前の事務的トラブルに続いて技術的トラブルの話。
これの特徴は以下のページに詳細に書かれている。
http://www.jcom.co.jp/service/tv/smart/?sc_pid=newtop_service_tvsmart
まともに動作すればとっても便利な機能だ。
従来STBを視聴する部屋ごとに設置しなければいけなかったのがWifiを通じてタブレットで視聴できるのありがたい。
何しろうちにはデジタル対応TVは一台しかないのだ(^_^;)
居間にこのSmart J:COM BOXを置いて、2Fの自室ではタブレット視聴(録画も見られる)。ハッピー!
となるはずだった。
技術的にはSmart J:COM BOXに接続されたWifi内蔵のケーブルモデムにDLNA機能を持つタブレットで視聴すると言うもの。
そのためタブレットにはDLNA機能を持つアプリが必要となる。
DLNAについては、http://allabout.co.jp/gm/gc/51191/
さて、問題のトラブルは以下のとおり。
・専用アプリを起動しても「STBに接続できない」事態が頻発。STB・ケーブルモデムの前でも同様の状態になるのでWifiとは無関係。
・視聴途中でSTBと切断されるケースがしばしば。
・「よくある質問」の該当項目を実施しても改善されない。そもそもそんなにリブートさせるのはおかしくないか?
・視聴画面を静止画でキャプチャ(壁紙に使おうと思った)するとキャプチャに警告画面(自己使用以外は著作権に触れる可能が
あるよ)が出て視聴が強制終了。
さらにタブレット側で写真などをクラウドに自動保存の設定がされていてバックグランドでそれが動作しているとキャプチャ後も
視聴中に警告画面が出て視聴が強制終了される。
どうも同様の事態はこれが登場してから(昨年春)起こっているようで、インターネットのあちこちにこれらの情報があるが、どれもトラブルの報告ばかりで明確な解決方法は出ていないようだ。
それらの情報をまとめてみると著作権保護のため、STB-ケーブルモデム-タブレットの三者間で厳密なキー(?)がやりとりされていて少しでも問題があると接続拒否をするようになっている。一度拒否すると一定時間(分単位でなく時間単位みたい)拒否し続ける。こんな仕組みになっているのではないかと推測される。「よくある質問」の該当項目でキャッシュの削除、すべての機器のリセット(リブート)を指示しているのはこの仕組みのせいかと思われる。そうなるとシステムの設計そのものに問題があるわけでユーザー側で多少何かをしても改善しないのはあたりまえだと思う。
もちろん著作権保護の仕組みは重要であるのはわかる。しかし操作性をここまで犠牲にしては本末転倒であろう。
この仕組みは1年以上も前に公開しているのだからこういったトラブル事例は相当数出ているはずだ。公開して以来システムのアップデートが行われた形跡がない。一体JCOMはどう考えているのだろう?