では、家庭面に「引き揚げを語る」を連載し、また読者の証言を通し、「戦争の実態」を伝えようとしている。その一環に、今回の新刊の記事もあるようだ。失礼ながら、加藤シゲアキ氏の小説は、きちんと読んでいない。ぱらぱら~っと流し読み程度は何冊か。それなのに、今回の新刊に反応したのは、その新刊ミステリー . . . 本文を読む