日本維新の会の松井幹事長(大阪府知事)は2013年6月7日、沖縄県の米軍普天間飛行場に配備されている新型輸送機MV22オスプレイの訓練の一部を八尾空港(同府八尾市)で受け入れる案について説明するため、田中誠太・八尾市長に面会を要請したことを明らかにしました。
危険なオスプレイを日本に住む人々のために全国で拒否するのではなく、大阪に誘致するという発想が信じられません。八尾空港も普天間と同様に人口密集地域に存在しているのですから言語道断です。
オスプレイ 市街地でしかもヘリモードの運用ルール違反 日米政府にだまされた振りの我々日本人が悪いのだ
だいたい、まず普天間のオスプレイの訓練を八尾でやろうと橋下大阪市長が言い出して、松井大阪府知事が賛同したのですが、どうして八尾のことを大阪市長が差し出すような真似ができるのでしょうか。権限もありません。
しかも、この構想が出てきたタイミングは、「慰安婦」問題に関連して、橋下市長が沖縄の米軍司令部に沖縄の風俗を利用したらいいと「進言」して、撤回したのを埋め合わせるものに間違いありませんから、単に自分たちの保身しか考えていないわけです。
「慰安婦」は必要だったという橋下氏に侵略をわびる気持ちも資格もない
それも、こんな提案を八尾市はおろか大阪府下の有権者が喜ぶわけはありません。実現可能性に乏しいので沖縄の人にも喜ばれず、アメリカの歓心を取り戻すことだけが目的になっており、いったい誰の方を向いて政治をしているのか、TPPの積極賛成と同じだと思います。
また、こういう大阪のことはどうでもいいという首長たちが考えた大阪都構想も、決して大阪のためにならないことは明らかでしょう。
ところが、安倍首相は6月6日、小野寺防衛相を首相官邸に呼び、オスプレイについて、訓練の一部を大阪府八尾市の八尾空港で行うことが可能かどうか検討を指示しました。
いかに、沖縄の普天間移設やオスプレイ問題が行き詰っているかを示すものであり、安倍政権の無策をも示しています。
そして、橋下市長と松井府知事が菅官房長官に面会したとたんにこんな指示を安倍首相が出すわけですから、橋下・松井維新の会は安倍自民党の別動隊であることがますますはっきりしたといえます。
かつての大阪府知事時代に、橋下氏は関西国際空港に普天間基地を移転するとぶちあげ、その後、腰が砕けて神戸空港でやってくれと言い出したという前科がありますから、同じようなグダグダなことになるのは必至です。
次の選挙では、アメリカではなく、日本国民に顔を向けた政党と候補者を選びたいものです。
こういうのを国民不在のデマゴーグ政治というのでしょう。
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大阪・八尾でのオスプレイ訓練、首相が検討指示
安倍首相は6日、小野寺防衛相を首相官邸に呼び、沖縄県の米軍普天間飛行場に配備されている新型輸送機MV22オスプレイについて、訓練の一部を大阪府八尾市の八尾空港で行うことが可能かどうか検討を指示した。
ただ、同空港の周辺自治体で反発が広がっており、調整の難航が予想される。小野寺氏は首相と会談後、防衛省で記者団に「研究していく」と述べた一方で、「地元の様々な声もある。少し見守りたい」と慎重に検討する考えを示した。
首相の指示は、日本維新の会の橋下共同代表(大阪市長)と松井幹事長(大阪府知事)らが同日、首相官邸で首相と会談した際、「八尾空港を検討の テーブルにあげてほしい」と要請したことを受けたものだ。政府は、沖縄の基地負担軽減のため、オスプレイの訓練の沖縄県外への分散を目指しており、橋下氏 の表明を沖縄県外での受け入れに関する議論の進展につなげたいとの考えもある。
だが、八尾市の田中誠太市長は6日、記者団に「何も説明がない中で候補地に挙げられたのは遺憾だ。無責任な発言は控えていただきたい」と述べ、橋下氏らの対応を批判した。
橋下氏ら、大阪でオスプレイ受け入れ提案 八尾市は反発
2013.06.06
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)と、松井一郎幹事長(大阪府知事)は6日午前、菅義偉官房長官と首相官邸で約1時間会談。沖縄の負担軽 減のため、米軍新型輸送機オスプレイの一部訓練を八尾空港(大阪府八尾市)で受け入れると提案した。会談の終わりには、安倍晋三首相も約15分間同席し た。
「オスプレイの訓練について、本州で負担を分かち合うために、まず八尾空港を検討のテーブルに上げていただきたい」
橋下氏は会談で、こう切り出した。自衛隊基地や民間空港を活用して、沖縄県外で訓練を年間120日実施することや、日米地位協定の改正などを盛り込んだ要請書も提出した。
