健康サプリメントや化粧品の大手メーカーであるDHCの子会社でテレビ制作会社にDHCシアターという会社があるのですが、同社が製作した２０１７年１月２日放送分の東京ＭＸテレビ「ニュース女子」で、沖縄の基地問題について偏見に満ちた、しかも取材に基づかない「報道」ともつかないデマが流れた一件。
本日東京新聞が、自社の論説副主幹である長谷川幸洋氏が司会をしていたことをおわびしました。
東京新聞は、これまでこの問題を何度も取り上げていましたが、これまでは長谷川氏が司会をやっていたことを黙殺した報道をしてきました。
今回、同紙は
本紙の長谷川幸洋論説副主幹が司会の東京ＭＸテレビ「ニュース女子」一月二日放送分で、その内容が本紙のこれまでの報道姿勢および社説の主張と異なることはまず明言しておかなくてはなりません。
加えて、事実に基づかない論評が含まれており到底同意できるものでもありません。
残念なのは、そのことが偏見を助長して沖縄の人々の心情、立場をより深く傷つけ、また基地問題が歪（ゆが）めて伝えられ皆で真摯（しんし）に議論する機会が失われかねないということでもあります。
他メディアで起きたことではあっても責任と反省を深く感じています。とりわけ副主幹が出演していたことについては重く受け止め、対処します。
として、長谷川氏が出演していたことを真正面から謝罪しています。
さすが東京新聞と言ったところでしょう。
安倍総理の「鮨友」が必ず常備されている在京マスコミ各社も、自社の論説委員や編集委員が「権力に優しい」問題とこれくらい真摯に向き合ってほしいものです。
長谷川氏は読売か産経に行けばいいのにね。
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「ニュース女子」問題 深く反省 沖縄報道 本紙の姿勢は変わらず
2017年2月2日 東京新聞朝刊
他メディアで起きたことではあっても責任と反省を深く感じています。とりわけ副主幹が出演していたことについては重く受け止め、対処します。
多くの叱咤（しった）の手紙を受け取りました。
「一月三日の論説特集で主幹は『権力に厳しく人に優しく』と言っていたのにそれはどうした」という意見がありました。
それはもちろん変わっていません。
読者の方々には心配をおかけし、おわびします。
本紙の沖縄問題に対する姿勢に変わりはありません。 （論説主幹・深田実）
◆「ニュース女子」問題とは
東京ＭＸテレビは１月２日放送の番組「ニュース女子」で冒頭約２０分間、沖縄県東村（ひがしそん）高江の米軍ヘリコプター離着陸帯建設への反対運動を取り上げた。本紙の長谷川幸洋論説副主幹が司会を務めた。
「現地報告」とするＶＴＲを流し、反対派を「テロリストみたい」「雇われている」などと表現。反ヘイトスピーチ団体「のりこえねっと」と辛淑玉（シンスゴ）共同代表（５８）を名指しし「反対派は日当をもらってる！？」「反対運動を扇動する黒幕の正体は？」などのテロップを流した。辛さんは取材を受けておらず、報告した軍事ジャーナリストは高江の建設現場に行っていなかった。
ＭＸは「議論の一環として放送した」とし、番組を制作したＤＨＣシアターは「言論活動を一方的に『デマ』『ヘイト』と断定することは言論弾圧」としている。辛さんは名誉を侵害されたとして、１月２７日、放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）放送人権委員会に申し立てた。
のりこえねっとは沖縄の現場から発信してもらう「市民特派員」を募集、カンパで捻出した資金を元手に、本土から沖縄までの交通費として５万円を支給。昨年９月から１２月までに１６人を派遣した。
東京新聞「深く反省」 論説副主幹が司会
毎日新聞2017年2月2日 11時13分(最終更新 2月2日 12時53分)
沖縄県の米軍基地反対運動を取り上げた東京メトロポリタンテレビジョン（ＴＯＫＹＯ ＭＸ）の番組「ニュース女子」に「事実関係が誤っている」と批判が出ている問題で、東京新聞（中日新聞東京本社）は２日朝刊１面に、番組の司会を長谷川幸洋・同紙論説副主幹が務めていることについて「重く受け止め、対処します」とする記事を掲載した。中日新聞も記事を社会面に掲載した。
