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Fate/stay night 第11話「鮮血神殿」

2006-03-26 | Fate鑑賞記
 いよいよ折り返し地点も近いということもあり,前半戦の最大の目玉と思っていたセイバー×ライダーの本格的な戦闘シーンが近づいてきている.今回は,その前哨戦とも言える,学校内での対決の話だ.一番楽しみだったのが,ライダーの宝具の一つ,他者封印・鮮血神殿の発動だろう.サブタイトルにもなってるだけに,どんな風に表現されるのやら.

 序盤,凛から強化魔術の特訓をさせられる士朗.で,強化魔術の特訓をさせている間に,士朗家の土蔵にあるものを見た瞬間に,士朗の魔術が強化ではなく,別の特殊な能力を持っていると確信する凛.この辺から,後半に向けての伏線張りをし出してるんだなぁ,といったところか.戦闘とかがあるわけじゃないけど,前回と違って,Fateで一番観たいと思える展開になっているのは嬉しい限りである.

 一人特訓を続ける士朗に,慎ニから学校へ一人で来るように,という電話があって一人学校へと向かう士朗.この辺がステキにおバカ&都合良く行動しているよなぁ,と思って多少イラっとくるわけだが,そうしないと話が展開されないのが少年漫画的.自らピンチになりにいくという展開は少し考えてほしいものである.

 単身学校へ入った瞬間,ライダーの宝具の一つ・他者封印・鮮血神殿が発動.学校全体が赤く染まっていくところは,不気味の一言.でも,赤いのってそこくらいで全体の背景が妙に黄色いのが気になった.なんつうか,ゲーム版って赤くなかったっけ?
 他者封印・鮮血神殿の発動によって,生気を吸い取られて倒れる学校中の人々.その惨状を目撃する士朗の前に一人倒れずに不気味に笑う慎ニ.妙に偉ぶるも,士朗に殴りかかられそうになった瞬間に怯える器の小さい小悪党ぶりはさすがだ.やばそうになったところをライダーに助けられると,途端に態度がでかくなる….ああ,こういう分かりやすいバカは本当に救いようがないよなぁ,って感じだ.

 ライダーに追い詰められて,校舎の外(4階くらいだっけ?)へと飛ばされて死にそうになった時に,令呪を使ってセイバーを呼び出すシーンと,その後の士朗とセイバーのやりとりは,えらいカッコイイと思った.士朗がセイバーに始めて協力してほしいと頼んだとき,それに応えるセイバー.こういうやりとり,ベタだけどいいよなぁ,って思う.やっぱ萌えよりカッコイイやりとりの方がずっといいよなぁ.

 セイバー登場により,士朗vs慎ニ,セイバーvsライダーという図式になる後半部分.セイバーの力に圧倒されるライダーと,士朗の気迫に追い詰められる慎ニ.この辺,妙にスピード感があって,結構盛り上がったと思う.これまでの展開で一番よかったのではないか?という気分だ.できれば,以前までの戦闘シーンでももっと盛り上がるような演出とかをしてほしかったとこなんだが….

 追い詰められた慎ニに,学校に張られている結界を解かないと殺すと脅す士朗.その気迫に最初こそ冗談と思って見下していた慎ニも,マジだと知った瞬間に態度が一転して,ライダーに結界を解くようにと命令するところは,本当に泣けるくらいに情けないキャラだ.

 結界を解いた後,逃げるために結界で集められた魔力をライダーが放出するシーンがきたとき,「やっときたー」→「アレ?」→「めちゃくちゃ地味だorz」という感じになってしまった.
 発動時に,ライダーが自らの首に杭を刺して血が大量に吹き出してくるシーンと,その血から魔法陣が出来ていく過程まではよかった.ってか,さすが深夜アニメと思えるな.めちゃくちゃ血が出るのに,それをごまかさずに表現できる当たりは.実際に魔力を放出させてコロ○ーレーザーよろしくばりのビームが飛んでいくシーンは,なんか校舎の外から全体を見渡すシーンになり,しかもなんか「白い光がただ光ったな」くらいのもんで,凄みを全然感じないものだった.今回はこのシーンが一番楽しみだったのに,めちゃくちゃ地味にされた….そこはもっと魅せるべきだろう,と思うところをかなり地味にされてる印象があるな,なんとなく.


■今回一番の見所だと思ったところ:
 セイバーを呼び出した後の士朗とセイバーのやりとりだろうか.ここで一気に盛り上がっていったと思われ.

■次回期待したいところ:
 いよいよライダー戦も終わりのようで.セイバーの宝具とライダーの宝具の激しいぶつかり合いは,今までのような地味さでなく,ちゃんと魅せることをしてほしいところだ.

Fate/stay night(フェイト/ステイナイト) 公式サイト:
http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/anime/fate/

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