「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

日本人留学生の方々について

2019-05-20 | 雑記
ここクイーンズ大学ベルファストは、英国北アイルランドのベルファストにあり、まさに英国の片隅に位置しております。しかし、最近、様々な日本人留学生がこの地を訪れています。
私は、日本のパスポートと言えば、赤色(10年一般旅券用)か紺色(5年用)しか知りませんでした。しかし、今年になって現われたニューカマーはまさかの緑色(公用旅券用)の所持者でした。つまり、公務でいらっしゃっているということです。現役の自衛隊医官の三佐(少佐)殿でありました。まさか親方日の丸が自衛官を医学研究者としてこの地に送り込んでくるとは思わず、驚愕したものです。
他にも、岡山大学の医学生さん達や、同志社女子大学の学生さん達がよく短期でいらっしゃっています。また、私もそうですが、すでにクイーンズ大学ベルファストの正規の学生になっている者も数名います。こうして振り返ると、今までお会いした人たちも含めて、実に色々な人たちがいるものです。

しかしながら、その数は中国人と比較すると圧倒的に少ないです。残念ながら。
私としては「もうちょっと居ても良いのにね~」と思いますが、日本人留学生の数が往時と比べると少なくなっていますし、あまり北アイルランドは日本人学生には魅力的に見えないのでしょう。私もその事情は理解しているつもりです。
しかし、そのままでは、やはり中国に科学・技術の面でも後塵を拝することになるのはそう遠い日ではないのでしょう。経済の面であっという間に追い抜かれたように。先日、留学生の友人達とも話したのですが、日本は科学・技術の面でも相対的に停滞しているというべきであり、後進国にどんどん追いつかれているのでしょう。個人的には、そのことをやはり悔しく思います。

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