9月12日(月)の夕方、福岡サンパレスで開かれた「九州市民大学」に行ってきました。今回のテーマは「井田勝大・九響が贈るバレエ音楽の魅力と歴史」。月に1回、著名人からの講義をリーズナブルに受けられる「九州市民大学」は、基本的には年間契約ですが、興味のある講義だけを選んで受講出来る場合もあり、今回はその枠で参加しました。
この日のプログラムは、まさに贅沢の一言。バレエ音楽の名作が次々と演奏される構成で、以下の作品が披露されました。
- 「コッペリア」より
- 「白鳥の湖」より
- 「眠りの森の美女」より
- 「くるみ割り人形」より
- チャイコフスキーとバレエ(指揮者・井田勝大先生のお話)
- 「舞踏への勧誘」
- 「ロミオとジュリエット」より
- 「火の鳥」より
九州交響楽団による演奏は、金管・木管・弦楽器のバランスが素晴らしく、特にチャイコフスキー作品の美しさが際立っていました。また、井田勝大先生のお話も大変興味深く、バレエ音楽が持つ背景や魅力をより深く理解できる時間となりました。
印象に残ったのが、クラリネットの首席奏者。現在、九響は首席が不在で、他の楽団から毎回「ゲスト首席」を招いています。そして、今回のゲストの方の演奏が素敵でした。ただ、残念ながらパンフレットにはその方の名前が掲載されておらず「誰だったんだろう?」という謎が残りました。
受講料は、全席自由で3,000円。これだけの内容をこの価格で体験できるのは、まさに「九州市民の特権」といえるでしょう。