リアルクロコ(実用)

眠い朝でもクロコで元気!

ツートンカラーのクロコトート&柔らか長財布(両面ホック)

2014-07-28 23:50:30 | Weblog
何ヶ月も前に受注したツートンカラーのクロコのトートをようやく裁断


ぐずぐずしていたのは、お客様のご希望通りのサイズにすると、ワニのサイズギリギリなので、足部分にたわみが出てしまうから。バッグの底がぽっこりしてしまうのでは、と嫌な予感。


長らく悩んだ末、クロコのしわの部分を強引に縮ませるようにして牛革に貼り付けて平らにする。


案ずるより産むが易しで、別にゆがみも出ずに仕上がった。



オーストリッチの柔らか長財布。芯まで革なのでちょっとくったりしている。


カード段が12枚分あり、とても見つけやすい。


ファスナーなしで両面ホックなのが特徴


このように、小銭ポケットが広く、大変使いやすい。


チェスナットの他にこんな色がある。



変則オーダーのクロコバッグ&B5シンプルショルダー

2014-07-16 03:56:46 | Weblog
まず昨日の話の続きなのだが、ラウラさんには2歳のお子さんがおり、海外出張が続くのは大変だと言いながら、スイミングスクールの動画を見せてくれた。私はイタリア語も英語もできないので焦ったのだが、幸いラウラさんがフランス語が話せたので意思の疎通ができた。日本ではかなり高級なところと商談が成立しているようなので、当店では邪魔はしないつもり。

これは、当店ならではのフルオーダーのバッグ。以前私が作ったバッグを目に留めたお客様が他店で仕入れた革を持ち込んで注文された。タイトルに「変則」とあるのは、他のメーカーが自社で使うためにわざわざ仕入れた特殊加工の特大ワニを、例のバッグに使えそうだからとお客様ご自身が目ざとく見つけ、社長の留守に強引に買い付けて当店に持ち込まれたから。クロコ好きもここまで来ると立派です。


ハンドルに金具を付けて倒せるようにしたり、ファスナーを下まで伸ばしたり、ポケットをつけたりと、独自のデザイン変更がある。裏地はゴールドの牛革。岩田さん作。


これもオリジナルの薄型ショルダー。週刊誌サイズ。反対側にファスナーポケットがある。


黒と茶の2点。フルポイント。


幅広のニシキヘビで作った大型ボストン。岩田さん製。

ラウラさんが来た

2014-07-15 06:51:40 | Weblog
イタリアの高級爬虫類メーカーの「ジャン・クロード」が代替わりして「ゴレリ」になったことは前に書いたが、その現オーナーのラウラさんがひょっこり当店にやってきた。
何度もメールをもらっていたのに気付かなかった。


今回のコレクションのテーマは「3D」。これはごく一部で、他にもいろいろある。
ジャンクロードは従来クラシックなイメージがあったが、今や最先端のスタイリッシュな方向に舵を切ったのがはっきりわかる。


中の構造が機能的なパイソンバッグ。面白い顔をしている。




今期のカタログの表紙を飾るのはこのバッグ。仕入れたかったが、突然で資金が足らず諦めた。






立食パーティーやバイキングに便利なポシェットだけを選ぶ。マチが広くて使いやすい、


これは従来型のモデルを新鮮な配色のマルチカラーにしたもの。


運動着で残念だが、サイズがわかるように撮影した。