幸か不幸か私は酒をたしなまない。たしなむ人から見れば人生の半分を捨ててしまっているかもしれない。だが体質的にあかんのである。
ただし、酒の場は好きで若いときから宴会は最後までいた。酒を飲まずに酔っ払えるという特技は誰にも負けない(^_^;)
さて、ここで本題。
飲酒運転・酒気帯び運転には大きく2種類あると思う。酒が抜けたと他人からも見える状態(最低でも飲酒後5~6時間後だろう)と酔っ払ってる状態だ。
前者の場合、最近はアルコール検知器が比較的安価に市販されているのだから車を運転し酒が好きなら持ってもらいたい。車の運転を職業とする人の場合は必需品だろう。体調にもよるだろうがだいたい自分がどの程度時間が経過すればアルコールが抜けるか判断できるはずだ。
問題は後者だ。こちらは情状酌量の余地はない。なぜなら明らかな確信犯だからだ。いくら飲酒量が少なくても、飲んだ後にはそれぞれの神経系は麻痺してるのだ。それを承知でハンドルを握るのだからこれまで何もなかったのは単に運が良かっただけなのだ。こうした輩には厳罰を与えるのに何の躊躇もいらない。酒が飲みたかったら車は置いてくることだ。タクシー代や駐車場代が高くてもそれは自分自身だけで少なくとも他人に迷惑を及ぼすことはない。最悪の場合は他人を殺傷するのだからその位は自己負担すべきだ。
このところさんざんTVなどマスコミで報道されているにも関わらず飲酒運転をしている輩はほんのささいな良心すらない。あれだけ話題になり警察も取締りを強化しているのだからせめて少しの期間は自粛しようとする意識さえ持たない情けない輩はどんどん取り締まるべきだ。行政府の処分も甘い。確信犯なんだから即刻懲戒免職だろう。過失ではないのだ。考慮すべき状況など何もないのだ。車で行った先で万が一飲酒せざるを得なくても車は置いて帰れるのだ。
日本の悪しき慣習として「酒の上のことだから」と甘く見ることがある。しかし酒の上だからこそ己を厳しく律して欲しいのだ。それができない人間には酒を飲む資格がない。法律が飲酒を成人しか許していないのは、成人した人なら自己を律することができるという仮定なのだ。そういった意味では飲酒運転をする輩は精神的に成人していないことになる。
飲酒そのものはなんら否定しないし、飲酒が憩いであったりストレス発散等であるのも充分理解できるし、楽しく飲むのは結構なことだと思う。だからこそ飲酒運転は絶対にしてはいけないのだ。