歴タビ日記~風に吹かれて~

歴タビ、歴史をめぐる旅。旅先で知った、気になる歴史のエピソードを備忘録も兼ね、まとめています。

「野火」(1959)を観る

2023-02-13 06:25:08 | 歴史 本と映画
戦時下における文学研究者である友人が「映画『野火』は、すごかったよ」という。「野火」は昭和26(1951)年に、出版された大岡昇平の小説。これを原作として、昭和35(1959)年に市川崑が監督、船越英二を主演に公開した映画が公開されている。2015年には塚本晋也監督版も公開された。友人は両方を観ての感想。「昭和35年でしょう?戦争を知っている人たちばかりじゃない。だから、てきと~な、おかしなことは . . . 本文を読む

『妻たちの二・二六事件』他から

2023-02-08 16:43:43 | 歴史 本と映画
この時期になると、毎年、気になる二・二六事件。昭和11(1936)年2月26日。二十数名の青年将校と彼らの思想に共鳴する民間人が、千五百余の下士官兵を率いて時の首相をはじめとする重臣達を襲撃、殺害して「維新政府」を樹立しようとしたクーデター未遂事件」(『図説』4頁)である。小学生の頃、テレビの「今日は何の日」コーナーで事件を知り、怖くてたまらなかった。以来、妙に気になる。今年は、1989年公開の映 . . . 本文を読む