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Fate/stay night 第12話「空を裂く」

2006-04-04 | Fate鑑賞記
 気づいたら「既に13話も放映されちゃってるよー」って感じなのですが,いつもリアルタイムで観ていたのですが,忙しさのあまりビデオ撮りしていて,そいつをようやっと先日観たので感想を.

 Fateの最大の見せ場の一つともいえるであろう,セイバー×ライダーの決着がつく回.アニメ化決定時から,このシーンがどのようにして動くのかを楽しみにしていただけに,期待感は高まるばかり……のはずが,それまでの戦闘シーンからはあまり期待しないほうがいいとかいう囁きもあったり(笑)

 結果からすると,やっぱり期待がはずれたかなぁ,というのが正直なところ.

 前半は逃げたライダーを探すところと,士郎のトラウマ話が展開されていくのだが,そんなものはさっさと終わらせて,戦闘モードには入れー,と念を入れまくり.で,比較的早い段階で戦闘シーンに入ったので,もしかしたら戦闘シーンを珍しくじっくりと堪能できるかも? とか少し期待をしてしまった.

 実際,これまでとは比べ物にならないくらい戦闘シーンに時間が割かれていたわけだが,イマイチ盛り上がりにかける印象.何かが足りないなぁ,と思っていたのだが,どうも音楽と効果音に問題があったように思う.

 高層ビルを駆け上がりつつ,ぶつかり合うシーンでは,音楽が予告で流れているものが流れてきて,どうも盛り上がるように感じなかった.音楽に抑揚があまりなかったせいかなぁ,と思うのだが,これは僕だけなのだろうか.それと,セイバーの剣とライダーの杭?がぶつかり合ったときの効果音がおとなしい.もっと金属と金属がぶつかり合ったときの激しい音を期待したかったのだが,とても地味に感じた.そのせいで迫力が薄れたように思う.

 さて,そんな些細な部分を気にしていてもしょうがない.ビルの屋上に着いてからのシーンになって,いよいよクライマックスへ向けて盛り上がっていくだろう,と思ったのだが,ここでもいま一つ.

 ライダーの宝具・ベルレフォーンの発動によって,ライダーによって召喚されたペガサスが妙に怖い顔になるシーンでは,ワクワクよりも笑ってしまうし,セイバーが宝具に纏っていた風の封印を解くシーンでは,妙に音楽に盛り上がりを感じないわ,といった印象.

 ライダーが乗ったペガサスが白い閃光となってセイバーに突進しにいくシーン.風によって隠されていたセイバーの黄金の剣が現れてようやく宝具・エクスカリバーを発動したときの妙に盛り上がりにかける様といったら…….宝具の真名を叫ぶシーンは,もう少しかっこいいと思っていたんだがなぁ.ついでに,エクスカリバーの光とペガサスの光がぶつかった瞬間,あっさりとライダーが死んだところも泣けた.なんというか,とてもあっさりしたように思えたんだよなぁ.ってか,このルートだと,ライダー=メデューサという設定が明かされないんだったな.雑魚キャラみたいな扱いだし,なんか可哀相だな,おい.そんな感じだった.
 

■今回一番の見所だと思ったところ:
 一応は,エクスカリバーとベルレフォーンの二つの宝具のぶつかりあうシーンでしょうか.もう少し音楽や効果音の面で演出を強化してほしいところだが….

■次回期待したいところ:
 特にないかな.

Fate/stay night(フェイト/ステイナイト) 公式サイト:
http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/anime/fate/

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