ケッタとポルシェを同時に楽しむ方法

最近、休みになっても自転車に時間かけることが多くなって、ますますポルシェに乗る機会が減っている。

これではいかん！ということで、貴重な休日にポルシェもケッタも両方楽しむ方法というのを実行することに。

まあ要するに、ポルでケッタマシーンを運んでいって、着いた先でケッタに乗ればいいじゃないかと気がついたわけ。

とはいえ、クルマで自転車を運ぶとなると定番のサイクルキャリアだけど、いちおう我が家にはオーパ用のTHULEのがある。
でもこのキャリアを乗せるルーフレールが問題。９１１用にはポルシェ純正のがあったらしいんだけど、そんなの当然持っていない。
オーパ用の照造（TERZO)は、雨どいが付いた９１１のルーフには合いそうもないし、せっかくのキャリアもポルへの流用は無理みたい。

で、今日仕事中にふと思いついたんだけど（仕事しろ）、前後輪はずしてバラした状態ならリアのスペースになんとか乗るんじゃないか？

週末の定時帰りデイを活用して、急いで家に戻ってさっそく積めそうか試してみる。
いきなり完成車を突っ込むのはマズイので、ガレージに飾ってあるラレーのフレームを使って、助手席ドアからの出し入れや収まり具合をチェックして、ホイールとサドルも外せば何とか収まりそうだと判断した。

さてこれからが大あわて。とりあえず行き先は決めた（まだ秘密）。
登りがきつい場所なので、エンジンが激弱い当方としてはギアレシオがつらい。
車体は一番軽いクラインとも思ったけど、このあいだ矢作ダムに行くのに使ったばかりなので、今回はチネリ・ウニカを出動させることに。
ちなみにクラインとウニカの体重測定をしたら、クライン８．４ｋｇ、ウニカ１０．０ｋｇ（ともにペダル・サイコン・ボトルケージ含む）だった。ウニカけっこう重い．．．

ウニカだったらボトムはイタリアンなので、ブートレッグのコンパクトクランクが移植できる（ＢＢから交換しなきゃダメだけど）。いそいで２台のチェーンを切りクランクを外す。ブートレッグのＢＢは問題なく外せたけど、ウニカの７７デュラ右ワンがどうにもこうにも固くてゆるまず、挙げ句のはてロックリングの溝が削れ出す始末。
仕方ないのでＢＢ分解は断念。泣きながらブートレッグとウニカのクランク周りを元通りに復旧させる。
（ただ、このついでにウニカのクランクは外してもって行くことにした。車内に積むにはギアの刃先は危険）


クランクやペダルを分解していたときに、いきおい余ってギアの歯で負傷．．．

さてフレームを出来るだけ裸にして、さっそく積み込み開始。

なんとかリアシートに収まった。ダンボールや新聞でキズや油汚れを防止。


ぎりぎりだけどダンボールやプチプチマットでキズ防止すれば大丈夫そう。


これで積み込み完了。ガソリン入れついでにガタつかないか確かめたけど、コーナーを攻めたりしなきゃ問題なし。後方視界のジャマにもならない。
自転車ってホイール取るとけっこうコンパクト。


はずしたパーツは袋詰めして現地で組み立て。チェーンはワンタッチ式のリンクでつなげるし、いちおう整備用スタンドも持っていく。

クランクのインナーだけは３９から３８に交換。わずか１歯でも登りに向けて対策を。
ちなみにフリーは１４－２５と軽めなのでこのまま。

さあ今夜は早く寝よう。明日は坂道と温泉がポルとオレを待ってるぜ！