2. 赤の広場のレーガン元大統領と観光客
1988年、当時のレーガン大統領はモスクワへ旅立った。その途中で、赤の広場にも立ち寄り、地元のロシア人と会見している。少年と握手を交わす写真は、ホワイトハウスのカメラマンによって撮影された。これについて変わった点はない。だが、少しオタクじみた金髪の観光客がこれを見守っている。いくつかのソースによれば、この男性は若き日のウラジーミル・プーチン大統領である可能性があるのだ。
2009年にこの事実が指摘されると、ロシア側は即座に否定した。しかし、この主張にはいくつかの根拠がある。まず、KGBはエージェントを一般のロシア人に扮装させ、レーガン元大統領に難しい質問をさせている。当時、プーチン大統領はKGBの一員だったのだから、そこにいてもおかしくはない。もう1つの根拠は、写真の男性はプーチン大統領とそっくりなのだ。
これを指摘したピート・ソウザは、未だに金髪の男性は若き日のプーチン大統領であると主張しているが、ロシア側は、当時プーチン大統領はドレスデンで勤務していたとして、頑なに否定している。