もはや産経新聞が何を言おうがどうということはないのですが。
原発再稼働に抗議する2012年6月29日の首相官邸前デモについて、主催者発表で15~20万人とあまりに人数が多すぎたのかw、警察は参加人数の公表を控えました。
ポピュリスト橋下大阪市長は最後まで抵抗しておけばよかったとほぞをかんでいることでしょう。
歴史に残る原発ゼロの日々を台無しにした橋下市長の裏取引は国民のみならず人類に対する犯罪だ
毎日新聞 2012年06月29日 21時32分(最終更新 06月29日 23時33分)
(前略)
野田佳彦首相は抗議行動が続く午後7時前、首相官邸から隣接する首相公邸へ戻った。構内にも響く「再稼働反対」のどよめきを歩きながら聞き「大きな音だね」と警護の警官に話しかけたという。
主催者は参加者を約20万人としている。警視庁は今回、人数を発表しなかった。
この日は大阪市北区の関電本店前でも約2200人(主催者発表)が集まり、抗議の声を上げた。
毎週金曜日に行われているこのデモですが、先週の6月22日は、主催者が4万5000人と言っているのに警察は1万人と発表し、しかも読売新聞と産経新聞はこの警察発表しか記事にしなかったので唖然としました。
今回は、6月30日午前0時の時点で読売新聞は記事にさえできていません。
そして、産経新聞の記事には笑ってしまいました。
原発再稼働反対に2万人 官邸前で抗議行動
関西電力大飯原発3号機(福井県)の原子炉起動を7月1日に控え、原発再稼働に反対する抗議行動が29日、東京・永田町の首相官邸周辺であった。短文投稿サイトのツイッターやフェイスブックなどの呼びかけで脱原発グループを中心に多くの人が集まり、警察関係者によると、参加者はこれまでで最大規模の2万人弱に上ったとみられる。大きな混乱はなかった。
警察が人数を発表できていないのに、参加人数を教えてくれた「警察関係者」って誰なんですか? 個人的に数えてたのかなw
首相官邸前に何万人も集まったのになんという小さいベタ記事。しかも、あくまで主催者発表を参考としても記事に載せず、警察関係者とやらの談話?のみで2万人弱とは何事か。読売と言い、産経と言い、原子力ムラの中核らしく凄まじい隠蔽ぶりです。
デモって人数では決まりませんけど、原発再稼働に反対する人々すべてがこのデモの人数にも着目していたのですから、読売・産経のこの態度を永遠に人々は忘れないでしょう。
原子力ムラに金で買われた大飯原発再稼働決定には一片たりとも合理性がない
さて、抗議を受けている当の野田首相は、官邸周辺のデモ隊の掛け声や鳴り物の音を耳にして
「大きな音だね」
と傍らの警護官に語ったそうなのですが、音の大きさに国民の怒りの度合いを感じて、実は安保闘争の時の岸首相の心境でしょう。
原発再稼働だけならこれほど人数は集まりませんよ。消費税増税とか、TPPとか、普天間とか、ひどすぎますよ、この内閣は。
私も正直、日本でもツイッター発のデモがここまでの規模になるとは思いませんでした。どんなに隠蔽しても、どんなに平然を装っても、もう、この正義と感動の高揚を止めることはできません。
見直しました、日本人。驚きました、決めさせない民主主義。
希望はありますね。
2012年5月5日のこどもの日 日本の全原発が停止し原発がなくても地球は回ることを日本列島が実感する
決めさせない民主主義、すごい!
