リアルクロコ(実用)

眠い朝でもクロコで元気!

定休日:艶ワニを探して

2007-01-30 00:29:38 | Weblog
今月18日に東京レザーフェアで見つけた革屋さんでカラフルな艶ワニの在庫を見せてもらう。見ると全部欲しくなるが、貧乏な店なのでとりあえず水色、薄緑、黄色系ベージュ、赤の4色を買った。堀切のユーアンドアイで、預けてあったピンクやボルドー、茶色、青のワニと一緒に尻尾と頭を切り離し、ボンベ加工に出す準備をする。大きさに合わせてバッグの形を決め、岩田さんに説明。2階で夕食をご馳走になってから柳さんに他のオーダーの説明をする。合間にキーホルダーの仕様変更をワニで実験してくれた。だが今日出来上がったものはない。待ち遠しいが、まずは仕様を間違えないように、取り掛かったものに集中することにしよう。

お宝

2007-01-28 20:16:04 | Weblog
今朝の教育テレビの「課外授業」で、古美術鑑定士の中島誠之助先生が子供たちに10個200万円の湯呑を見せ、由来を説明したうえで、子供たちに「家から自分の宝物を持ってくるように」と宿題を出した。一人の女の子が「何もない」と悩んだ末に提出したのはミヒャエル・エンデの「モモ」。出版社の人たちが見たらどんなに感激しただろうかと胸が熱くなった。当店でも職人さんやメーカーの人たちと力を合わせて、一人ひとりのお客様にとって心から「お宝」と感じていただけるバッグや小物を作りたいものだ、と強く感じたひとコマでした。

岩田さん実演:クジラのショルダー

2007-01-27 22:48:53 | Weblog
昨年の4月にお受けしたオーダーのクジラバッグの作成をついに実行する。基になったエスアールシマダ製のクジラのダブルファスナーのセカンドバッグを少し拡大し、2本のファスナーの間にマチをつけるだけの予定だったのだが、構造的に無理があったのか、シマダさん側では放置されてしまった。ユーアンドアイで「この形なら前にやった」というので革を持ち込んだが、順番が回ってこない。類似の定番商品にデザイン変更することにしてシマダさんに革を戻す。だが職人さんの手がなかなか空かない。結局は例によって頼みの綱の岩田さんに型紙から起こしてもらうことになった。
FAXや電話で何度も仕様を修正し確認し合ったが、クジラの革が一本分しかないので今日は牛革で試作をする。荷物を入れたときのゆがみを見るために裏地もきちんとつけた。写真を見ると、「ハンドルを持ち上げると両脇は垂れ下がるのではないか」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。。。。

新作の財布(2)

2007-01-21 20:22:35 | Weblog
18日のブログに書いた新作の財布の小銭入れのマチが狭すぎてお金がこぼれ落ちてしまうことがお客様のご指摘でわかった。ちょうど柳社長がバッグや長財布の納品に来たので欠陥の説明をし、作り直しを頼む。明らかな構造欠陥なので、すんなりOKしてくれ、まずオーストリッチで一個だけ試作品を作ることになった。ついでにかぶせの裏を同素材にし、一部芯が見えているところも隠してくれるように頼む。他にもいろいろオーダーの注文を伝え、仕様の説明をした。すべてスピーディーに実行できれば今頃はお互いどんなに繁栄していたことであろうか。明日は定休日。昨日のウエストポーチが完成する予定だ。

岩田さん実演:オーダーのウエストポーチ

2007-01-20 21:37:47 | Weblog
以前からお客様のご要望の多かったウエストポーチだが、実際にオーダーが出たのは初めてだ。形は店頭のショルダーバッグ(ドノショルダーのサンプル)を一回り小さくしたものにベルトをつけただけ。本体がオーストリッチなので、ベルト用のテープも高級感のあるものを調達する。堀切の工房で裏地を縫って準備してきたがベルトの取り付け方法などの検討に時間をとられ、9時半まで頑張ったすえ、月曜に持ち越しとなった。(完成品はギャラリーに)

定休日:新作の財布

2007-01-18 23:52:33 | Weblog
お客様のオーダーに便乗して多数作らせていただいたリザードとオーストリッチとワニの新作財布。今日受け取りに行くと、オーダーのリザードの革だけがたわんでいた。罵声と物体が飛びかう激論の末に、作り直し決定。居合わせた柳社長のお兄さん(別の工房経営)が、「ハイドリック(熱と圧力で伸ばす)をかけるしかない」という。それではウロコがつぶれてしまうので、固い牛皮に貼って延ばして見せた。「心地に貼ってもいいのではないか」という意見が出て、数種類の裏貼りを試すことになる。写真は財布をほどいて裏貼りを調べる柳社長。
早稲田に戻ってくると、バスの中に当店のワニバッグを持った子連れのお客様が・・・写真にとって柳さんや岩田さんを喜ばせてあげたいと思ったが、つい遠慮して声をかけられなかった。しかし疲れは吹っ飛びました。幸せだなあ。

タウンバッグの入荷

2007-01-17 22:27:10 | Weblog
節分まで穴八幡の参拝が絶えないので、これまで好評だったタウンバッグを数種補充する。その他に、縫い直しのワニのフォーマルが出来てきた(写真は縫い直し前)。もともとフォーマル名人の岩田さんだが、さらに上を目指してもらいたいので無理にお願いして芯を変えたのだ。形はクラシックだが、しなやかで使いやすいバッグになった、と思う。岩田さんの意見も聞いてから他の形にも取り入れてもらおう。

定休日:サンプルの購入

2007-01-16 14:49:02 | Weblog
浅草のエスアールシマダから何度か仕入れたショルダーバーキンが使いやすいと好評なので、もっと実物に近い柔らかさで作ってもらうための研究用として本物のエルメスを一個購入することにした。恐ろしく高いが、職人さんに見せてから転売すればいい・・・だが、実物を手にすると、どうせなら使い勝手や耐久性もテストしなければという気になった。ブランド名は見せたくないので、カッターナイフで刻印を消す。店のソファーの上に置いたら、偶然同じような革だった。

岩田さん実演:幻のドノショルダー(6)

2007-01-13 16:57:46 | Weblog
柳社長が「問題なく作れますよ!」と言う割にはいつまでたっても実現しなかった「ドノショルダー」。新しい職人さん(12月29日のブログを参照されたい)に作らせましょうかというのを断って、岩田さんにお願いすることにした。「私が責任を持ちます」と引き受けてくれた岩田さんが、今店頭で製作中。写真は前ポケットのマチを、ずれないように千枚通しで抑えながら少しずつ慎重に縫っているところ。

定休日:幻の新作ショルダー(5)

2007-01-11 23:56:54 | Weblog
定休日なので例によって浅草のエスアールシマダと堀切のユーアンドアイに行く。浅草では艶ワニのボストンやショルダーをもらう。堀切ではオーダーのヘビやワニのバッグができていた。幻のショルダーはいつになるか見当も付かないので頼みの岩田さんに店で作ってもらうことにする。ちなみにこのショルダーはいつも柳さんが「どのショルダーですか」ととぼけるので、「ドノショルダー」と名づけることにした。新しい高級バッグのサンプルがあったので、裏貼りについて話し合う。小物の裁断に立ちあう。