橋下さんの慰安所に関する一連の発言、米国がキリスト教国家で、彼らの基本的人権が宗教心を基軸にしているがゆえに強烈な建前を伴うということを理解していない、不穏当、不適当な発言でした。
ただし、超党派の女性議員のように「女性に対する人権侵害」「男性に対しても失礼」みたいな反応は、それはそれで的外れで、自分と異質なものを理解しようとしない、正義の味方にありがちな視野狭窄と思います。
種族保存の本能って、当然、雌雄でその発露の仕方が違う。
雄にとっての本能は、できるだけたくさんの雌と交尾することで、雌のそれは、一番強い雄と交尾することでしょう。
その意味では、オットセイのハーレムのような一夫多妻制は、一番強い雄だけが子孫を残すことができる、近親交配による種の劣化のリスクを除けば、進化論の理にかなった繁殖形態といえるのでしょう。
人間とて動物です。
男性であれば、恋愛のような大脳新皮質で生じる感情ではなく、また単に快楽のためでもない、もっと脳髄の奥から湧き上がるような、自分が爬虫類だったころの本能的な情動を感じたことがあるのではないでしょうか。
もちろん、文明社会に身をおいている限りにおいては、その情動をむやみに開放させる事はありません。
でも、異国で、明日にも死ぬかもしてないという非日常に身を置いた兵士はどうでしょう。
男ばかりの環境で、しかも死を身近に感じる事によって、本能が研ぎ澄まされるということもあるのではないでしょうか。
近世以前の刀剣による接近戦では、兵士の獣性を解放した方が、軍隊は強い。
古今東西を問わず、兵士による被制服民女性の略奪、暴行は日常茶飯事で、防止のためには、織田信長のように「やったら首をはねる」しかなかった。
しかし、さすがに近代ともなるとそうはいかない。娼館は、兵士の暴行リスクの回避、軍隊の規律維持の有効な手段だったと思います。
徴兵されて日中戦争に出征、北京に駐屯した祖父から、慰安所の話を聞いた事があります。
「ピー屋」、彼はそう呼んでいました。単に売春宿を指す俗語のようです。もちろん従軍慰安所なんてことばは当時はありませんでした。
「高かった」、これは需給バランス、市場原理が働いた結果でしょう。
「日本人と韓国人がいた」、当時は日韓併合の時代ですから、女性は現地調達ではなく、連れて来ていたということ。
客観的に考えて、当時普通に存在した民間経営の娼館が戦地に進出した、私にはそのように思えました。
日本も韓国も今とは比べ物にならないくらい貧しい時代の事、親に売られるなど不幸な身の上の女性も多かったでしょうし、労働環境も劣悪だったでしょう。
でも、それは、業者の問題であり、社会の問題であり、時代の問題です。
平和な現代に身を置いた、まして今も昔も戦場で屍をさらす可能性を持たない女性に、国のためと問答無用で死地に赴かされた祖父たちを非難される謂れはありません。
軍の関与が単に顧客としてのものである限りにおいて、あの時代、戦地の娼館はあって悪くない、また、単なるprosutituteをwartime sex slaveと表記されるのは事実誤認であり、日本人を含む第三者の恣意あるプロパガンダの結果である、橋下さんはそう言いたいのだと思います。
橋下さん、わざと炎上させるつもりでこんなことを言ったのでしょう。
女性議員や市民団体の反発は計算内で、事態は橋下さんの読み通りに展開していた。
でも、米国のここまでの反発は予想外だったのだと思います。
ご自身が自覚されている通り、国際感覚の欠如ですね。その辺が安倍さんはじめ、自民党との素養の差、かな。
橋下さん、決して嫌いじゃなかったんだけど、政治家としての限界、ちょっと見ちゃったような気がします。
ただし、超党派の女性議員のように「女性に対する人権侵害」「男性に対しても失礼」みたいな反応は、それはそれで的外れで、自分と異質なものを理解しようとしない、正義の味方にありがちな視野狭窄と思います。
種族保存の本能って、当然、雌雄でその発露の仕方が違う。
雄にとっての本能は、できるだけたくさんの雌と交尾することで、雌のそれは、一番強い雄と交尾することでしょう。
その意味では、オットセイのハーレムのような一夫多妻制は、一番強い雄だけが子孫を残すことができる、近親交配による種の劣化のリスクを除けば、進化論の理にかなった繁殖形態といえるのでしょう。
人間とて動物です。
男性であれば、恋愛のような大脳新皮質で生じる感情ではなく、また単に快楽のためでもない、もっと脳髄の奥から湧き上がるような、自分が爬虫類だったころの本能的な情動を感じたことがあるのではないでしょうか。
もちろん、文明社会に身をおいている限りにおいては、その情動をむやみに開放させる事はありません。
でも、異国で、明日にも死ぬかもしてないという非日常に身を置いた兵士はどうでしょう。
男ばかりの環境で、しかも死を身近に感じる事によって、本能が研ぎ澄まされるということもあるのではないでしょうか。
近世以前の刀剣による接近戦では、兵士の獣性を解放した方が、軍隊は強い。
古今東西を問わず、兵士による被制服民女性の略奪、暴行は日常茶飯事で、防止のためには、織田信長のように「やったら首をはねる」しかなかった。
しかし、さすがに近代ともなるとそうはいかない。娼館は、兵士の暴行リスクの回避、軍隊の規律維持の有効な手段だったと思います。
徴兵されて日中戦争に出征、北京に駐屯した祖父から、慰安所の話を聞いた事があります。
「ピー屋」、彼はそう呼んでいました。単に売春宿を指す俗語のようです。もちろん従軍慰安所なんてことばは当時はありませんでした。
「高かった」、これは需給バランス、市場原理が働いた結果でしょう。
「日本人と韓国人がいた」、当時は日韓併合の時代ですから、女性は現地調達ではなく、連れて来ていたということ。
客観的に考えて、当時普通に存在した民間経営の娼館が戦地に進出した、私にはそのように思えました。
日本も韓国も今とは比べ物にならないくらい貧しい時代の事、親に売られるなど不幸な身の上の女性も多かったでしょうし、労働環境も劣悪だったでしょう。
でも、それは、業者の問題であり、社会の問題であり、時代の問題です。
平和な現代に身を置いた、まして今も昔も戦場で屍をさらす可能性を持たない女性に、国のためと問答無用で死地に赴かされた祖父たちを非難される謂れはありません。
軍の関与が単に顧客としてのものである限りにおいて、あの時代、戦地の娼館はあって悪くない、また、単なるprosutituteをwartime sex slaveと表記されるのは事実誤認であり、日本人を含む第三者の恣意あるプロパガンダの結果である、橋下さんはそう言いたいのだと思います。
橋下さん、わざと炎上させるつもりでこんなことを言ったのでしょう。
女性議員や市民団体の反発は計算内で、事態は橋下さんの読み通りに展開していた。
でも、米国のここまでの反発は予想外だったのだと思います。
ご自身が自覚されている通り、国際感覚の欠如ですね。その辺が安倍さんはじめ、自民党との素養の差、かな。
橋下さん、決して嫌いじゃなかったんだけど、政治家としての限界、ちょっと見ちゃったような気がします。
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