アドルフのクロコショルダー＆端革バケツバッグ

売り切れていたミッシェル・アドルフのショルダーバッグが入荷した。

マチなしだが、A4の入る面積があるし、前後に大きなポケットがついているので結構入る。私の服装が悪くて申し訳ないが、当店のお客様が持てば大変上品でおしゃれな感じになるはず。
これは私が作った端革のバケツ型バッグ。ポケットの無い簡単な形だが、ワニを沢山使っているし、爬虫類の端革バッグに珍しく流行の配色なので５万円。

後ろに見えているのは入荷したばかりのバーキンタイプ２５cm。岩田さんよりさらに先輩のこだわり職人斉藤さんの作。模様合わせのためにナイルクロコを３匹使用している。

アドルフバッグの補充＆クロスストラップの改良

今月初めに来たと思ったらすぐに売れたバッグのお替りがパリから到着した。また一本限りなので早い者勝ちです。何でもなさそうで模様がきれいに揃っており、金具も黒でそろえてある。きちんと感とカジュアル感、おしゃれ感とさりげなさが適度にミックスされた、イヤミの無い上品な品物。帯のハンドステッチが可愛い。同席する人たちがどんなバッグを持っていてもしっくりと馴染むはず。


先日の端革で作ったクロスストラップ。

だんだん穴の大きさやリングの太さ、穴を開ける位置などが改良されてきた。リングを細いものに変えたらスムーズに揺れるのでなかなか可愛い。


以前の太いリングで動きの悪い品物は、無料でリング交換します。

ファスナー小銭入れ

ユーアンドアイに革を預けて頼んでいたシャークやボアコンストリクター、テジュー、オーストリッチ、クロコのファスナー小銭入れが出来てきた。小銭の他にお札が20枚以上入り、カードや名刺やカギも入るので本当に便利だ。私は茶のボアコンストリクターの大きい財布を使っているのでお揃いの小銭入れを一個自分用にしようか販売しようかと迷っているところ。この革の定期入れや横長ポーチもある（写真左奥）。

扇子入れとペンケース＆DSKの辞任

浅草橋で偶然扇屋さんの前を通りかかったので、節電のために何本か扇子を買い、ケースを作った。ついでに同じ構造でペンケースも作った。

下に敷き詰めた白いものは、1人総合商社の秋山さんがくれたワニの端革。秋山さんは「みんながやめちゃったので東京で一番大きいパッチ屋になっちゃったよ」という。「東京で一番ということは、日本一ということですか」「まあそうですね」
ふーん。ただのお腹の出たうわさ話の好きなおじさんかと思っていたが、というか、仕事が出来る事と、お腹が出てうわさ話が好きなことは全く矛盾しない。パッチワークの配色も、あちこちで目に入るものすべてを参考に研究しているらしい。

ドミニク・ストロス・カーンは保釈が認められないのでIMFの専務理事を辞任した。すると、逆に監禁しておく必要がなくなったのか、保釈が検討されているらしい。現在代理を務めているのがアメリカ人だというところがなんだか出来すぎのような気がする。

シャークとヘビのブックカバー＆DSKの災難。

産地の気仙沼が壊滅したので突然貴重品になったシャークの文庫本カバー。1人総合商社の秋山さんからの又聞きによれば、加工業の方は、最初の波が50センチしかなかったので工場へ書類を取りに戻り、2度目の10メートルの津波に流されてしまったそうだ。向こう3年間はシャークが手に入りにくいと言われている。

オーダーのリングマークトカゲのA５サイズバインダー。ついでに焦げ茶のマットワニでも作ってもらった。

フランスのニュースはIMF専務理事のドミニク・ストロス・カーンの収監で持ちきりだ。大統領選の最有力候補、しかも社会党員が強姦未遂容疑というのは出来過ぎだが、真相がわかる頃には予備選が終わっているのでは。無実を訴えて法廷で発言しようとしたが弁護士に止められたDSK氏。2日で10キロ以上痩せて20歳ほど年をとったように見える。