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全国各地で原発抗議 官邸前「15万人」で騒然
2012年6月29日23時4分 朝日新聞
【動画】官邸周辺で脱原発デモ |
首相官邸(奥)前の道路を埋め尽くし、関西電力大飯原発の再稼働に反対する人たち=29日午後7時27分、東京・永田町、小川智撮影 |
毎日新聞 2012年06月29日 21時32分(最終更新 06月30日 00時27分)
関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を2日後に控えた29日夕、東京・永田町の首相官邸前で毎週金曜日に行われている再稼働への抗議行動が一気に拡大し、官邸前から霞が関への車道が人で埋め尽くされた。警察の機動隊も出動した。ツイッターやフェイスブックでの呼びかけなどで集まった人々は組織化されておらず、デモ行進はなし。官邸前でひたすら「再稼働反対」と叫ぶのが特徴だ。なぜ、これほど多く集まるのか−−。騒然とする官邸周辺を歩いた。【町田結子、池田知広】
人が集まり始めたのは午後4時ごろ。「再稼働に断固反対」と書かれたプラカードを手にしている人がいれば、帰宅途中の会社員や手ぶらの家族連れ、お年寄りの姿もある。埼玉県蓮田市の会社員、田中秀行さん(38)は勤務先からスーツ姿で初めて参加。「集会やデモに出たことはないが、もう無関心ではいられない。政治色もなさそうなので抵抗感はなかった」と言う。
「再稼働反対、再稼働反対」。同6時になると声が上がり始め、一帯はヒートアップ。6~15歳の子供3人と初参加の静岡県袋井市の無職、中田里美さん(44)は「平和的に抗議しているとネットで知り、子供を連れて来た。参加者は『普通に生きたい、家庭を守りたい』という思いだけ。私も一緒です」。
呼びかけたのは有志の市民ネットワーク「首都圏反原発連合」。4月3日の原発再稼働を巡る1回目の閣僚会合を前に行動を起こした。当初の参加者は約300人。再稼働決定前日の6月15日、主催者発表で参加者が1万人を超えると、インターネット上で更に話題を呼んだ。主催者の一人、ミサオ・レッドウルフさん(ペンネーム)によると、従来のデモや集会のような雰囲気を一掃し、誰でも参加できる器づくりに徹しているという。
午後7時、参加者が歩道からあふれた。警察車両も出動し、同8時までの予定だった抗議は同7時45分に打ち切り。マイクを握ったミサオさんは、興奮が冷めない参加者に「ここで事故が起きても原発は止まらない。冷静に判断して帰路について」と促した。
野田佳彦首相は抗議行動が続く午後7時前、首相官邸から隣接する首相公邸へ戻った。構内にも響く「再稼働反対」のどよめきを歩きながら聞き「大きな音だね」と警護の警官に話しかけたという。
主催者は参加者を約20万人としているが、警視庁は約1万7000人としている。
この日は大阪市北区の関電本店前でも約2200人(主催者発表)が集まり、抗議の声を上げた。
大阪在住ですが、学校が東京だったのと今も年に4回千代田区隼町に参りますので、その辺りの地理は結構身近です。(直接関係ないことですが、まるでトーチカのように見える最高裁の位置は弁護士さんに評判が悪いようです。近隣に事務所を置くところがないということで。)
テレビで大飯原発の再稼働反対で現地での集会の模様が報道されましたが、そのなかで女性キャスターが「大飯町の住民は少ないようです。」と述べていましたが、如何にもよそ者が地元を無視して騒いでいるような印象を与えようとしているのが不快でした。
はじめてデモに参加しましたが、「安全基準は暫定的、しかし稼働は恒久的」という信じられないほど愚かなスタンスで原発再稼働を推進する現在の野田政権を速やかに倒さなければならないとの思いを強くしました。
当日は子供連れの人も多く、みな一様に「再稼働反対」を叫んでいました。これだけ多くの人々が子供たちの将来を憂い、実際にデモに参加され野田政権にシュプレヒコールを上げていた姿を見て感動しました。日本の民主主義はまだ死んでいない・・・そう思ったデモでした。
当日は相当数の警察官が交通警備にあたっていましたが、ちょうど私の後ろでデモに参加した老婆と会話していた初老の警察官の会話が印象的でした。
「福島には4回ほど派遣され、原発事故の警戒区域にも行ったが、この世の地獄でした。こんなことは二度とあってはならないと思います。みんなが声を上げれば、きっとよくなると信じています。」。
立場上、政治的な言動が大きく制約されている警察官の、精一杯の心情の発露だったと感じました。もう原発事故でだれも不幸にしてはいけません。今後デモに参加し続けようと思います。
