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日記

あっ! いーじわるぅー

地球と原子

2006-01-23 21:00:00 | Weblog
さすがシリウス。 一番明るい星。
 18:00 東南東の低い空に、しっかりと光っている。太陽系の星以外で、こんなに低い空でも光る事の出来るのは、シリウスぐらいであろう。
 今 21:00 シリウスは、南南東のかなり高い位置にいる。オリオン座もちゃんと見える。昨日見えなかった サイフ も見える。ベテルギウス,リゲル,ベラトリクス,三ツ星のミンタク,アルニラム,アルニタク,剣のハチサ,そのうえ、目を凝らせば、λ星のメイサも見える。 昨日サイフが見えなかったのは、じっくりは見たもののゆったり見てしまって、目を凝らしていなかったからかな。2等星だから見えたはずなのに。    
 ビッグバンの中、 原子 は生まれて、超新星爆発の中、 地球 は生まれた。地球はコマの様に回転する。回転軸が重心を通っていれば、首を振る事はない。地球がまだ柔らかかった頃に、自転の遠心力や太陽,月の重力で赤道面が膨らんだ。楕円球だし潮汐力を受けるので、黄道北極を軸にして回っている地球では、赤道面を黄道面と一致させる方向にトルクが働き、首振り運動が約26000年周期(25800とか 25920とか)で起きる。今の北極星は北極より少しずれてるから、日周運動で小さな円を描いている。しかも歳差のせいで、遠い将来、ポーラリスの座は他に星に移ってしまう。でも歳差のおかげで歳差周期の半分の13000年後には、地軸は23.5x2で47度ずれるから、名古屋からでも南十字星が見られる。ってか。 その時まで、南十字星が星座の形を残している筈もなく、その前に、私が13000歳になっている筈がない。  
 こうして地球は歳差運動をしている訳だが、なんとびっくり、原子にも歳差があるのです。地球の周りを月が回る様に、陽子の周りを電子が回る。原子は核融合でいろんな元素をつくる。H から U までの元素でできている地球と元の原子とが、同じ歳差運動を。面白い。