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極右政党である参政党と国民民主党が議席を増やし、日本で再びスパイ防止法の制定が現実味を持ち始めなした。
ご存じのように、スパイ防止法は国家権力の濫用に反対する市民をスパイだと決めつけて身柄拘束するばど、国家による情報の統制と監視の強化を目指すもので、日本国憲法が保障する思想良心の自由、表現の自由、集会の自由、報道の自由、知る権利を侵害する違憲の法制度です。
自分の憲法案からこれらの基本的人権を抹消してただの一つも保障しないとする参政党ならではの強権的策動の典型がこのスパイ防止法と言えるでしょう。
『今の憲法にはあるのに?参政党の創憲案で消された私たちの「権利」』(毎日新聞)。参政党の新日本憲法(構想案)では権利という言葉は一度も使われず義務ばかりで基本的人権に関する条項がゼロの独裁国家宣言だ
参政党はスパイ防止法の制定を参院選の公約に掲げ、その結果14議席を獲得して議案の提出権を得たことを踏まえ、神谷宗幣代表が秋の臨時国会に法案の提出を目指す考えを示しています。
参院選の選挙期間中に、神谷代表は官僚や公務員をやり玉に挙げて街頭演説で次のように述べました。
「極左の考え方を持った人が社会の中枢に入っている。
極端な思想の人たちは辞めてもらわないといけない。
これを洗い出すのがスパイ防止法です」
この神谷発言は公務員の思想調査をして、「極左」と見なせば排除すると言っているに等しく、まさに日本維新の会の創設者である橋下徹大阪市長が大阪市職労をやり玉に挙げて職員に対してやろうとした思想・調査アンケートの再来です。
🔸知る事から始めよう🔸
— 参政党【公式】 (@sansei411) July 12, 2025
🤔なぜ日本には
スパイ防止法がないのか…?
他国と見比べても日本は現状
スパイ防止法がありません。
是非、皆さんにはまず知ることから、
そして政治に関心を持ってもらう事から
始めていただければ幸いです。
参政党が1議席でも多く獲得し… pic.twitter.com/s1ujbF13pb
かつて石破茂自民党幹事長は特定秘密保護法案について「NSC(国家安全保障会議)が機能するためには秘密の保全が極めて重要」と強弁した。石破首相が参政党のスパイ防止法案を丸呑みする危険性も忘れないでね。
実は、この参院選で極右の参政党に右派有権者を取られてはならんとばかりに、右翼政党の国民民主党も
「G7諸国と同等のスパイ防止法の制定」
を打ち出しました。
また、同じく右翼の日本維新の会と極右の日本保守党が法制定を掲げていますし、与党の自民党も導入に向けてスパイ防止法の検討を進めると公約に記しています。
参政党と自民党の共同会派が既に全国に12個も!神谷宗幣代表は「政治の方向性をグッと変える」「自公政権の政策にはノー」などと言っているがこれもとんでもないウソ。参政党は国民民主党と同じく自民の補完勢力だ
そして、日本維新の会から参政党に移って当選した梅村みずほ参院議員は7月27日のNHK「日曜討論」で、
「対外国人政策は私どもの批判と相まって注目、関心が集まってきた」
「スパイ防止法の必要性とか、外国資本による土地不動産(購入)、企業の買収に懸念を抱く国民が相当いたと感じた。
関心を引き寄せることができた」
と発言し、その上で、今後の課題として
「一にも二にも政策実現に向けてどのように動くかだ」
と述べ、連携できる政党として、自民党、国民民主党、日本維新の会、保守党をあげて
「私たちが是々非々で政策協力し政策を実現していく」
と語ったのです。
日曜日の朝からテレビで梅村さんのブレないキレッキレな #日本人ファースト と #スパイ防止法 の言葉を聞けて感激✨✨
— 生き地蔵🍊🇯🇵 (@BXdlL3Tt8V91234) July 27, 2025
話の流れのなかで時々魅せる笑顔も素敵✨✨✨#日曜討論#梅村みずほ#参政党はとまらない#スパイ防止法賛成#日本人ファーストは当たり前 pic.twitter.com/PGF1tTAxJ4
ハンドルネームが「生き地獄」かと思ったら違った(-_-;)。
参政党代表の神谷宗幣氏の同級生が語る本質。『差別心や憎悪を煽られる人、暴力的になる人が出てきた。国内には深い怒りと悲しみ、怯えが生まれた。おそろしい分断です。そんな感情を招いた責任を省みてほしい。』
そもそもスパイ防止法をめぐっては、中曽根政権下の1985年に自民党が「国家機密法」という名前の法案を提出し、廃案になった経緯があります。
あの時には、防衛・外交上の国家秘密の探知や収集に最高刑で死刑を科す同法案は市民から強い反対を受けて、審議にも入れなかったのです。
