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ひかり電話 HGW PR-600MI のオフライン設定

2021-05-05 17:00:00 | ひかり電話
ひかり電話 HGW PR-600MIのセキュリティログからポートスキャンログを排除する」や「ひかり電話 HGW PR-600MIのIPv6スループットを確認する」でPR-600MIの「情報」「DHCPクライアント取得情報」「DHCP再取得(IPoE)」を短時間に繰返すと再取得が出来なくなり、「以前に取得した情報で起動」となってしまう。
NTTのひかり電話サポートに問い合わせた結果、再度交換を提案された。機器の不具合と思えなかったが、交換手配をお願いした。
交換に当たり、「MAC address」が変わるため設定も大事となる。機器交換をしない決定をした時そのまま返送すれば良いか聞いたところ、交換しない事を連絡するように言われた。12日後にシステム側で送付した機器のMAC addressに自動変更されるため、交換前の機器で接続が出来なくなるとの事。
手配された機器は、「PR-600MI(GV-ONU)」2020年10月製造 RFコネクタは、銀メッキ仕様


ひかり電話 HGW PR-S300SEからPR-600MIに変更された」で光ファイバー未接続状態で事前設定が出来なかった(DHCPによるIPアドレス取得が出来なかった)。
固定IPアドレスから出来るか未確認だったので確認した。結果、固定IPアドレスでも接続出来なかった。
(「初期状態」点灯、「登録」消灯。約5分毎に全ランプ点灯で再起動を繰り返す)

1)Debian10のDHCPサーバに接続
ひかり電話HGW PR-S300SEのIPv6スループットを確認する」「ひかり電話 HGW PR-600MIのIPv6スループットを確認する」の構成で

Debian10サーバの「enp7s0」インターフェースにDHCPv6サーバを稼働し、「PR-600MI」のWANインターフェースを接続して起動した
/etc/default/isc-dhcp-server
INTERFACEv4=""
INTERFACEv6="br0 enp7s0"
DHCPv6サーバー設定
/etc/dhcp/dhcpd6.conf
subnet6 fe80::/64 {
	default-lease-time 14400;
	preferred-lifetime 12600;
	option dhcp-renewal-time 7200;
	option dhcp-rebinding-time 10800;
	option dhcp6.name-servers 2404:1a8:7f01:a::3,2404:1a8:7f01:b::3;
	option dhcp6.domain-search "flets-east.jp","iptvf.jp";
	option dhcp6.sip-servers-addresses 2404:1a8:YYYY:ZZZZ::1;
	option dhcp6.sntp-servers 2404:1a8:1102::a,2404:1a8:1102::b;
	option dhcp6.vendor-opts 00:00:00:d2:
		00:c9:00:06:
		28:e9:8e:12:34:57:
		00:ca:00:0a:
		30:33:33:31:32:33:31:32:33:34:
		00:cb:00:0a:
		30:33:33:31:32:33:31:32:33:35:
		00:cb:00:0a:
		30:33:33:31:32:33:31:32:33:36:
		00:cc:00:10:
		08:6e:74:74:2d:65:61:73:74:02:6e:65:02:6a:70:00:
		00:d2:00:1f:
		03:77:77:77:07:76:65:72:69:6e:66:6f:03:68:67:77:0a:66:6c:65:74:73:2d:65:61:73:74:02:6a:70:00;
	prefix6 2409:10:XXXX:YY00:: 2409:10:XXXX:ZZ00:: / 56;
	host pr-600mi {
		host-identifier option dhcp6.client-id 00:03:00:01:28:e9:8e:12:34:57;
		fixed-prefix6 2409:10:XXXX:YY00::/56;
	}
	host pr-600mi-2 {
		host-identifier option dhcp6.client-id 00:03:00:01:28:e9:8e:12:34:59;
		fixed-prefix6 2409:10:XXXX:YZ00::/56;
	}
}
DHCPv6サーバーからPrefix Delegationが成功すると「登録」が点灯する(18回程度点滅後、点灯)。
この状態では、LAN側に接続したPCからDHCPによるIPアドレス取得が出来ない。PR-600MIのLAN側「192.168.1.1」なのでPCに「192.168.1.2/255.255.255.0」を静的設定して接続が出来る。
DHCPv4サーバーも稼働させるとPCからDHCPによるIPアドレス取得が出来る。
/etc/default/isc-dhcp-server
INTERFACEv4="enp7s0"
INTERFACEv6="br0 enp7s0"
DHCPv4サーバー設定
/etc/dhcp/dhcpd.conf
set vendor-string = option vendor-class-identifier;
option sip-servers code 120 = { integer 8, ip-address };
option classless-static-routes code 121 = array of integer 8;
subnet 118.177.39.12 net mask 255.255.255.252 {
	pool { range 118.AAA.BBB.14; }
	option subnet-mask 255.255.255.252;
	option routers 118.AAA.BBB.13;
	option sip-servers 1 118.AAA.CCC.1;
	option classless-static-routes 16,118,AAA,118,AAA,BBB,13;
	option vivso 00:00:00:d2:5f:
		c9:06:
		28:e9:8e:12:34:59:
		ca:0a:
		30:33:33:31:32:33:31:32:33:34:
		cb:0a:
		30:33:33:31:32:33:31:32:33:35:
		cb:0a:
		30:33:33:31:32:33:31:32:33:36:
		cc:10:
		08:6e:74:74:2d:65:61:73:74:02:6e:65:02:6a:70:00:
		d2:1f:
		03:77:77:77:07:76:65:72:69:6e:66:6f:03:68:67:77:0a:66:6c:65:74:73:2d:65:61:73:74:02:6a:70:00;
	max-lease-time 14400;
	option dhcp-server-identifier 118.AAA.BBB.13;
	option dhcp-renewal-time 7200;
	option dhcp-rebinding-time 10800;
}
「AAA」「BBB」「CCC」は、「0-255」までの任意の異なる数値
DHCPv4サーバーから情報が取得出来ない場合、約3分後位に「保存済み自動設定情報にて起動」となり、LANインターフェースに接続したPCからDHCPでIPアドレス情報を取得出来るようになる。