「『ニュース女子』問題 深く反省」と題した記事で、深田実・論説主幹が「責任と反省を深く感じています。読者の方々には心配をおかけし、おわびします」と書いた。同社への批判などは２５０件を超えたという。
東京新聞はこれまで問題を取り上げた際、長谷川氏が司会を務めていることに触れず、先月２７日朝刊のコラムで作家の佐藤優氏が「社論を明らかにすべきだ」と指摘していた。
１月２日放送の番組は、基地反対派をテロップなどで「過激デモで危険」「警察も手に負えない」と表現した。放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）の放送倫理検証委員会が今月１０日にＭＸ側から説明を求める方針だ。
深田論説主幹は毎日新聞の取材に「たくさんの読者から心配する手紙、声をいただき、紙面で答えるべきだという考えから記事にした」と話した。【青島顕】
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「連帯が、自国の国民や政府の行為を批判する特別の理由をわれわれに与えることもある。愛国主義が意見の相違につながることもある。ヴェトナム戦争に反対し抗議した人びとの、二種類の異なる論拠を例にとろう。一つは、この戦争は不正だという信念だった。もう一つは、この戦争は自分たちが戦うに値せず、アメリカ国民にふさわしくないという信念だった。第一の理由は、戦争に反対する人なら誰でも、どこに住んでいても持ちだせる。だが、第二の理由は、戦争に責任のある国民だけが感じ、声に出すことができる。スウェーデン人でもヴェトナム戦争に反対し、この戦争は不正だと思うかもしれないが、この戦争は恥ずかしいと感じるのはアメリカ人だけだろう。誇りと恥は、共有するアイデンティティを前提とした道徳的感情だ。海外旅行中のアメリカ人は、アメリカ人旅行客の無作法な振る舞いに出くわすと、たとえ相手と面識はなくとも恥ずかしいと感じる。相手がアメリカ人以外なら、同じ振る舞いをみっともないとは感じても、それを恥ずかしいとは感じない。」
保守の人との議論でいつも噛み合わないのは保守に対しての批判を彼らは反日的な思想から来ていると思っている点だ。
公平に物を考えられない(ように見える)彼らへの恥ずかしいという思いから来ているとは思いもつかないのだ。
そしてトランプ信者のように、それを説明しても全く聞く耳を持とうとしないのだ。
私も「遅きに失したとはいえ」と
コメントして批判もしていたこの一件。ここまで明確に、一面、三面、そして五面と彼の名前を挙げて批判と反省の内容でまとめたのは良かったと思います。
長谷川さんは一介の編集委員などとは違います。おそらくはNo.2辺りの大幹部なのでしょう。仮にお飾りの副主幹というものであっても、世間の感覚では東京新聞社の
看板だと見なされているものでし
ょう。ここまで東京新聞社の報道路線と真逆だと、読者をバカにしているとしか思えませんし、一人の言論人の異論の自由という次元では済まされない立場です。
まして、このニュース女子の事件は今朝の東京新聞の解説の通りであり、こんなデタラメなやり方を
嬉々として司会して、批判にも開き直ってという有り様では長谷川さん、社会人としても最低です。
東京新聞のよいところは読売などと異なり、安倍晋三頑張れ的な長谷川さんの主張コラム（位置的には本日朝刊批判反省記事の五面に
相当します）への読者からの批判
反論投書も載せられる「風通しのよさ」です。私が新聞を評価する
最大のポイントはここです。朝日や毎日にはそうした面もそれなりにあるが、読売などには異論を載せないところがある。それが好きか嫌いかなどよりも異論も載る機会もあることが天下の公器の良し悪しなのだと思います。その意味で長谷川さんが政権の太鼓持ちであっても文句を言うつもりはないのですが、さすがにNo.2クラスの
社を取り仕切る側の、そしてテレビ局などで東京新聞を宣伝するサンドウィッチマンのような立場の人が、あんな番組のあんなデタラメなやり方について踊るどころか
司会者までやっていることは非常識です。
これまでも、この事件の前からもおそらくは社内で対立などもあったとは推測もできますが、こうなれば長谷川さんも速やかに東京新聞を辞職すべきです。
てか、とっとと辞めてくれ！
署名記事を書ける一記者の次元と
新聞社の舵取りをやる立場を混同している人はダメ。
モーリー・ロバートソンの意見がおもしろかったです。