安倍首相は「沖縄の負担軽減のために(本土で)ともに負担するのは当然だ」と応じ、菅長官は「しっかり考えてみる」と前向きな姿勢を示した。会談後、橋下氏らが記者団に明かした。
ただ、八尾市の田中誠太市長は「危険性が非常に高いと判断している。受け入れられない」と反発している。
松井氏は「(八尾市を)説得したい」と語っているが、果たして。
改革アピールで挽回狙う=維新の「本気度」に疑念も
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)らが6日、上京し、米海兵隊輸送機オスプレイの訓練の一部を八尾空港(大阪府八尾市)で受け入れる意向を安倍晋三首相に伝えた。思い切った沖縄の負担軽減策を打ち出すことで、従軍慰安婦などをめぐる橋下氏の一連の発言で低下した信頼を取り戻したいとの思惑がにじむ。他党からは「最初からできないと分かっていて、言っている」(自民党中堅)と不信の声が出ている。
「沖縄の負担軽減には、総論賛成でも各論になると皆反対だ。戦後67年で初めて訓練引き受けを表明したのが大阪だ」。橋下氏は6日午後、東京・渋谷駅前での街頭演説で、沖縄への協力姿勢をアピールした。
これに対し、訓練移転を政府へ頭越しに提案された八尾市の田中誠太市長は同日、改めて受け入れ反対を表明した。混乱必至な情勢だが、橋下氏は正面突破を図 る構え。首相らとの会談後、記者団に「八尾市長にはぜひ沖縄視察に行ってもらいたい。簡単に反対なんか言うな」とけんか腰で語った。
橋下発言以降、維新への逆風は吹きやまない。こうした中、異例とも言うべきオスプレイ訓練の受け入れは、改革姿勢を訴えて失地回復を図る狙いがある。「これで維新を見る国民の目が変わる」(橋下氏周辺)ことが期待できるからだ。
ただ、大阪選出議員の地元事務所には抗議の電話も殺到しているとされ、天王山の参院選に向けてもろ刃の剣になりかねない。
一方、橋下氏は実現の可能性に関し「政府と米軍の判断だ。僕らでは判断できない」と発言。維新のあるベテラン議員は「本当にオスプレイが大阪に来るわけがない。言ったもの勝ちだ」と、今回の提案は実現性を度外視したものだとの認識を示す。
「本気度」が疑われかねない維新側のこうした姿勢について、民主党の輿石東参院議員会長は記者会見で「地元からも不信を持たれるし、騒いだだけで沖縄の皆さんに迷惑を掛ける結果にならないか」と懸念を表明。共産党の志位和夫委員長も「党利党略で、もてあそぶべきではない」と厳しく批判した。(2013/06/06-20:45)
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これが最初の感想。
慰安婦発言に関しては、私は女子ですが、言いたいことは何となく理解できました。
それが全世界に上手く伝わっていないのも確かですが。
でも米兵に対しての発言を水に流さんと言わんばかりにオスプレイに手を上げた気がしました。
なんか考えがちっちゃい。
橋下さんの支持者には「橋下さんは本当はこう言いたいんや。」と勝手に想像して「私と一緒や。」と思い、支持している方が居られるようです。橋下さんが言おうとしていることが何なのか、ひょっとしたらご本人もわからないかもしれません。だって、言っていることが、まわりの反応によって変わっていくのですから。
なんとなく、「頑張ってくれそう」「やってくれそう」と勝手に思って支持してしまう。
これって、詐欺師の術中にはまっているようなものじゃないですか。
慰安婦発言、橋下さんの言っている言葉が最初と最近で変わっていませんか。
こういう検証をきちんとすれば、誰も橋下さんや維新の会を支持しなくなるでしょう。
「侵略軍は強かん軍」(米軍も皇軍も侵略軍である)という基本をおさえておかないと、橋下徹発言を間違って理解することもあるので、歴史の勉強(もちろん『収奪された大地』とか、支配された側から見た歴史)は必須である。
▼橋下氏釈明 認識の根本が誤っている
2013年5月18日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-206737-storytopic-11.html
沖縄の米軍に風俗業の活用を勧める発言の釈明として、橋下徹大阪市長は「国際感覚が足りなかった」と述べた。だが、彼に何より足りなかったのは人権感覚だ。人間認識の根本的な誤りに気付いていないのが問題なのだ。
橋下氏は「米国の風俗文化の認識が足りなかった」と述べた。風俗文化の知識の多少が問題だったという認識なのか。あきれてものが言えない。
