「君の名は」のラストで瀧と三葉の走ったコース

アニメ「君の名は」のラストシーンで、瀧くんと三葉が走ったコースを現場検証してみました。
瀧くんは四谷から中央線快速（オレンジ色の車両）の下り電車に乗車、並行して走る各駅停車（黄色い車両）の車中に三葉を見つけ、新宿で下車、南口から四谷方面に走る。一方三葉は千駄ヶ谷で下車、二人は四谷の須賀神社の石段（男坂）で出会うのだが。。。


三葉の目線。


瀧くんの目線。


映像で場所を特定できるのは、下車駅を除けば、円通寺坂（瀧くん）と東福院坂下（三葉）。
ここから走ったコースを想像するに、瀧くんは、新宿通りをまっすぐ、四谷三丁目の交差点を越え二つ目の道（円通寺坂）を右折、Y字路を左に行くと、


須賀神社の入口（石段の下側）に着くという、最短距離。


一方の三葉は、最短距離を取らず、四谷方面から大回りして瀧くんと同じ神社の入口（東福院坂下）に着くと、左折すればすぐ神社なのに、逆に右折して東福院坂を上ってしまう。


アニメの映像でも、須賀神社の文字がある看板に背を向け、坂を上ろうとする三葉が確認できます。


坂の上から振り返ると、遠くに目的地の須賀神社の石段が見える。なんでまたこんな大遠回りを？？？


ただし、坂を上ったから三葉は石段の上に出ることができたわけで、走った距離も瀧くんの2.5kmをやや上回る2.7km、駅に着いたのは三葉が数分先と思われるので、時間的にもつじつまが合う。（青色が瀧くんの走ったコース、赤が三葉のコース）


ここまで考えてアニメが作られているんですねー、と感心しました。しかしまた、どうして三葉はこのコースを？と思わなくもありません。
二人の出会いは予定調和？　はたまた須賀神社の神様のお導き？