ところが、その法案よりも秘密指定の範囲を広げた特定秘密保護法が憲法違反であるという市民の声を押し切り第二次安倍政権下の2013年に成立していますし、今はさらに高市氏が進める経済安全保障の名の下で産業・経済の分野にまで秘密法制は拡大されてきているのです。
今政権与党である自民党の調査会は2025年5月に法整備を求める提言を政府に提出したのですが、主導したのは自民党内の極右で、一部右派が次の総理にともくろむネオナチの高市早苗議員です。
高市早苗氏は「ヒトラーの選挙戦略」というナチス礼賛本に「勝利への鍵は『強い意志』だ。国家と故郷への愛と夢を胸に、青年よ、挑戦しようよ!」と推薦文を書いたネオナチ。参政党と組んだら日本は地獄に落ちる。
スパイ防止法は政府が情報を秘匿して統制することで、報道機関の報道の自由は制限され、主権者である市民の知る権利が必ず侵害されます。
そして国家権力が「違反」行為を取り締まるための監視の強化は、市民全体の言論の自由を脅かし、ひいては民主主義の根幹を揺るがすことになるのです。
まさにネオナチの高市氏や参政党が喜んで成立を目指す法案と言えるでしょう。
日本保守党の北村晴男氏ら右翼は少しでも権力に逆らうと「工作員」だとか「反日」とレッテル張りをするし、参政党から参院選神奈川選挙区で立候補して当選した初鹿野裕樹議員は7月18日に川崎駅前での街頭演説した際、抗議に集まった市民に対して
「ああいうのは非国民ですから」
と言い切り、参政党を支持する聴衆からも歓声が上がったそうです。
さらにそれを批判する記事を書いた神奈川県新聞の石橋学記者を、参政党は定例記者会見から追い出しました。
この議員のことは近いうちに独立した記事にすることになる予感がしてる。。。。
これまでネトウヨが匿名で使ってきたこれら「工作員」「反日勢力」「非国民」という言葉を、国会議員や候補者が演説などで平気で公言する世の中に今なっているわけですが、これらのレッテル張りをいわば公的に認証する制度がスパイ防止法です。
彼ら極右政党は本気です。
良識ある市民も本気で対抗しないといけません。
参政党吉川りな議員「スパイ防止法に反対する議員は自らスパイだと認めるに等しい」
— 町山智浩 (@TomoMachi) July 23, 2025
スパイ防止法に反対するのは、そうやってスパイの事実がなくても考え方が違うだけで人をスパイと決めつけられるからです https://t.co/SiDsxLQEcC
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
「スパイ防止法は、日本を窒息させる最悪の法律であると今から言っておきたいです。これは歴史の教訓と言ってもいいでしょう。
この手の言論取り締まり法、思想弾圧法、反対者弾圧を持った国が民主的、平和的に発展した例はないという歴史の教訓を持たない人が参政党を支持することの危険性と恐怖は計り知れないのです。
参政党の危険性を甘く見ている報道業者は社会にとって有害だと言わざるをえないのです。」
極右参政党の目指す「スパイ防止法」はスパイ防止には役立たず、政権批判者への弾圧しか生まない。 #参政党に騙されるな #神谷宗幣に騙されるな
極右の参政党に記者会見で排除された神奈川新聞の本物のジャーナリスト魂 @ishibs_kanagawa @shintayabe_257 @KJvdcYYG7rONyUl @KanalocoLocal
小倉健一
大荒れ!「反対するヤツはスパイ」「危険すぎ」参政党神谷氏”スパイ防止法案”提出意欲…本当に選挙中の「石破批判」ロシアの認知戦だったのか
編集後記
間違いなく工作員です。 https://t.co/SMu18ke41E
— 北村晴男 (@kitamuraharuo) July 24, 2025
参院選比例区で100万票近い最高得票で当選した日本保守党の北村晴男弁護士が、石破茂首相を罵倒するのに「醜い」「奇妙な生き物」と21回も連呼して中傷し、「政治的批判の範疇を逸脱している」と大炎上中。
初鹿野議員のことは独立した記事にする予定です。
それにしても、昔はいい大人がこういうことは恥ずかしくて言えなかったのですが、北村晴男弁護士なんてつい何年か前に日本弁護士連合会の会長選挙に出ようとしてましたからね(-_-;)。
あの時は絶対に当選しないとわかったので立候補しなかったのに、国会議員だと100万票も取って当選とはいったい。。。。
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参政党・神谷代表、秋の臨時国会で「スパイ防止法案」提出目指す考え