さらに、「風俗」が売春を意味するか否かなど、どうでもいいことに問題をすり替えようとしているが、問題は別にある。「海兵隊の猛者の性的エネルギーをコントロール」するはけ口として、生身の女性をあてがおうとする発想そのものがおぞましいのだ。
「あてがわれる」立場に自分が置かれたら、と想像してみるがいい。橋下氏は、そんな最低限の想像力も持ち合わせていないのだろうか。その欠如は許し難い。
「慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる」と述べたが、「分かる」はずがない。周りを自分と同じだと思われては迷惑だ。
しかも彼は、自らの沖縄への差別的まなざしにも気付いていない。在沖米軍に言うからには、あてがう場所は沖縄が前提だろう。そのような施設を、自らの足元の大阪市にも置けるのか。
橋下氏の持論はそもそもの前提が間違っている。風俗活用発言は米兵の事件抑止が狙いのようだ。強姦犯は性衝動に突き動かされて犯罪をするという発想が前提にあり、風俗の活用がその処方箋になると考えているのは明らかだ。
では彼は、風俗がなければ性暴力が発生するというのか。典型的な「強姦神話」であり、前世紀の遺物的発想そのものだ。強姦犯は、衝動どころか用意周到に場所と機会を選んでいる卑劣漢だというのはもはや常識だ。そんな常識と正反対のジェンダー意識を持つ人物が21世紀の今、行政のトップ、公党の代表であることが信じ難い。
橋下氏は、女性をモノ扱いしただけでなく、「強姦神話」を前提にすることで、男性をも愚民視しているのだ。
橋下氏は、発言の背景として「それくらいのことを言わなければいけないくらい、沖縄の状態は鬼気迫るものがあるということ」と述べた。いったい誰が頼んだというのか。沖縄にこと寄せて、さも沖縄の代弁者であるかのように装うのはやめてもらいたい。
▼三笠宮崇仁『古代オリエント史と私』学生社より――
「また彼ら(八路軍)の対民衆、ことに婦人にたいする軍紀はおどろ
くほど厳粛でありました。当時、日本軍人で婦女子に暴行する者がいる
ことに頭を悩ましていた某参謀は、「八路軍の兵士は、男性としての機
能が日本人とすこしちがうのではなかろうか」と、まじめに話していま
した。
2カ月前のハワイのパシフィック・ビジネス・ニュースに出ていた沖縄からオスプレイと兵士をカネオ及びグアムで受け入れるプランについての記事の一部です。
英語教育をいくらやっても国際人は育たない、自民党のガラパゴス教育と同根ですね。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013061001002180.html
アメリカに拒否された橋下徹が何を言っても相手にされない。
日本の恥・大阪の恥を世界にまき散らしているだけだろう。
松井知事がアメリカに行って「橋下徹の誤解を解く」とのたまっているらしいが、恥の上に更に恥を十重二十重に塗り重ねるだけだろう。
人がおおぜい来て、露店がならんで、お祭りか、という感じになるでしょう。
しかし、思ったよりこの問題が、スルーされているのは、みんな痛いところをつかれたからです。
日米安保は必要だ。
米軍基地も必要だ。
訓練も必要だ。
米軍はオスプレイを使う。
沖縄だけに負担させてはいけない。
しかし自分の所はいやだ。
みんなこの問題に大きな声をあげて、反対できないのです。
①八尾空港は住宅街にある。では普天間は?
②オスプレイは危険だ。では、今も訓練してますが?
③市長も市民も反対だ。では、普天間の(沖縄の)人は賛成?
などなど、時期や市長が言うなどの手続きのことばかり、問題になっていて、内容のことを少しでも言えば、言葉に詰まってしまうので、みんな(マスコミも有識者も政治家も)スルーを決め込んでいるのでしょう。
本当はみんなで真剣に考えなければならない問題だと思います。
日本維新の会 62,968 得票率28.9% 有権者の16.6%
昨日の尼崎市議会議員選挙 得票総数 156,507
日本維新の会 15,369 得票率 9.8% 有権者の 4.1%
戦前から経済的な結びつきが強いため、1954(昭和29)年より、兵庫県なのに大阪市と同じ 市外局番「06」を使っている尼崎で4.1%まで落ちているということは、全国的にはNHKの 1.5%は妥当な数字。逆に言うと大阪市内でも得票数の10%位しかとれなければ、市内1選挙区の尼崎とは違い 小・中選挙区の大阪では議席は大幅減になるな。
八尾空港は、駐車スペース以外、本当に何にもないパーキングエリアと同じです。機体の修理どころか、日常の整備、給油さえできません。この件で、検討すると言ったアホがもし、万が一、あり得ないと思いますが、仮にいたとしたら、あり得ない事を知って言ってる嘘つきか、ただのボケです。
提案?した恥元市長はどっちか知りません。