ヘビ革の煙草入れ

前日に裁断とコバ塗りを終わらせていたので縫製だけやればいいのに、なぜか一晩中かかってしまう。大小二種類の手巻きタバコのケース。ヘビの裏貼りの牛革が厚すぎたので、ぼってりしてしまい、お客様の反応が心配だ。パッケージの表にはちゃんと発がん性のご注意が印刷してある。吸っている人は怖くないのだろうか？

ファスナーなしの長財布

3月11日の営業日誌に書いたリザードの煙草入れが好評で、サイズを変えて4個追加注文が出ている。試作をかねて同じ構造の長財布を作った。ボアコンストリクターの革の中から自分用に干からびたものを選んだが、使い始めるとすぐに光ってきた。

この形の特徴は、小銭入れにファスナーが付いていないのに、逆さにしても振っても小銭がこぼれないこと、マチが広く開いて小銭が取りやすいことだ。
肝心のオーダーの4個は、ヘビを粗立ちして牛革の芯に接着したところ。日曜日に仕上げるつもり。

アドルフの大型ショルダーその他

昨日入荷した10段のカード入れ。マットクロコとツヤワニの黒が一個ずつとオーストが4色。


先日のアドルフバッグがすぐにまた売れてしまったので、お替りに好評のショルダーバッグが送られてきた。この品物は日本で4個目になる。

サイズはこんな感じ。


これは岩田さんの作ったオーストリッチのセミショルダー。昨年六本木で買ったバッグのパクリ。幅50センチととても大きく、機内持ち込みに最適と思われる。裏地は流行のポピー色の牛革。このほかに茶色がある。


これは私が端革処理で作ったヘビのバッグ。ダイヤモンドパイソンとボア・コンストリクターとアナコンダの三種混合。


最新号の週刊朝日によれば、ビンラディンが娘の前で射殺されたのは、父親なら泣き叫ぶので本人かどうか確認できるからだそうだ。もっと詳しいことが知りたいが、一昨日からフランスの国営テレビの映像がインターネットで見られなくなっている。日本のテレビではどのように報道しているのだろうか？

付録的バッグ

例によって母の日セール用に頼んでいたバッグは昨日ようやく届き、カラフルな新型財布は出来ているが持ってくるのを忘れたという。父の日はもっと早めに準備しよう。
写真はだいぶ前に買った手染めの水へビ。ミラ・ショーンが使っていたものだという。柄が良く見えるように、雑誌の付録にあるようなシンプルな形にした。複雑に重なり合った形でもゴージャスでいいかも知れない。もしくは小物か。

ビンラディンの件は、初めから水葬を予定していたのだという。フランスの国営テレビによれば、米軍は何ヶ月も前に隠れ家と同じ構造の家を建て、一つ一つの動きが素早く確実に出来るまで徹底的に訓練を重ねたのだそうだ。
精鋭部隊の基地を訪れたオバマ大統領の演説を聴いている兵士たちの表情が浮かないのが気になった。特に、「我々は敵の首を切った」うんぬんのくだりでは目をそらしたり、鼻の頭をなでたり・・・・このあたりから襲撃の映像が流出したりしないものだろうか？

キーホルダーの補充＆ストラップの進化

表に出しているリング式のキーホルダーはちょっと油断するとすぐに明るい色がなくなってしまうので、焦って端革をかき集めて補充した。
ホック式のものは、実はまだ中の金具を取り付けていない。手持ちがシルバーなので、連休が明けてから金具屋さんでアンティックや黒ニッケルを買うつもり。

携帯ストラップも補充する。クロスのストラップは、始めは無機的に90度角で静謐な感じにしようと思い、抜き型まで作ったが、小さすぎて型からはずすのがタイヘンなので、手裁ちに戻り、フリーハンドの良さを生かして力強い感じに変更した。

写真のものの他に、従来型の帯状のものも作った。今回は粒を入れた青や緑のオーストリッチも入れてみた。

キーホルダーと関係ないが、生き残ったビンラディンの娘が、父親は生け捕りにされてから殺されたと言っているという。その真偽はともかく、フランスの国営テレビによれば兵士のヘルメットに取り付けられたカメラが25分間作動しなかったというのがとても怪しい。米国の議会は遺体の写真を公開するよう要求したが、オバマ大統領は拒否したという。