歴タビ日記~風に吹かれて~

歴タビ、歴史をめぐる旅。旅先で知った、気になる歴史のエピソードを備忘録も兼ね、まとめています。

横須賀さんぽ~プロローグ

2023-09-22 16:40:38 | 神奈川県
先日、イベントで横須賀へ出かけた。同じ神奈川県内とは言え、ヨコヨコ道路(横浜横須賀道路)を車で走るならまだしも、電車に揺られて、横須賀へ行くのはやっぱり遠いなぁと感じた。京浜急行の特急や快特はバンバンぶっ飛ばすので、時間にすれば大したことはないのだけれど、めちゃくちゃ揺れて、座れないと悲惨。そんな電車で、かつて父は横須賀へ通勤していた。横須賀へ向かう車内で、父は大変だっただろうなぁと今更ながら思う . . . 本文を読む

遺跡の保存と公開

2023-09-20 17:49:21 | 沖縄県
「首里城地下『第32軍司令部壕』保存・公開を求める」活動について連続して、お話を伺う機会があった。「第32軍司令部壕とは何か?太平洋戦争の末期1944年3月に、沖縄で米軍と戦うために編成された」と「首里城地下『第32軍司令部壕』保存・公開を求める会」のパンフ(↓)にはある。沖縄が、戦争指導者の間で、本土決戦の時期を少しでも先送りするために時間稼ぎとして、戦場となったことは、よく知られてい . . . 本文を読む

横浜でも・・・~関東大震災100年

2023-09-12 15:31:14 | 歴史 本と映画
今年は、関東大震災から100年。地震の発生した9月1日の9月中に、どうにか辻野弥生『福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇』(五月書房)を読み終えることができた。今、公開されている話題の映画、森達也監督「福田村事件」の史料になった本だ。福田村事件については、既に過去記事「関東大震災100年に」詳しく書いているので、ここでは、ざっくりと。福田村事件とは、関東大震災から5日後の、大正12(1923)年 . . . 本文を読む

横手・金沢柵は日本初の・・・

2023-09-11 07:40:05 | 秋田県
秋田での歴タビ、当初からの目的は、金沢柵(かねざわのさく)だった。数年おきにマイブームの再燃する蝦夷(えみし)や「炎立つ」の世界・・・過去記事(→「炎立つ」と出羽国への旅)でも熱く語っているが、金沢柵についてまとめる前に、もう一度ざっくりと。『炎立つ』は大河ドラマ化(1993)された、高橋克彦原作の小説。全三部構成で、文庫にして全五巻ある。第1部は前九年合戦(1051-1062)を描き、 . . . 本文を読む

藤田嗣治「秋田の行事」を訪ねてⅡ~古代の風

2023-09-03 04:51:39 | 秋田県
先月の秋田への旅、秋田市内での目的は、秋田県立美術館の藤田嗣治「秋田の行事」だった。(→前記事)十余年ぶりの鑑賞、記憶以上にすばらしいと感動した。(まだ著作権があり、残念ながら、アップできないので「秋田の行事」はコチラをご覧下さい。→平野政吉美術財団「秋田の行事」)さて、今回、私が強く惹かれたのは、画中に描かれた「香爐木橋(コウロギバシ)」。(一部なので、著作権問題は、お許しい . . . 本文を読む