https://www.youtube.com/watch?v=LlplbXyb6SA
https://togetter.com/li/1076325
27. そんな中、大阪のテレビ番組に出演した沖縄出身の弁護士コメンテーターがこう発言しました「反対派は沖縄人じゃない」。反対派のほとんどは沖縄人ではないとした弁護士に私たちは取材を申し入れインタビュー撮影しました。ところがその後番組が偏っているという理由で映像の使用を拒否しました
28. 取材に対し弁護士は反対運動が始まって以降、高江には一度も行ったことがないとした上でネット動画を見れば分かる、現地はその動画で見てますからと話しました。
（中略）
33. そして去年10月のある日、SNS上に医療従事者という男性からこんな発信がなされたのです「事実だけを述べると救急車も反対派の方々に止められ、患者さんを乗せて救急搬送している途中の救急車が止められ勝手にドアを開け携帯で撮影しながら誰を乗せているかと車内に入ろうとされました」
34. （32：07）この発信がなされた3日後、救急車の写真に音声を被せた動画がUPされました。よく見ると広島県の尾道消防と書かれています。動画はしばらくして写真はあくまでイメージと説明しますが、その視覚効果は絶大です。
35. この情報が広がると高江地区を担当する消防本部は救急隊員たちから聞き取り調査を行いました。その結果「救急車の妨害行為は一切なかった」と発信された話を完全に否定しました。（33：20）最初に発信した人物はその数日後、あれは「聞いた話」だったと慌てて情報を打ち消していました。
36. 軽はずみなコメントで誤解を与えたと謝罪もしました。何故どういうつもりで発信したのか、私たちは電話で話を聞くことが出来ました（33：52からインタビューへ）「事実であれば許しがたい」という気持ちから、それが事実かどうか確認はしてない。これは「僕の"たわごと"」になっています
37. 「軽はずみな発言は、こういう世界ではしてはいけない」とつくづく反省していますと語る。それでも一旦流布された風説はネット上から消えるどころか拡散し暴力集団の証拠として使われているのです。そして今なお反対派が救急車を妨害したと主張する住民にその根拠を尋ねました（34：50）
（中略）
40. ところが救急車を襲ったとするデマは遂にネット空間から飛び出し地上波のテレビで報じられる事態になったのです（36：32）1月2日東京MXが放送した情報番組、その番組は反対派が救急車を止めて現場に急行出来ない事態が続いたことを事実として報じテロリストみたいと放送します。
41. リポーターは高江の現場に行くことなく「危険でこれ以上近寄れない」と発言するなど終止、基地反対運動の人々を暴力的な集団として伝えました。放送後、番組内容には虚偽が多く含まれているとする人たちが社屋前で抗議の声を上げました。
42. 私たちは番組は事実に反するのではとの質問状を送りましたが回答はありませんでした。視聴者に対しては「沖縄基地問題をめぐる議論の一環として放送しました。今後とも様々な立場の方のご意見を公平公正に取り上げてまいります」とコメントしました。（37：44まで）
43. 高江区長さんのインタビュー（37：57）こんな報道のされ方ってあるんですね。何が事実で何がデマなのか、沖縄で生活してる人たちの声っていうのが入ってないし、ただこれを茶化してる感じで受け取られると心外です。温度差はあっても高江の人たちはずっとヘリパッド建設に反対してきました
【 IWJから長谷川幸洋論説副主幹に宛てた質問状を公開！「ニュース女子」で東京新聞が放送一ヶ月後に謝罪記事を出すも長谷川氏本人は雲隠れ!? IWJが深田実論説主幹に直撃！ 2017.2.3 】
続けて、長谷川氏本人がいまだ何の説明もしていない状況について、社としてどう考えているのかと質問する。
深田氏は謝罪記事の中で、長谷川氏に対して「対処する」と書いた。どういう意味なのかと聞くと、「これからどうするかは現在進行形」と答え、内容を明らかにしなかった。
「対処」の中身が不明なのに、「了解してほしい」と言われても、何をどう了解したらいいのか。
まるで、沖縄の新聞とは「手打ち」したので、そちらも矛を収めてくれ、と言われているような気がした。