http://soumoukukki.at.webry.info/201108/article_6.html
米国:原発「冬の時代」 建設計画ほぼ停止 世界の流れは脱原発、シェールガス革命へ
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/252.html
高すぎる原発の発電コスト、LNG火力で代替せよ だぶつくLNG供給・十分な埋蔵量
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5952
原発を不要にするシェールガス革命
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5957
世界の発電の主流は原子力発電からLNG火力発電へ LNG火力発電所は数カ月で新設可能
http://www.morningstar.co.jp/event/1104/ms9/index.html
「産経新聞社等の懇願に応えて某警察関係者が個人的に口にした数字」
にしかすぎないのですが、この“何じゃそりゃ数字“ですら、前回警察発表から「倍増」なのです。私個人は、もし正式の警察発表があったとしたら3万人程度だったような気がしますが、そうだとしても
「たった1週間で3倍増」を公式に認めたことになりますから、そりゃ発表できないですよ。
「デモ参加者数、警察は発表断念」
これをどんどん広めましょう。
最前方、輸送車でバリケードが引かれた場所が「総理官邸前」交差点。
列は最終的には「財務省」交差点まで伸びたようです。
今はそのごまかしに必死なようです。原発容認が追及されぬよう、大阪府立中之島図書館の廃止、西成区の特別区化、文楽への補助金廃止、国政進出、補正予算の言い訳など話題を分散させるのに躍起になっています。
子どもが叱られたとき他のことを言いだして話をそらせようとするのと同じですが、実害を伴います。公立校の校長の「公募」にしても、茶坊主集めでしょう。
関電の株主総会での発言を新聞は「橋下氏
熱弁」と持ち上げておりましたが、制止を受けても「もう少し言わせて」と発言したのは5分足らずの支離滅裂な文言、どこが熱弁なのか?
原発容認のイメージを「関電を攻撃する旗手」と見せかけることで中和しようという見え透いたスタンドプレーに他ならない。野次を飛ばすなど何とも「品格」のないこと。
長くなって申し訳ありませんが、橋下氏の意をうけての、 大阪府立中之島図書館廃止についての松井「大阪府知事」の、大阪府メール・マガジンでの言です。
「中之島図書館を訪ねて
6月25日に、府立中之島図書館を訪れました。
中之島図書館は、隣接する大阪市中央公会堂と並んで、国の重要文化財に指定されている歴史ある建物です。明治37年に、大阪の豪商・住友家からの寄附により設立され、同じく住友家から多くの蔵書をいただき、「大阪図書館」としてスタートしました。大大阪時代を偲ばせる壮麗な建築は、たくさんの人を魅了しています。
外からは何度も見たことがありますが、中に入るのは実は2回目。館長や職員に、いろいろな部屋や展示を案内してもらい、織田作之助の『夫婦善哉』の草稿など、さまざまな方から寄贈された貴重な資料も見ることができました。
職員の説明によると、市立図書館が「貸出」を大きな役割とし、流行の小説などを多く収蔵しているのに対し、中之島図書館は「保存」が役割。貴重な書籍や資料を次の世代に伝えていくという機能を担っているとのこと。しかし、
実際には建物の老朽化が進み、古書の維持管理にふさわしい環境が整っているとは言えないと感じました。
この図書館の蔵書は府にとってだけでなく、日本にとっての貴重な財産。寄贈して下さった方々の思いに応えるためにも、適切な環境で維持管理していかなくてはいけません。
また、一方で歴史的な建物は、府の重要な観光資源となり得ます。もっと多くの人に見ていただき、愛されるような活用方法がないか。何といっても中之島エリアは大阪市内の一等地。交通の便も良く、周りにはいろいろな施設が立
ち並びます。そんな素晴らしい場所に建つ美しい建物の、最も有効な活用方法を考えていく必要があります。文化、都市魅力に関する重要な事項ですから、大阪府市都市魅力戦略会議などの意見も頂戴しながら、大阪の未来にとっての
最善の道を見つけていきたいと思っています。」
土地建物欲しさに居住者を追い出す「地上げ」屋の弁そのものですね。
だいたい府立図書館について、大阪市長が府知事に指示するとは。
自分たちが理解できぬ文化を破壊しようとする「蛮族」そのものの行為です。