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立川談志の噺、講釈ネタの「小猿七之助」

2015年03月09日 | 落語・民話

立川談志 の噺、講釈ネタの「小猿七之助 」。

いつもと違いしっとりと演じている。その噺によると、


 すばしっこいので、小猿と呼ばれた「七之助」と、浅草広小路”滝之屋”の芸者「お滝」が禁じられた、船頭と芸者だけの二人だけで乗る”二人船”に乗って浅草に向かう。鉄砲洲の稲荷河岸から永代橋まで差し掛かると橋の上から身投げの男。
 二人の乗った屋形船に助けられ、事情を聞くと、新川新堀、酒問屋”鹿島屋”の「幸吉」で、浮いた話ではなく、集金の30両を渡し船の中の博打ですってしまい主人に申し訳ないので、飛び込んだと言う。30両が有れば死ななくても済むので、船頭の俺には出来ないが、お滝姉さんなら何とかならないかと聞くと、あれとこれを始末すればその位は何とか出来るとの話。死ななくてもイイので、お礼を言う。
 話の続きを聞くとイカサマ博打で取られ、少しでも返して貰おうとむしゃぶりつくと、殴られ、血を出し、その時の相手の片袖を握りしめ飛び込んだと言う。そのイカサマ師に仕返しをして、倍の60両を取ってきてやると、男気な七之助に励まされる。相手のイカサマ師の名を聞くと、深川相川町の網打ちの「七蔵」と言う。
 安心した幸吉は立ち上がると船縁から流れの速い大川に不意に落ちた。お滝が不振な様子を示しているが、遠くで「ひぃ~」という断末魔。こんな夜は早く帰ろうと、船を出すが、永代橋を逆に戻り佃の鼻を回り 汐入の中に船を止める。雨が降って来るし、回りは真っ暗で他の船も見えない。匕首を持った七之助がお滝の命を貰うという。
 実は七蔵とは七之助の実の親。幸吉にしゃべられると、どうなるか判らない。だから親の為、幸吉を突き落としたと言う。又それを見ていたお滝さんもその口から秘密がばれるとマズイので、死んで貰うと船の中へ。「いいよ、惚れた男に殺されるのなら、本望だ」、「そんな鎌倉時代じみたことを言っても、俺の切っ先は鈍らない」、「待っておくれよ、殺すのなら、本当のことを聞いてから殺っておくれよ」、「俺は確実に殺る」、「私が禁じられている二人船で来たこの気持ちが分からないかい」、「・・」、「それに・・あれもあった、これもあった」と せっせつと口説く。必死で。
夜、二人だけの船の中・・、黙って聞く七之助。
 小猿七之助の抜き読みでした。(完) 
 
https://www.youtube.com/watch?v=QU-BRzUAYDA

 

 

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