赤ガエルのボンヤリ日記

クルマもカレラ、自転車もカレラ、
すべて前世紀生まれの乗り物を愛する、クルマバカオヤジの中身うすーい日記です。

エアコンが効かねえ・・・

2005-07-13 22:50:38 | ポルシェいじり(内装編)
久方ぶりのポルシェネタ。

 最近のモデルではどうか知らないが、古いポルシェではエアコンは鬼門のようだ。(試しに「ポルシェ エアコン」でググってみてください)
同年代のオーナーが夏場に顔を合わせると、
「エアコン効きますか?」
が挨拶代わり。でもうちの964なんぞはまだマシだともいわれる。もうひとつ前の930(注)なんぞ、そもそもエアコンじゃなくてクーラーだし、以前読んだくるまにあの記事によると、ダイアナの店長あたりは930売るときはちゃんとあらかじめ「効きませんよ」と断言しているという。

(注:964のいっこまえのモデルをどう呼ぶか?雑誌では930だけどこれは本来ターボのみの呼び名であってNAの場合はうんぬんかんぬん・・・といううんちく話は当方も承知している。けど、ビッグバンパーっていうのもめんどくさいし911っていうと他のモデルとも混同しそうだから、安直に930としときます。厳格な方、とりあえず突っ込まんどいて下さい)

 さて、うちの964は2年前の8月末に我が家にやってきた。そのころはA/Cスイッチを入れるととりあえず涼しい風がちょろちょろとは出たのだが、じき秋になってしまい走るのももっぱら夜ということでそれほど支障なく過ぎた。
 翌年(04年)になり、初夏を迎えてA/Cを使おうとしたらすでにまったく冷風が出ない。リアゲートを開けてチェックしてみるとスイッチONでもコンプレッサーが回っていない=完全ガス抜け状態。夏に向けてこれじゃあんまりなので、他のメンテ(タペット調整など)も合わせて名古屋のショップに持ち込んだ。そのとき92年までの旧フロンR12のままでいくか新しい代替フロンR134aに替えるかが問題になったのだが、長く乗っていくつもりもあるので思い切って代替フロンにレトロフィットした。この決断は一方でメリットを、他方ではデメリットをもたらした。
 よかったことと言えば、旧フロンR12は値段が上がっていて将来の確保もあやしくなってきているので、代替フロンにしておけば今後も安心だし安く上がる。悪かった点を挙げたら、R12に比べて若干冷えが弱くなった?ことと、漏れを悪化させた可能性があることか?実際、レトロフィットして新冷媒を入れて試運転してみたら、ホースからかなりはっきりと漏れるようになってしまった(代替フロンはR12より圧が高くなる)。シール剤をホースに塗りたくったりして手当てはしてもらったのだが漏れは止まらず、とりあえず抜けたら補充するという方針で様子を見ることにした。その時点では修理前とは見違えるような冷え方で、真夏の炎天下だとさすがにちょっとキツイものの、一応快適に夏を乗り切ることができた。

 さて、今年も夏がやってきた。春頃からちょくちょくA/Cを使い出したのだが予想に反して?まだガスは残っているらしくちゃんと冷風が出る。まだこれならいけるかな、と思ったのもつかの間、本格的な夏がきて温度が上がるとまったく冷房が追いつかない。晴れた日中なんぞはいくら最強にしてもちっとも冷えてくれず、日が暮れて涼しくなってくると徐々に冷房が効き出すありさま。
「暑いときは効かず、涼しいときだけ冷える」
というエアコンにあるまじき状態になってしまった。(30度ぐらいが境目)

 そもそも10年くらいでゴムホースが漏れ漏れになってしまうというのがユーザーをナメているぞ。930の途中でコンプレッサーを欧州物からデンソーに替えて、効きや耐久性がずいぶん改善したという。964もデンソーのコンプレッサーを使っているので、こっちの故障はあまり心配しなくていいのだが、だったらホースも日本製にすりゃいいだろ?このホースは丸出ダメ男だと定評あるしエバポも漏れやすいという評判。どうせコンプレッサ輸入するなら他の部品もごそっとデンソーなりサンデンなりにしてくれりゃーこんな苦労しなくて済むんだけどなあ。
 ホース交換すると10万オーバーかかるうえ、替えてもいずれまた漏れるでしょうという代物なので交換の決心がなかなかつかない。とりあえずこの夏はガス補充で乗り切るつもりだけど、一体どうしたもんだろう?名古屋の別のショップではゴムホースをアルミパイプに総とっかえするところもあるのだが、資金(15万くらい)を作ってこちらにしたほうが長い目で見たらいいかも知れない。

なにはともあれガス入れに行こう・・・

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