リアルクロコ(実用)

眠い朝でもクロコで元気!

時間の無駄?

2008-08-31 00:47:05 | Weblog
寝不足なので、どこでやり直すかなかなか決心が付かない。「まあいいや」「これではほどくことになりそうだ」「何とかなるんじゃあないか」「やっぱり駄目だ」で結局出直しに・・・
岩田さんの実演を見て感じたのは、プロとアマの最大の違いは、失敗したら躊躇せずにほどくということだ。無理に続行しても問屋さんの検品に引っかかるに決まっているので仕上がる前にほどいた方が時間の節約になる。
こうしてほどくことによって、私も一段上のレベルに移行しているのだ、ということにしておこう・・・
このお客様は銀座のど真ん中にお住まいなので、できることなら銀座で買ったように見えるようにしたいものだが、今日は眠くてもう駄目だ。

オーダーのツギハギずだ袋(2)

2008-08-29 03:29:44 | Weblog
またしても手作り丸出しで申し訳ありません・・・とりあえず丈夫に出来上がったツギハギのずだ袋。果たしてお使いいただけるであろうか?次は同じ形を緑で作らねばならない。
定休日なのでユーアンドアイに修理のバッグを届けにいく。岩田さんは昨日のバッグの裏地交換の真っ最中だった。作業台の上には体重計が・・・昨日納品された状態ではちょうど一キロだったそうだ。明後日には他の品物と一緒に届く予定。

もう一息

2008-08-28 03:35:50 | Weblog
パッチワークのショッピングバッグを仕上げるつもりだったが、周囲をくるむテープを裁断したり漉いたり接いだりしているうちにこんな時間になってしまった。
オルファカッターの刃をぜいたくに取り替えながらやったので、接ぎは職人さん並にきれいにできたと思う。スピードは比べ物にならないが、できてしまえば所要時間は見えないから関係ない。
後ろに見えるのはエスアールシマダ製のマネークリップ。ワニとセンザンコウが2500円、その他(カメ、パイソン、カロング、コブラ、リザード、アザラシ、ボア)が2000円。紙幣以外にも伝票や郵便物を挟んでおくと楽しいですよ。

ユーアンドアイからはワニの新型ビジネスバッグが納品されたが、裏地の牛革がお客様の要望より大分重かったので、裏地を全面的に交換してもらうことにした。自分用に作ってもらったものなら「あら素敵。ありがとう」ですむが、「店頭にこれがあったら買うかどうか」を基準にすると、いくら頼みにくくても作り直してもらうしかない。何しろ一年間お待たせしているのだ・・・・

オーダーのツギハギずだ袋

2008-08-27 04:23:48 | Weblog
ピンクのワニバッグのお客様が「どうせ旅行に間に合わないからゆっくりでいいですよ」と言って下さったので、お言葉に甘えて他のお客様の品物の仕上げにかかる。今夜仕上がるかと思ったが、裏地にポケットなどつけているうちにこんな時間になってしまった。雑になるとせっかくのいいお買い物が無駄使いになってしまうので、明日に持ち越すことにする。明日は(もう今日だが)ユーアンドアイの納品だ。

新型ずだ袋

2008-08-26 02:43:05 | Weblog
「裏もポケットも何もいらないからオーストリッチで大きい袋を作ってよ」というお客様が前々から多いので、「ほんとかいな」と作ってみました。これはスーパーの袋の底の両端を開放したもので、その分たくさん入り、しかも大きなAラインでメタボ気味のお腹やお尻が隠れるという優れもの。

ぜいぜい

2008-08-25 03:11:05 | Weblog
昨日作ったオーストリッチのサンプルをお客様に宅配便で送り、一昨日型紙を間違えたヘビのサンプルを仕上げる。寝不足だが、節約の気持ちで飲んだインスタントコーヒーが意外に強力でぱっちり目が覚めた。革が硬くて針目が飛ぶのでミシンはあきらめ、手縫いでかがる。またしても、わざとではないのに「わざとらしさのない手作り感」をかもし出してしまった。
オリンピックのせいで売れゆきが悪いなあと思いつつ縫ったり磨いたりしていたら、夜中の11時半に一気にバッグ5個のお買い上げ。ありがたいことだ。

修正版の試作

2008-08-24 04:23:56 | Weblog
オーダーのクロコのショルダーの修正版をオーストで試作する。先日の青いヘビのバージョンが長すぎたので、3センチカットした。肩紐も太すぎたので細くカット。他にも作らねばならないものがたくさんあるが、なにしろ手が遅いので次へ進めない。せめて岩田さんの5分の一の速さがあればいいのだが・・・
ファスナーもゴールドのメタルを取り寄せなければならないし、裏貼りの革もこれが柔らかすぎたら他のものでまた試作しなければならなくなるかもしれない。ちなみに代金は革代だけで、加工賃は修行中につき無料になっている。

作り直し

2008-08-23 04:53:32 | Weblog
今夜完成する予定だったオーダーの横長ショルダーが寸法違いだということが判明し、作り直し決定。古い言葉だが、がちょーんという感嘆詞が頭の中を駆け巡る。
気を取り直して最初から型紙を引きなおし、硬いヘビにスエードを貼り、ファスナーを作り、組み立てを試みる。4時頃セコムさんからいつものように電話。「朝までお仕事されますか」「はい、かかりそうです・・・」しかし新しいマチの型紙の寸法も間違えてしまったことが判明。ここらであきらめて帰ります。明日再出発します。

試作品のテスト→本番

2008-08-22 02:18:13 | Weblog
一昨日作った試作品のバッグを試用しながら浅草の革屋さんと堀切のユーアンドアイに行く。小さく見えるが新聞やA5サイズの帳面その他が入り、かなり便利だ。行く先々で可愛いと褒められたのでほっとする。
店に帰ってからピンクのワニで本番にとりかかる。裏はお客様のこだわりの赤いスエードだ。私は「ピンクと赤じゃ合わないですよ」と反対したのだが、作りはじめてみると赤い革はやはりゴージャスで気分がいい。今夜はここまでで切り上げ、明日余裕を持って完成する予定。

「売れているかね?」

2008-08-21 04:29:08 | Weblog
このところ下手なバッグ作りに夢中で販売が手抜きになっていたところ、久しぶりにアドルフ社長からの電話で「私のバッグは売れているかね?」と・・・
フランス製のバッグは日本製よりかなり高いので、お客様はどうしてもお手頃価格の日本製に手を伸ばしがちだ。一昨日偵察に行った銀座の大きな爬虫類専門店でも、フランス製は仕入れが高いので今はほとんどイタリアばかりだと言っていた。きちんと売るにはバッグのお手入れと展示の工夫と広報活動が欠かせない。
しかし、店内は買いすぎた革で溢れかえり、床には夜通しちらかした糸くずや、端革、型紙の断片が・・・「やはり場所代が高くても有名店のほうが良かった」と言われないように頑張ろう。写真は「ヴァレリー」のリザードバージョン。