参政党の神谷宗幣代表は22日の記者会見で、秋の臨時国会に「スパイ防止法案」の提出を目指す考えを示した。「法制局とも相談しながらどういった内容にするかを含めて検討している」と説明した。
参政党は参院選で14議席を獲得し、非改選の1議席と合わせて予算を伴わない法案を単独提出できる「11議席以上」を確保した。公約では、経済安全保障のための「スパイ防止法」の制定を掲げていた。
同法を巡っては、自民党が1985年に「国家機密(スパイ防止)法案」を提出。憲法が保障する国民の「知る権利」などの制約が懸念され、最高刑が死刑だったこともあり、世論の反対を受けて廃案になったことがある。【田中裕之】
2025年7月28日 しんぶん赤旗
スパイ防止法 与野党連携で 参政党・梅村議員
参政党の梅村みずほ参院議員は27日のNHK「日曜討論」で、スパイ防止法を含めた同党の公約実現にむけ、与野党と連携していく考えを示しました。
梅村氏は「対外国人政策は私どもの批判と相まって注目、関心が集まってきた」「スパイ防止法の必要性とか、外国資本による土地不動産(購入)、企業の買収に懸念を抱く国民が相当いたと感じた。関心を引き寄せることができた」と発言しました。
その上で、今後の課題として「一にも二にも政策実現に向けてどのように動くかだ」と述べ、連携できる政党として、自民党、国民民主党、日本維新の会、保守党をあげ、「私たちが是々非々で政策協力し政策を実現していく」と語りました。
2025/07/28 09:30 信濃毎日新聞
参政党、国民民主党が議席を増やし、スパイ防止法の制定が現実味を持ち始めた。国家による情報の統制と監視の強化につながる危険な動きに、厳しい目を向けていく必要がある。
参政党は、スパイ防止法の制定を参院選の公約に掲げた。14議席を獲得して議案の提出権を得たことを踏まえ、神谷宗幣代表は、秋の臨時国会に法案の提出を目指す考えを示している。
具体的な中身はまだ見えないものの、選挙中に、見過ごせない発言があった。官僚、公務員をやり玉に挙げ、神谷代表が街頭演説で次のように述べている。
「極左の考え方を持った人が社会の中枢に入っている。極端な思想の人たちは辞めてもらわないといけない。これを洗い出すのがスパイ防止法です」
公務員の思想調査をして、「極左」と見なせば排除すると言っているに等しい。神谷氏は、思想統制をするつもりはないと釈明したというが、どう言い繕っても、個人の内心に権力が踏み込む危うさは覆い隠しようがない。
国民民主党も「G7諸国と同等のスパイ防止法の制定」を打ち出した。ほかに、日本維新の会と日本保守党が法制定を掲げ、与党の自民党も、導入に向けて検討を進めると公約に記している。
自民党の調査会は5月、法整備を求める提言を政府に提出している。主導した高市早苗氏は、石破茂首相に代わって党総裁に就く意欲をにじませる。政策の軸が右に傾き、法制定に向けた動きが一気に勢いづきかねない。
スパイ防止法をめぐっては、中曽根政権下の1985年に自民党が法案を提出し、廃案になった経緯がある。防衛・外交上の国家秘密の探知や収集に最高刑で死刑を科す法案は、強い反対を受けて、審議に入れなかった。
しかし、その法案よりも秘密指定の範囲を広げた特定秘密保護法が2013年に成立している。さらに、経済安全保障の名の下、産業・経済の分野にまで秘密法制は拡大されてきた。
政府が情報を秘匿し、統制することで、主権者である市民の知る権利が損なわれているだけではない。違反を取り締まるための監視の強化は、物言う自由を脅かし、民主主義の根幹を揺るがす。
秘密法制がなし崩しに広がり、日常を浸食している現状にこそ目を凝らす必要がある。屋上屋を架すようにスパイ防止法を制定することが何をもたらすか。核心を見誤ってはならない。
◆自民・高市氏、参院選で公約に盛り込むよう要請へ
「スパイ防止法」制定の必要性を訴える自民党の高市早苗前経済安全保障担当相=自民党本部で
◆維新、国民民主…野党からも「必要」の声
国会議事堂(資料写真)
◆岸信介氏が40年前の旗振り役
国家秘密法案(スパイ防止法案)に反対し、名古屋弁護士会の弁護士ら約200人が名古屋市内をデモ行進した=1985年12月7日
◆なぜ日本には公的なスパイ組織がない?
参院議員会館前でサイバー防衛法案に反対する人たち=5月15日、東京・永田町で(市川和宏撮影)
◆現役自衛官「ここまでやるのかと、驚いた」
「能動的サイバー防御」導入法案が可決された衆院本会議=4月8日、国会で(佐藤哲紀撮影)
◆「情報は権力の基盤」
「能動的サイバー防御」法案に反対するデモでは、特定秘密保護法や経済安保との関わりを懸念する声も上がった=5月15日、東京・永田町の国会前で
◆デスクメモ
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