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歴タビ日記~風に吹かれて~

歴タビ、歴史をめぐる旅。旅先で知った、気になる歴史のエピソードを備忘録も兼ね、まとめています。

関東大震災100年に

2023-07-21 09:23:28 | 歴史 本と映画
今朝のNHK「おはよう日本」で映画「福田村事件」について特集されていた。おおっ!タイムリー!!先週末、福田村事件について読み、映画が公開されることも知ったばかり。映画の公開は、まだ先だが、あまりの衝撃だったので、まとめておきたい。今年は、関東大震災から100年。関東大震災は、大正12(1923)年9月1日、相模湾(神奈川県)を震源とするマグニチュード7.9の地震で、東京・神奈川を中心として首都圏に . . . 本文を読む

復員船のこと~『終わらない戦争』

2023-06-28 12:17:14 | 歴史 本と映画
先日、昭和30年の話題から、「戦後10年とは、この時代、まず言いませんね~」という話になった。昭和30年。戦争が終わって10年経ったとはいえ・・・サンフランシスコ講和条約(昭和27/1951)で、日本の独立が認められてからは、わずか3年。まだまだ生きるのに必死の頃。とても振り返る余裕など、なかったのだろうと・・・ちなみに、今年は、ミッドウェー海戦80年にあたるそうだ。あ、まさに今、6月!(6月5日 . . . 本文を読む

妄想・歴史旅行中?

2023-05-28 17:29:38 | 歴史 本と映画
ここ数日、ちょっとまいっていた。いや、何か悩みがあったとか、病気や怪我をしたとかではない。勝手に落ち込んで、体調不良も併発というところ。本好きの妄想家なもので、本を読んでいて、夢中になると、その世界に入り込んでしまう。子どもの頃から変わらない。今回は、けっこう重症。まず・・・広島サミットにあわせるかのような2冊。図書館で予約していた、林重男・井上祐子『原爆写真を追う~東方社カメラマン林重男とヒロシ . . . 本文を読む

本から始まる旅

2023-04-29 06:48:38 | 歴史 本と映画
本日から大型連休、我が家は、予定もあるにはあるが、基本は自宅でのんびり。図書館から予約していた本も、どっさり借りられた。その中に、ローラン・ビネ『文明交錯』(東京創元社)がある。(冒頭画像)楽しみにしていたくせに、妙に緊張してしまう。それは、ビネが『HHhH──プラハ、1942年』の著者だから。「ナチス第三の男」のタイトルで、映画化されているのでご存知の方も多いだろう。気軽に読み流せる小説ではない . . . 本文を読む

池澤夏樹『また会う日まで』で知る

2023-04-01 14:14:08 | 歴史 本と映画
池澤夏樹の新刊『また会う日まで』(朝日新聞社)は作者の大伯父(祖母の兄)である、海軍少将・秋吉利雄を主人公にした歴史長編小説だ。明治に生まれ、敗戦後までを生きた人の人生を描くことは、日本の近代史をたどることになる。秋吉は、海軍軍人、天文学者、そしてクリスチャンという三つの顔をもつ人物だ。これが三つ巴の如くおそってくるのだから読むのに、えらく時間がかかった。でも、物語として面白くて止めらない。さすが . . . 本文を読む