両親の学力や収入が、子供の学力に影響していることがわかりました。文部科学省は2014年3月28日、去年行われた全国の公立の小学校と中学校の学力テストの結果を基 に、およそ4万人の保護者に行ったアンケートの調査結果を発表しました。経済力など家庭状況と子どもの学力との関係を全国規模で調べたのは初めて。
これは去年4月の「全国学力テスト」の際、抽出した770余りの公立の小中学校の保護者を対象に文部科学省が行ったもの。保護者の学歴と世帯収入を4つのグループに分けて分析したところ、世帯収入などが高い家庭の児童生徒ほど、学力テストの正答率が高い結果となりました。 その一方で世帯収入が低い家庭でも、読書をしたり、生活習慣がしっかりしている児童生徒の学力は高い傾向にあるということです。
詳しく見ると、親の年収が1,500万円以上の子供は、200万円未満の子供より学力テストの正 答率が最大で25%高かったということです。また、親の学歴が最も高い層と低い層では正答率は最大で23%の差がありました。
知識の活用力などをみる小6の算数のB問題で、親の年収が「1500万円以上」の子どもの平均正答率は71・5%、「200万円未 満」は45・7%で、所得の高低により大きな差がありました。中3の数学Bでも、「1500万円以上」は53・4%で、「200万円未満」の30・0%に大きな差を つけました。
これでは、貧困が世代連鎖するのも仕方ありません。塾代の高さなどがもろに成績に表れています。子どもの責任ではないところで、学力が決まってしまっている傾向がはっきりしています。こういうところから、貧困の世代連鎖が起こってしまうわけです。
生活が苦しい国民が初めて6割を超す 子どものいる世帯では7割!それでも消費税増税を強行するのか!!
子どもたちの実質的な機会均等を図るために、公的教育扶助の制度を拡充すべきです。なにしろ、日本は先進国でも教育費の公的負担が最も少ない国の一つですから、子どもの貧困の世代連鎖が放置されている状況だからです。親の教育費に関する経済的負担の軽減も必要です。
一方、所得などが最も低いグループで正答率が上位4分の1に入っていた子どもを調べたところ、幼いころに絵本の読み聞かせをしたり、新聞や本を読むよう働 きかけたりしていると答えた保護者が多かったほか、毎日、朝食をとるなど規則正しい生活をしているといった特徴があったということです。
所得が低くても家庭内での自衛策はあると言えそうです。親があきらめなければ子は育つ。
調査結果に救いもあってよかったです。
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年収多い家庭ほど子どもの学力は高い 文科省、初の全国調査
朝日新聞デジタル | 執筆者: 朝日新聞社提供 投稿日: 2014年03月28日 19時16分 JST | 更新: 2014年03月28日 19時16分 JST
親の年収多いほど高い学力 文科省、初の全国調査
全国学力調査の結果分析から、年収の多い家庭の子ほど成績が良い傾向があることが28日、文部科学省が委託した初の全国調査で確認された。平均正答率の差は最大25・8ポイント。塾や習い事の支出が「ない」家庭と「月5万円以上」では、最大28・2ポイントの差があった。
家庭の年収と子どもの学力の関係について、国が全国的な調査・分析をしたのは初めて。お茶の水女子大の耳塚寛明副学長(教育社会学)の研究班が実 施。昨年4月に全国の小6と中3を対象に実施した学力調査について、抽出した公立学校778校で保護者3万9981人へのアンケートと子どもの結果を分析 した。
小6の国語A(A問題は知識中心)では、年収200万円未満の平均正答率が53%、年収1500万円以上は75・5%。算数B(B問題は知識の活用 を問う)では、200万円未満が45・7%、1500万円以上が71・5%。年収が上がるほど成績が高かった。中学でもほぼ同様の傾向だが、国語Aと数学 A・Bでは1500万円以上より1200万~1500万円未満の方が高かった。
高収入・高学歴の家庭、学力も高く…文科省調査
