クリスマスに3人の男が死んだ。
そして、天国の門の前で聖ペテロに会った。
聖ペテロ曰く、
「神聖なこの日にだな、天国に入るためには、
クリスマスのシンボルとなる何かを持っていないと、
この門を通すわけにはいかないのだよ」
ということで、早速3人の内の頭が働く男は、
ポケットを探ってライターを取り出すと火を点けてこう言った。
「これは、キャンドルを象徴しています」
すると、聖ペテロ曰く、
「おお、いいじゃん! 君は、天国の門を通っていいぞ」
2人目の男は、ポケットに手を入れると、キーの束を取り出して振った。
「これは、ベルです」
すると、聖ペテロ曰く、
「微妙な気がするが、ま、良いだろう。君も、天国の門を通っていいぞ」
そして3人目の男は、必死になってポケットを探り始めた。
すると、赤いパンティを取り出した。
聖ペテロは、眉をしかめてこう言った。
「なんだよ、それ。クリスマスに因んでるとは思えんのだが??」
男は言った。
「これは、キャロルのものです」
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