2)PR-600MIのオフライン起動状態
接続が可能となると「機器設定用パスワードの初期設定」を行う


設定ウィザードで「インターネット接続先を設定しない」として各種設定画面へ


ログ#3の「DHCPv6アドレス取得」で接続が出来るようになる

約3分後のログ#2で「DHCPv4保存済み自動設定情報にて起動」でPC端末からDHCPでIPアドレス取得が出来るようになる。


DHCPv4の情報が取得できると「ひかり電話」サーバーへの登録が実行される

登録できないので「時刻の同期」も出来ない。時刻同期に「NTP」が使用されず、SIPサーバー登録時の応答情報内にある時刻が使用されているようだ。

DHCPv4/DHCPv6の取得情報

DHCPv6の「pr-600mi」と「pr-600mi-2」でPrefix情報を変えているが、同じ「2409:10:XXXX:YY00::/56」Prefixを設定し、インターネットからのアクセスを可能とする。「PR-600MI-2」からのアドレスは、「2409:10:XXXX:YY01:2ae9:8eff:fe12:345A」となる(DNSの名前解決もこのアドレスがソースとなる)。インターネットからこのアドレス宛のパケットは、「PR-600MI」へ送られてしまうので、Debian10でルートを追加する。ルートは、「ip -6 route add 2409:10:XXXX:YY01:2ae9:8eff:fe12:345a/128 via fe80::2ae9:8eff:fe12:3459 dev enp7s0」
「メンテナンス」「ファームウェア更新」で更新が可能となる。最新バージョン「01.00.0005」に更新。

「PR-600MI」は、LAN側にDHCPv4/DHCPv6サーバーが稼働する。Prefix長が「56」から「60」になる。「PR-600MI-2」のDHCPv4がリースするアドレスを「192.168.1.0/24」から「192.168.2.0/24」に変更して「PR-600MI-2」のWANを「PR-600M(」のLANに接続してみたが、無応答状態になってしまった。

3)DHCP再取得(IPoE)
DHCP再取得(IPoE)を連続して実行すると「以前に取得した情報で起動」となる状態は、同じだった。
一度この状態になると再起動か一定時間経過後でないと更新されない。

NTTひかり電話サポートに「機器の変更を行わず様子を見る」事を伝え、12日後のMACアドレス自動変更を停止してもらった。
交換機器は、返却。

 


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