稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

取手市、神崎町の絵画教室のみなさんが見えられました!

2013年04月12日 | 日記

4月12日(金)。

この日は、取手市と千葉県神崎町の絵画教室のみなさんが
当館の特別展を見に来て下さいました。

たまたま、当館の展示室でご一緒しましたが、それぞれ
別々のご来館でした。



取手市のみなさんは、松田先生の教室のお弟子さんで、
みなさん車に乗り合わせでご来館下さいました。

お隣の千葉県神崎町のみなさんは、数日前から何人かの方が
次から次へとご来館くださっており、口コミ情報のひろがり
から、この日は数名の方がまとまってご来館くださいました。




みなさん、ご自分で絵を描かれる方たちなので、スケッチも
油絵も、特に松田先生のテクニックをじっくりと観察され
ているようでした。

絵画作品の「味わい」が、どのような手法、テクニックに
よって生み出されるのか?またとない実物の作品を前に、
みなさん圧倒され、すっかり感心されていました。




こちらは、松田さんの取手二高教員時代の資料の展示ケースです。

松田さんは教員時代、頼まれれば部活案内からPTA会誌、
調理実習のレジュメの表紙まで気軽に引き受けて描いて
います。それらの原画や印刷物がこのケースには展示
されています。

そして、1984年の取手二高が優勝した時のスケッチブック
もありますし、後援者に配られた記念品の手拭いなども
飾られています。




こちらの展示は、少年時代から学生時代、新任の教員時代から
下妻一高時代の教え子たちとの楽しい交流、さまざまな展覧会
やスケッチの様子などを50点余りの写真でご紹介している
コーナーです。

絵画教室の生徒さんも、少年時代の松田さんの姿は初めてご覧
になられたご様子。

また、友人や教え子、娘さんなどから今回の特別展と松田さん
のために、お寄せいただいた原稿なども展示させていただいています。




こちらは、今回の特別展でも人気作品の一つ!

《セコビアの丘》をご覧になっているところです。

この作品は、うねるような丘の上に建つ白壁に赤い屋根の建物が
とても印象的な作品で、丘の斜面に荒く、そして厚く塗り重ねら
れた絵の具が曇天に吹き荒ぶ風を感じさせる、そんな一枚です。




こちらの奥に見えるのは高萩市にあった製紙工場を描いた
《工場風景》という作品。
風になびく草原と流れてゆく群雲、雲間から見える青空が、
工場というモチーフを描きながら、心地よい澄んだ空気を感じさせる
作品です。

手前はパリの街の眺望を描いた
《パンテオン遠望》です。
この作品で、松田さんは二科会の会員に推挙されました。



今回の特別展、何度ご来館くださいましても、

入館料は無料!でございます!!

会場も、ゆったり、のんびりできるスペースがございますので
まだご覧になっていないみなさまも、是非ご来館下さいませ。


本日は、ご来館誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております!



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