記者クラブメディアの「業界内」の会話はこういうものなのだろうか。あいにく我々は「業界内」の人間ではなく、中身の不明な話に「了解」することはできない。
長谷川氏がこの一ヶ月の間、不問に付されてきたのは、中日新聞代表取締役会長の白井文吾氏に抜擢され、贔屓にされているためではないか、という情報を取材の過程で耳にしたことがある。その点の真偽について、確認のため質問すると、深田氏は「知らない」とだけ言い、いきなり「もういいですよ」と、電話を会話の途中で切った。
論説主幹の深田氏も難しい立場に置かれて、苛立ちがつのっていたのかもしれない、とも思う。しかし、大新聞の論説主幹が取材の電話を「ガチャ切り」とは、やはり大人気ないのではないか。
問われているのは、「業界内の了解」ではないはずだ。一般市民、一般の読者・視聴者の目線に立って納得のゆく説明がなされているかどうかである。（一部抜粋しさらに少し縮めました）
＞ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/360990
IWJ、容赦ねえ w
と立ち位置だったからそうだ。
現状、多くの新聞社が現政権の忠実なポチに成り下がった今、静かに抵抗をしているのが東京新聞なのだが、
それなのにネトウヨ御用達の意見を振りまいているのが同紙の論説副主幹である長谷川幸洋なる人物だった。
東京新聞もなぜそんな人間を雇い続けるのか不思議でならなかったが、今回の一件で、長谷川の首を切る覚悟
が出来たのではないか。
長谷川が東京新聞幹部の意向を受け入れ謝罪する事などしないだろうから、東京新聞上層部は粛々と長谷川
の首を切るべき。
その後の影響等を考えると極めて悪質であり、そもそも「聞いた話」なら誰から聞いたのか事実を明らかにしなければならないと思います。
1.「事実だけを述べると」と言っているということは"確認した"ということです。
「僕の"たわごと"」などということは有り得ない。
従って実際は確認していないということであれば虚偽にあたると思います。
2.現時点では彼の作り話なのか、彼にこの話を事実として話した者がいるのかどちらかです。
彼に話した者がいるのであればその者はこの話をどこから手に入れたのかが解明されなければならない。
いますね。
もつとっくにこうしたすり替え論法を見越していたのが当の東京新聞だ(笑)。
第二回目のニュース女子報道批判の識者コメントがよい例です！
専修大学の山田教授が「言論の自由」と「自由な言論」は違う。表現の自由があるからといって、何でも言っていいわけではない。この番組はニュースという冠をつけており、基本は事実に基づいたものであるべきだ。番組ではどこまでが意見で何が事実か分からない。ジャーナリズムは真実を追求し、誠実に伝えるべきだが、今回はどちらも努力の跡が見られない
。事実に基づくというジャーナリズムの原理原則に反しており、非常に問題がある。と、的確な分析をされている。
だからフジサンケイグループのラジオ番組でも長谷川は問題の核心には触れたがらず(笑)、煙に巻くために私の意見を封じ込めた、会社と意見が違うから意見を封じ込めるなんて東京新聞は北朝鮮みたいだなどとブチキレる芝居をなさったわけだろう。
ひどい詭弁である。
ことの本質は、何のことはない！
長谷川副主幹の主張ではなくて事実をねじ曲げたり手抜きしまくりで決めつけるニュース女子という極右煽動番組がバラエティとお茶を濁しながらもネタとしてニュースという（嘘や憶測などを決してやってはならぬ）ものをやっていることなのだ。
そんな番組を嬉々として司会者を
やる人が、それこそ会社人としてましてやそこらの会社ではない天下の公器たる東京新聞の看板を背負っている副主幹の立場であってよいのかという真実である。
長谷川は副主幹職務を辞めないとも述べたという。
もう一人の長谷川といい、とんでもない「反社会的な」人である。
東京新聞「主幹」のコメントれこんな副主幹を軽く突き放したものであった。
やれ、東京新聞！
こんな破廉恥漢を罷免せよ！！
悪いやつには石を投げよというのはあくまでも比喩表現である。
意見が異なってもよいが、こんなデタラメ報道と煽動をやる番組を
言論の自由とほざくのは犯罪だ。
お金の力なのか、元々そういう方だったのか不明ですが、権力側に取り込まれやすい人には何らかの共通点が有るように思います。