9月27日に行われる安倍元首相の国葬に、シンガポールやカンボジアの首相らも参列する見通しであることがわかった。

政府は、国葬当日と前後のあわせて3日間、東京・港区の迎賓館で、訪日した首脳らと「マラソン外交」を行う方向だ。

松野官房長官は8日の会見で、「6日にEU首脳のミシェル欧州理事議長、8日にオーストラリアのアルバニージー首相が参列を発表した」と述べた。

複数の政府関係者によると、安倍元首相の国葬には、オーストラリアからは、アルバニージー首相のほか、アボット元首相、タンブル元首相など首相経験者が参列する見通しだ。

モリソン前首相は、国内事情から参列を見送る見通し。

また、シンガポールのリー・シェンロン首相、カンボジアのフン・セン首相も参列する方向で調整している。

一方、アメリカ・ホワイトハウスは7日、安倍元首相の国葬にハリス副大統領が出席すると発表した。

岸田首相は、国葬の前後の26日から29日までの3日間、迎賓館赤坂離宮で、ハリス副大統領らを含む各国の首脳らと2国間会談を実施する方向だ。

迎賓館内の2つの部屋を往復しながらの「マラソン外交」となる見通しだ。