文部科学省は28日、昨年4月の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の分析結果から、親の年収や学歴が高い家庭の子どもほど学力が高い傾向があることがわかったと発表した。
年収が「1500万円以上」と「200万円未満」の家庭では、学力テストの平均正答率が小6で最大26ポイント、中3で最大23ポイントの差があった。学力と年収の関係について全国規模で調べたのは初めて。
学力テストに合わせ、全国の小中学生の保護者約4万人から年収や最終学歴などを回答してもらい、分析した。
結果によると、知識の活用力などをみる小6の算数のB問題で、親の年収が「1500万円以上」の子どもの平均正答率は71・5%、「200万円未 満」は45・7%で、所得の高低により大きな差があった。中3の数学Bでも、「1500万円以上」は53・4%で、「200万円未満」の30・0%と差を つけた。
親の収入・学歴、成績と関係 全国学テ、高いほど正答率上昇
(03/28 15:30)
親の収入や学歴が高い子どもほど、全国学力テストの正答率が高い傾向にあることが28日、文部科学省の初の全国調査 で分かった。収入が増えるにつれ学習塾代などの支出が多くなるのが一因と考えられ、文科省は家庭の経済力と学力の相関関係を示す結果とみている。ただ、収 入が低くても生活習慣などに注意を払えば成績が上位になる傾向もうかがえた。
この調査は家庭状況と学力の関係を分析するのが目的。昨年4月の同テストを受けた小学6年生と中学3年生のうち、公立小中計778校の保護者に家庭状況や教育費などを尋ね、約4万人から回答を得た。
親の平均年収と最終学歴に応じて4グループに分け、子どもの正答率と照らし合わせた結果、国語と数学(算数)のすべてで、収入・学歴の高さに比例して正 答率が高かった。中3の数学Bの場合、4区分で最も低い平均年収約340万円のグループの子どもの正答率が32%だったのに対し、最も高い約930万円で は55%と23ポイントの差があった。
収入・学歴が最も低いグループで、平日の学習時間が「3時間以上」という子どもの正答率(小6国語A)は59%だったが、最も高いグループで、「全くしない」と答えた子どもの正答率の方が61%と上回る結果も出た。
一方、収入・学歴が最も低いグループでも、毎日の朝食や起床・就寝時間、テレビを見る時間に注意を払う家庭の子どもは、成績の上位4分の1に入った。家 庭学習や少人数指導に力を入れる小中学校では、家庭環境に関係なく高い学力を示したことも分かった。<北海道新聞3月28日夕刊掲載>
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親の所得の問題というより親の心がけの問題でしょう。
親が勉強熱心だと親の仕事の力が上がり収入が増える。同時に勉強熱心な親は教育熱心でもある。
高学歴層は家で子供の勉強を見るのは当たり前。
そこから差がつく
現に読み聞かせをしっかりしていれば低所得でも学力が高いことが判明しました。
結局は家庭教育です。
読み聞かせや、規則正しい生活の維持ができる親は限られているでしょう。だから親の所得が影響しているのでは。
ところで、「日教組の強いところは学力が低い」と言っていた当時の文科相、それにエールを送っていた某首長さん、この調査結果は無視ですか。
相続税を一定額以上は100%にして
税による所得の再配分と教育費は大学まで無料にし
学生の生活は国家が保障する制度を作るのが
安倍さんの言う日本を取り戻すではないのか。
安倍さんの手に日本を渡すのではない。
安倍晋三首相が、ウクライナに総額1000億円を支援しても、ロシアへの返済金に回されて焼け石に水
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/85aa29c5268dc63361b818846aefbbfa
消費税増税するのにウクライナに1500億円の支援が理解できません。
そんな余裕があるなら消費税増税やめてもらいたい。
ODAもすべて無駄です。
年収400万円の家庭の子供は将来年収400万円の生活、
年収1000万円の家庭の子供は将来年収1000万円の生活をするそうです、
上流階級の家庭と一般家庭の格差は縮まらないそうです。
玉の輿や逆玉や事業が成功した場合は別ですが。