やがて、かっちゃんの息子さん・娘さんが到着し、
処置室のかっちゃんと面会した。
医師のくだした結論はこうだ。
『次に発作が起きたら危険なので、もっと規模が大きい由利組合病院に移り、
緊急手術する。
本当は、以前手術をおこなった秋田大学病院が良いのだが、
これ以上の移動は体に負担がかかるので…』。
由利組合病院なら移動時間は10分ほど。
かっちゃんの症状は、
昨年亡くなったとっちゃんと同じ状態。 . . . 本文を読む
…はぁぁ~気持ち悪い…
ぼーっとしてると、かっちゃんの左手がだらんとのびているのが見えた。
アタシは、思わずその手を握る。
…シワシワでヒヤヒヤな、冷たい手。
大丈夫なのか?かっちゃん!?
がんばれ。もう少しだから!
本荘第一病院の救急入り口にようやく到着。
なんか…長かった~!
医師と看護師さんがストレッチャーのかっちゃんを運ぶ。
「付き添いの方、処置室を出てお待ちください。」
…わぁ~ドラ . . . 本文を読む
救急車の中は意外に狭かった。
しかも、揺れが激しい。
医療用の何かの管や心電図血圧計用の線など沢山取り付けられ、
かっちゃんは力無く横たわっている。
隊員の方は病院に受け入れ確認をし、
バインダーに止めた書類をアタシにわたした。
「付き添いの方…
下の欄に、お名前と連絡先を書いてもらえますか?」
ふと書類を見ると、今日の日付は9月9日…って…
『救急の日』じゃん!
こんな日にこんな形で初★救急車 . . . 本文を読む
昨日は…大変な1日だった。
近所に住む『ネムノヤ』のかっちゃん(おばさん)が倒れたのだ。
朝食中、電話がはいった。
隣県に住む、かっちゃんの息子さんからだった。
「今、母から『具合が悪い』と電話連絡があって、
救急車呼んだんだけど、
様子見にいって欲しいんです。
私もこれからそちらに向かいますが。」
…た、たいへんだ!
あたしは朝食を放り出し、自宅の戸締まりだけして、
『ネムノヤ』宅に走った . . . 本文を読む