稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

小林巣居人『水郷、六月』の新しい額と写真撮影

2012年07月06日 | 日記

6月29日。

この日、注文していた小林巣居人の大作、『水郷、六月』の
新しい額が仕上がってきました。

制作を依頼したのは、オーダー・メイドの額を専門に作っている
県内の工房で、ご夫婦お二人で切り盛りしているそうです。


まずは、古い額から作品を分離します。



続いて、新しい額に作品をセットし直します。



作品は、釘打ちで新しい額に固定します。

う~ん、新しい額のデザインや色合いの細部に関しては、
工房のご夫婦が議論した上で最終決定したそうで、
とてもステキな仕上がりになっています。
ここでご紹介できないのが大変残念です。

さて、新しい額もできましたので、次は写真撮影です。
一辺が1mを超えるような作品は、デジカメでは厳しいので、
6×7cmサイズのポジ・フィルムを使う中判カメラで撮影します。

最近では、フィルム・カメラを使うこと自体が稀ですね。


撮影はこんな感じです。必要最小限の機材で、何とか動かしています。


撮影が終わった6×7フィルムはこんな風に丸めて、
撮影年月日と対象を記入して写真屋さんに持っていきます。

今はフィルムを現像しているラボへ毎日は届けることが出来ないそうで
現像には1週間程度かかるそうです。

フィルムの向こう側に見えるのは、露出と構図のチェックに使った
ポラロイドです。

ポジ・フィルムは露出がシビアなので、本番撮影前にポラロイドで
チェックします。

さて、写真屋さんに現像に出しますが、上手く撮れているかな?
楽しみに待ちましょう!

現像が出来てくるまで、ヤキモキするのもフィルム・カメラならでは
の醍醐味でしょうか?






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