【地獄絵図】ヤマアラシを丸呑みしたニシキヘビの体内がスゴいことに...!!
手足を持たないヘビは、その代わりに自分よりも大きな獲物を丸呑みできる強力なアゴを手に入れた。彼らがウシやワニを丸呑みする様子を見ると、もはや生身の戦いで彼らの右に出るものはいないようにも思えてくるが、大食いもほどほどにしないと痛い目に遭うことがあるようだ。
現在、南アフリカで発見された巨大ニシキヘビの死骸が話題となっている。しかし人々を驚かせているのは、その巨体ではなく、ヘビの腹の中に広がっていた衝撃的な光景だ。早速詳細についてお伝えしよう。
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今月24日、複数の海外メディアが報じたところによると、4m近くもある巨大なアフリカニシキヘビの死骸は、南アフリカ共和国ポート・シェプストーンにある私営動物保護区「Lake Eland Game Reserve」にて発見された。
マウンテンバイクでトレイル中だった管理人は、死骸の腹が大きく膨れ上がっていることに気づく。そこで、ニシキヘビは一体何を丸呑みしたのか確認するため腹を裂いてみると――中から出てきたのは、大きなヤマアラシだった!
ヤマアラシの背中には、敵を攻撃したり身を守るためのトゲ(針毛)が生えている。まるで太い釘のようなトゲは、アルミ缶を貫くほどの硬さを誇るが、それらがニシキヘビの体内にぎっしりと刺さっていたのだ。
保護区の管理責任者であるジェニファー・フラー氏は、「ニシキヘビの正確な死因や、ヤマアラシが丸呑みされた時に生きていたのかはわかりません」としながらも、「たくさんのヤマアラシのトゲが、ニシキヘビの腹の中で消化管などに突き刺さっていたことは確かです」としている。しかし通常、ヘビは死肉や腐肉を食べないとされるため、丸呑みされた時のヤマアラシには息があり、腹の中で一矢報いたと考えるのが自然だろう。
なお、ヤマアラシのトゲは非常に危険であるため、クマやトラなどの大型捕食動物でさえも彼らを襲おうとはしないという。しかしヘビは「視覚」が弱く、「嗅覚」に頼って狩りを行うことがあるため、夜間にヤマアラシの危険性に気づかずに襲いかかってしまうこともあるのだとか。ニシキヘビの側にしてみれば、生きるための食事が、まさか死を招く結果になろうとは思いもしなかったことだろう。
※画像は「YouTube」より引用