リアルクロコ(実用)

眠い朝でもクロコで元気!

クロコと型押しの手帳カバー

2010-12-27 01:40:23 | Weblog
当店のお客様がお使いになっていただけあって、とても良くできた型押しのノートカバーと、それを本物のクロコでコピーした品物。


どちらが本物かわかっていただけるだろうか?
年内にご来店された正解の方に、エキゾチックレザーの携帯ストラップを差し上げます。
ヒントはウロコのエッジの鋭さと、滑らかさ、エッジに囲まれた凹面の光の凝縮です。

某国のバッグの修理

2010-12-25 01:22:10 | Weblog


修理で持ち込まれた、他業者のバッグ。部品の特徴からして某国で製造したものだと思われる。外側は本物のクロコで、色もきれいだし縫製も上手なのに裏地が合皮でぼろぼろはがれて残念な状態に。はがれていない部分は上質の革のように見えるところが恐ろしい。
外側のクロコが15万円もするのに中の牛革で数千円ケチってもしょうがないのだが、実際に作る人が受け取るのはごくわずかなので、この数千円が赤字と黒字の境界線なのかもしれない。
日本ではこの手の合皮は裏地に使わなくなっているし、某国でも、もしかしたらもう廃止されている可能性もある。だがその国の方々も「日本製なら安心だから」と買いに来ているのが現状だ。

クロコのライター

2010-12-24 02:39:59 | Weblog

煙草は吸わないが、ミシン糸を溶かすのに便利な100円ライター。去年六本木ヒルズで買ったカバーを真似てクロコで作ってみた。1900円。赤青白各一個づつ。背景は若い頃の周恩来。ウィキペディアにはもっといい写真がある。フランスに留学していた頃、「死せる豚」と世界にさげすまれていた当時の中国を立ち直らせるためなら喜んで他人の靴の裏を舐めようと言ったそうだ。アジア共通の偉人として筆箱に写真を貼っている。穏健派として知られ、日中友好にも大きく貢献した周首相だが、彼が尖閣のごたごたやノーベル平和賞の一件を見たら何と言うか、ちょいと聞いて見たいものだ。

先日のブログに書いたメンズの部品は、宛名の不備でフランスに送り返されたことがわかった。しかも船便なので日にちがかかりすぎる。届く前に新しいものを作って送ってくれることになった。

部品が来ない

2010-12-19 02:17:12 | Weblog

オーダーのクロコバッグは何とか完成したが、じつは中敷がまだ。お客様が明日ご来店予定なので営業前に作ろう。しっかりさせすぎると重くなるので、寝ながら厚みを考えよう。
ピンクのモラレスパイソンのショルダーは岩田さん作。裏地はベージュの牛革。下はピンクのクロコとカーキのヘビのコンビのバッグ。なかいちさんに作ってもらった。

ただいまの悩みは、お高いアドルフの大型メンズの修理部品が届かないこと。パリに電話したら、11月26日に発送している。新宿北局に問い合わせて行方がわからなかったら新しいものを送るということだった。明日は日曜だが、問い合わせはOKなのか?

黒クロコ前ポケ横長バッグ

2010-12-17 03:10:27 | Weblog
ふう・・・
予定の半分しかできなかったが、心配していた手紐や前ポケットの取り付けなどを無事にクリアしたので、そこそこ満足だ。金具を止めるカシメが一個しかなかったので、明日(すでに今日だが)買いに行かなければ。

ユーアンドアイからクロコやパイソンの大きめショルダーが入荷する。同時に出来上がると思っていたクロコの手提げは、革が小さすぎて型紙が入らないということがわかったので、小型ショルダーに変更する。ここまで書いて、あっ写真を複数枚掲載できるのだったと思い出したが、早く帰って寝たいので、ショルダーの写真は明日撮影します。

黒のオーダーバッグ

2010-12-16 02:57:35 | Weblog


過去にお買い上げいただいた赤いクロコバッグが使いやすく、同じ形で黒をご注文いただいたもの。20代のおしゃれなお客様だ。作り方を忘れているので、写真を見ながら細部を確認する。
18日か19日にお引渡ししなければならない。明日の定休日に7分どおり仕上げ、金曜日に完成の予定。革屋さんから「明日おいでよ。いろいろ見せるものがあるから」と言われたが、きっぱり断った。

クロコの十字架ストラップ

2010-12-15 04:15:23 | Weblog

クリスマスが近づいてきたので、クロコで十字架のストラップを作ってみた。これは死刑執行の道具なので、今流行のスカルと同様、不吉さが逆にお守りになるという効果が期待できるかもしれない。クロスの上の変形四角形は、次々と降り注いでくる災いを表現した、といえば聞こえはいいが、クロスを切り出したときの断片を並べたもの。

写真を複数枚同時に掲載できそうなシステムが編集ページについているのに気付いたので、試しに入荷したばかりの35センチのバーキンタイプを入れてみる。写真ではわかりにくいが、夢見るような夜空の青で、とてもきれいです。

相対的高速プロダクション

2010-12-13 04:16:45 | Weblog
ふう・・・・・
レベルの低い話で申し訳ないが、よそがうちより遅いという話には、やはり慰められる。
昨日ヘビのブックカバーをお渡ししたお客様に「ここは早くてきれいだからいいよね」と思いがけないお言葉をいただき、感激いたしました。このところ、「どうせ私は・・・」とちょっといじけていたが、気を取り直して一年近く前からちびちび作っていた大型バッグの仕上げにかかる。この後、急いで別のプレゼント用のクロコバッグを作らねばならない。どちらも10個以上お買い上げいただいている大事なお得意様だ。

ペンギンバッグの入荷

2010-12-11 02:55:20 | Weblog
なかいちさんにまた作ってもらったペンギンバッグ。6個入荷したのだが、うち3個はハンドルの取り付け部分に芯のアタリが出ていたので修理に戻し、他3個を引き取った。写真の黒クロコは、口金のしまりが悪いので直してもらうことにした。
一つのモデルの仕様が確定するまでには様々な試行錯誤がある。今店頭にあり、販売できるのは、写真のアザラシと、薄ピンククロコとニシキヘビのコンビ、ブルージーンのクロコ、黒クロコとカーキパイソンのコンビ。
今回の不具合は、ハンドルの取り付け方を前回と少しだけ換えたためと、金具のパイプを微妙に太くて軽いアルミに換えたため。高い革を使うので、少しの変更でも試作してもらった方がいい。その分工賃が高くなっても仕方がない。

オーダーのラブリーバッグ

2010-12-10 02:00:49 | Weblog
パソコンの使えない環境のお客様が「カタログを送ってください」と注文された。カタログはないので「マイピクチャ」に撮り貯めた写真を印刷している。途中でインクのカートリッジ代を節約するために詰め替え式インクを買って使ったら、「修理サービスに連絡してください」という表示が・・・・年末で日にちがかかるというので、結局上位機種に買い換えることになった。今ようやく使えるようになったところ。それにしてもインクのカートリッジは高すぎる。

写真はお客様が持ってきて下さった銀座かねまつのバッグを参考にしたもの。「クロコで丸っこくて可愛いのがなかなかなくて・・・」と、オーダーされた。岩田さん作。
この革でオーダーされた別のお客様のリボンバッグもほとんど出来ているのだが、裏地の取り付けがまだだ。リボンを通す穴をどう処理すればきれいになるか、ぼんやりと考え中です。申し訳ありません。今のところリボンバッグをお使いのお客様方から「穴が開けっ放しじゃない」というご指摘はない。周囲を縫うべきだろうか?穴を開けてから縫うか?縫ってから開けるのか?今度岩田さんに聞いてきます。