九丈殿、五丈殿の前にある石原は、大庭<おおば>と呼ばれています。
昔は、ここで奉幣の祭祀における玉串行事が行われていたそうです。
玉串行事とは、神前に玉串をささげる儀式の事です。
現在、奉幣における玉串行事はご正宮の御垣内で行われています。
しかし、20年に一度の遷宮における玉串行事は、昔のままにここで行われます。
また、遷御の儀の翌日に行われる幣帛読合<へいはくとくごう>も、ここで行われます。
幣帛読合とは、奉幣における点検(お供え物を目録と読み合わせて確かめる)の儀式の事です。
この大庭の南西隅には、榊の木が1本立っています。
これは廻り榊<めぐりさかき>、一本榊<いっぽんさかき>と呼ばれていたそうです。
昔は、お祭りの後、神職さんが冠につけていた木綿<ゆう>をほどいて、この榊の枝にかけていたそうです。
木綿<ゆう>とは、和紙の原料である楮<こうぞ>の皮をさらして織ったものです。
しかし、現在は麻を代用しているようです。
この木綿<ゆう>を冠に巻いて鬘<かつら>とし、参籠・潔斎した神職さんが、穢れを祓い清浄になった姿を表すためにつけます。
木綿<ゆう>でつくられた鬘<かつら>を木綿鬘<ゆうかづら>といいます。
こちらは、祈年祭で御饌をお供えするために参進する、神宮の大宮司です。
冠に生成り色のヒモのようなものを巻いていらっしゃいますね。
これが木綿鬘<ゆうかづら>です。
昔は、ここで奉幣の祭祀における玉串行事が行われていたそうです。
玉串行事とは、神前に玉串をささげる儀式の事です。
現在、奉幣における玉串行事はご正宮の御垣内で行われています。
しかし、20年に一度の遷宮における玉串行事は、昔のままにここで行われます。
また、遷御の儀の翌日に行われる幣帛読合<へいはくとくごう>も、ここで行われます。
幣帛読合とは、奉幣における点検(お供え物を目録と読み合わせて確かめる)の儀式の事です。
この大庭の南西隅には、榊の木が1本立っています。
これは廻り榊<めぐりさかき>、一本榊<いっぽんさかき>と呼ばれていたそうです。
昔は、お祭りの後、神職さんが冠につけていた木綿<ゆう>をほどいて、この榊の枝にかけていたそうです。
木綿<ゆう>とは、和紙の原料である楮<こうぞ>の皮をさらして織ったものです。
しかし、現在は麻を代用しているようです。
この木綿<ゆう>を冠に巻いて鬘<かつら>とし、参籠・潔斎した神職さんが、穢れを祓い清浄になった姿を表すためにつけます。
木綿<ゆう>でつくられた鬘<かつら>を木綿鬘<ゆうかづら>といいます。
こちらは、祈年祭で御饌をお供えするために参進する、神宮の大宮司です。
冠に生成り色のヒモのようなものを巻いていらっしゃいますね。
これが木綿鬘<ゆうかづら>です。