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日記

あっ! いーじわるぅー

フッ素 9 F

2006-04-05 23:12:10 | Weblog
 昨夜からの雨が、朝 まだ降っていた。午前中 一時 止んでいたが、午後から 又、降り出した。午後からの雨は、空も明るいし、量も少ない。15:00 頃から、時折 薄日が差したが、太陽のいる辺りは、雲の方が優勢の様だ。                   

      フッ素  F (Fluorine)  原子番号 9  原子量  18.9984032

 フッ素とは9つの陽子と9つの電子で構成されている原子。
核の中に陽子9つと中性子が10のフッ素原子 9F19 (100%)と、

8ε の中性子を持つフッ素原子 9F17(電子捕獲→8O17, 半減期 64.49秒)と、
9ε の中性子を持つフッ素原子 9F18(電子捕獲→8O18, 半減期 109.77分)と、
11β- の中性子を持つフッ素原子 9F20(β崩壊→10Ne20, 半減期 11.07秒)と、
12β- の中性子を持つフッ素原子 9F21(β崩壊→10Ne21, 半減期 4.158秒)の、
                                     放射性同位体がある。

 フッ素とは、第17族・ハロゲン族で、常温, 常圧では、独特の臭いをもつ淡黄色の猛毒な気体。 比重 1.31。 原子価は、-1価である。 単体は、通常二原子分子の F2 として存在。 全元素中最も大きな電気陰性度をもち、酸化力が極めて高く、ヘリウム, ネオン, アルゴン以外の殆んどの単体元素と反応して、フッ素化合物を作る。
 水の表面にフッ素ガスを送ると、薄紫色の炎をあげて燃え、水に反応して、フッ化水素(HF), 酸素(O2), オゾン(O3)を生成する。
 炭素族と反応して、四フッ化炭素(CF4), 四フッ化ケイ素(SiF4)を生成する。
 アンモニアと反応して、フッ化窒素(NF3)を生成する。
 カルコゲン元素と反応して、二フッ化酸素(OF2), 二フッ化二酸素(O2F2), 二フッ化三酸素(O3F2), 六フッ化硫黄(SF6), 六フッ化セレン(SeF6), 六フッ化テルル(TeF6)を作る。 
 稀ガスと加熱下で反応して、フッ化キセノン(XeF2,XeF4,XeF6), 光存在下で反応して、フッ化クリプトン(KrF2)を生成する。
 ハロゲン元素と反応して、フッ化塩素(ClF,ClF3),フッ化臭素(BrF,BrF3,BrF5),フッ化ヨウ素(IF5,IF7)を生成する。
 金属と比較的低温で反応し、ニッケル, 銅, 鉛とは、表面に不動態の皮膜を形成する。 金、白金とも500℃以上で反応する。
 ガラスや白金さえも侵すため、単体で保存することはなく、化合物の状態で保存され、容器にはポリエチレン製の瓶や、テフロンコーティングされた容器が用いられる。

 ハロゲンには、黄色の気体のフッ素(Fluorine), 黄緑色の気体の塩素(Chlorine), 赤褐色の液体の臭素(Bromine), 黒紫色の固体のヨウ素(Iodine), 銀白色の固体のアスタチン(Astatine), 銀白色の固体(卑金属)のウンウンセプチウムがある。
 フッ素、塩素、臭素、ヨウ素は、アルカリ金属やアルカリ土類金属と塩を形成するので、ギリシャ語で「塩を作るもの」ハロゲンと命名。 ハロゲンは、価電子は最外殻の S軌道(2個の電子が占有)及び P軌道(5個の電子が占有)にある電子で、一価の陰イオンになる。

 フッ素は、地殻中に 650ppm 存在。 蛍石(フルオライト CaF2 透明, 緑, 青, 黄, 紫色を呈する正6面体の結晶構造)や氷晶石(クリオライト Na3AlF6)やフルオロアパタイト(Ca10F2・PO4)に含まれる。 単体はフッ化水素(HF), フッ化水素カリウム(KHF2)を電解して得られる。
 
 フッ素は、ガラスの屈折率を低下させるため、光ファイバーの屈折率制御に使われている。 
 テフロン(フッ素樹脂)は、炭素とフッ素からなる一次元フルオロカーボンで、耐熱性、耐化学薬品性、潤滑性、非粘着性と水や油をはじく性質を持つテトラフルオロエチレン(F2C=CF2)とビニールエーテルを交互に重合したフッ素化ポリマーで、フライパンのコーティングに使われる。 
 フッ化グラファイト{(C2F)n}は、炭素とフッ素からなる二次元フルオロカーボンで、潤滑剤に使われる。 撥水性があり、アクリルシリコン樹脂, アクリル樹脂, ポリエステル樹脂, エポキシ樹脂に使われる。
 フッ化フラーレンは、炭素とフッ素からなる三次元フルオロカーボンで、単斜結晶構造のC60F18, 体心結晶構造のC60F36, 面心結晶構造のC60F48があり、潤滑剤に使われる。
 フロン(クロロフルオロカーボン CF2Cl2, C2F5Cl)は、冷媒として使われていたが、塩素を含むフロンはオゾン層を破壊するため、塩素を含まない代替フロンが使用されるようになった。
 ハロン(ブロムフルオロカーボン CF2BrCl, CF3Br, C2F4Br2):臭素を含むフルオロカーボンのこと。フロンよりもオゾン層を破壊する能力が高い。

 フッ素は、動物の歯や骨によい影響を与えるが、高濃度のフッ素化合物は毒性で、歯や骨にかえって悪いし、発癌性がある。
    
    融点  -219.62 ℃   固体フッ素は、白色の立方結晶構造
    沸点  -188.14 ℃   液体フッ素は、黄色の液体

 東の空に、19:00 過ぎに、薄オレンジに暈けた アルクトゥルス が、21:00 過ぎに、薄黄色に暈けた 木星 が昇って来た。22:00 過ぎの西の空では、下に湾曲した上弦の三日月が、少し暈けた薄黄色で、沈む準備をしていた。辺りには、左上に -0.2等星の土星がやっと見える程度。冬の星座達や、1.4等星の火星は見えない。南の空には、白い雲が大きく伸ばされているのがみえる。

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Unknown)
2006-06-19 23:32:18
>単体で保存することはなく、

普通(F2?)に市販されています

http://www.stella-chemifa.co.jp/product/f2.html

http://mkness.home.texas.net/texas_soccer/elements/009F/F.htm
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