セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
celica_himeji-ra25@yahoo.co.jp

あいちトリエンナーレ2019/愛知芸術文化センター

2019年08月08日 11時14分28秒 | つぶやき

会場までどうやって行こう?
長久手アピタに車停めて地下鉄とか。
企んで地下鉄の本郷駅を目指して歩いたらメチャ遠い!
しかも駅は県道60号線にあると思ったら1本北側の道でした。
気付いた時はもう上社駅まで来てたよ。
暑くて死にそう(;´Д`)
電車代ケチらず素直にリニモ乗れば良かった。ちぃ。

 

ようやく辿り着きました愛知芸術文化センター。
先日は世界コスプレサミットやってましたね。
暑いさなか着ぐるみとか被った皆さんお疲れ様です。

 

おぉー、A35ピア・カミル「ステージの幕」がお出迎え。
これらロック系Tシャツは「街ゆく人々や友人と物々交換」
目についたTシャツを「譲って!」と交渉したのかw

 

お気に入りのアーティストを探すと楽しいかも。
でもその時はオペラグラス持参しなきゃですね。
サンタナないかな~?

 

24個のスピーカーが備わっている。
鳴らしたら爆音奏でてくれる?楽しそう。

 

まず10Fまで一気に上がりました。
TVニュースでよく見たA02エキソニモ「The Kiss」だ。

 

A06ウーゴ・ロンディノーネ「孤独のボキャブラリー」
この部屋もよくTVで紹介されていますね。

 

チビっこらは速攻でピエロと同化して寝そべったりしてた。
こういう異質な空間でもすぐ順応出来るのはさすがだな。
映え狙いでポーズを決めてるカップルは邪魔くっさいけど。

 

ピエロそれぞれにテーマがあるらしい。
映画「ソウ」みたいにいつ動き出すかとビクビクします。

 

どれもこれも表情がリアル。
この人なんて、凄く落ち込んでるっぽい。
「自分もこんな気分の時あったな」
「がんばれ」
励ましていたりして。
ピエロたちの色んな姿に自分を重ねて見る展示なのかな?

 

デスマスクの要領で顔の型取りしてお面状にしたっぽい。
見て回った感じ、目を開けたピエロは居なかった。

 

どのピエロがどんなテーマか答え合わせ出来ればなぁ。
アイデアに実行力が伴っている感じで面白い展示でした。

 

A10村山悟郎
「環世界とプログラムのための肖像」Decoy-walking。
入室するとモニターに制作風景が映されていた。

 

えっと、この人の作品は絵の方?
ロボットの足みたいな歩く展示の方が凄く目立ってました。
二足歩行は人類のロマンですよ、萌える。

 

器用に歩いている。
けれどルームランナーの速さと微妙に合っていない?
遅れ気味だけど、ここから中央位置まで走って戻るとかw
動く展示はやはり動画で撮りたい。

A13ヘザー・デューイ=ハグボーグ
「Stranger Visions,Dublin:Sample 6」
ただの3Dプリンターで作った彫刻作品ではない。
手前に置かれた「吸い殻」からDNAを採取。
それを基に「こういう顔かも」と作成。
以前NHKスペシャルで紹介されていた技術?
「迂闊に髪の毛など残すとクローン造られる」
そんな未来も間近に来ているのかも。
「佐々木希のDNA高価買取中!」
なんてあったりしてw

 

A14 dividual.inc.「ラストワーズ/タイプトレース」
部屋の中にはモニターが並び、手前にはキーボードが一つ。

 

カチャカチャと勝手にタイピングされるキーボード。
まるで透明人間がタイピングしてるみたいな動きで面白い。

それに合わせてモニターには「遺言」が紡がれて行く。
個性的な「遺言」が。

 

「#10分遺言」で募集した「遺言」が映し出されてた?
展示とネットが繋がれてるのも面白い試みですね。

 

A17菅 俊一「その後を、想像する」
この本を閉じたその後を想像してみよう。

 

モニターには白黒の線アニメがエンドレスで流されていた。
その動きのシュールさは京アニの「日常」に通じるものがある。

 

面白かったから動画を撮りましたw

シンプルな白黒を活かした展示も。

 

ロビーにはA01aドラ・ガルシア「ロミオ」のポスター。
ファッション雑誌の1ページか映画のポスターのような作品。
この中に写ってるモデルがひょっこり現れて声を掛けて来る。
そんな驚きを与える展示らしい。
でも声を掛けられなかったのでただのポスターでした。

 

展望回廊にてA18aジェームズ・ブライドル。
屋外の地面に描かれた白い線は無人偵察機グローバルホーク。
めっちゃ翼長っ!

 

8Fに下りてA19今村洋平「tsurugi」「peak」

 

最初これ何?で作業風景の映像を見てやっと分かった。
シルクスクリーンを何回も繰り返して「厚み」を加えたんだ!
もうね、これは何千回もやった結果で「バカ」ですわ。
馬鹿にしてる訳じゃなく「空手バカ一代」の「バカ」と同じ意味。
全てを注ぎ込んだ一途さに感嘆したってことです。

 

今じゃ3Dプリンターが正確に同じことをやってくれる時代。
対してこれらの作品は手仕事の延長線上で似て非なる結果。

 

使った塗料の山はとてもカラフル。

 

作業風景の映像で一刷りごとに塗ったカラーを記録してた。
その記録ボードも展示されてたけどこれ自体がアートっぽい。

 

A20袁廣鳴(ユェン・グァンミン)「日常の演習」
これCGでじゃなくて誰一人居ない台湾市街地の空撮映像。
余りの無人っぷりがとてつもなく「怖い」・・
万安演習の時に撮ったドローン映像だそうです。
「本気」の防空訓練は中国を意識する微妙な立ち位置を暗示。

 

A23表現の不自由展・その後
今回のトリエンナーレで最大の話題となっている展示ですね。
例の「少女像」ですが、そのまま展示ってのはやはり問題かと。
だって今の韓国は普通の国じゃないんだもん。
発展の為に財閥を優遇する国策を敷いて庶民から搾取。
膨れ上がる政府への不満を逸らす為に反日を煽る。
歪んだ国策に乗せられて国際法に反して「少女像」を設置。
まともな国の作品なら芸術だけど、まともじゃない国。
あれはヘイトスピーチと同じですよ。
表現の自由を守るかどうかではない。
「ヘイトスピーチを許していいのか?」が問われている。

 

「これは芸術だ」と言い張るなら像をテーマにディスカッション。
互いの歴史認識を議論し合う場を設けて相互理解を深める場を。
両国にとり発展的な機会として展示してくれたら良かったのに。
安易に「展示していいよ」と許可した大村知事こそ大罪人。
「こんな問題作を許すオレって度量が広いだろ?」
自己陶酔した中二病の性癖がモロに見えて残念で仕方ない。
        次の選挙でゼッタイ落チロ

 

A25ワリード・ベシュティ「FedEx」「トラベル・ピクチャーズ」
世界的な運送会社FedExの段ボール箱の上にヒビの入ったガラス箱。
このガラス箱を段ボールに入れて世界各国に送っているそうです。
その結果入ったヒビこそが「世界を旅して来た痕跡」ってことか。
でも日本通運やヤマトならヒビ入らないのでは?w
奥の写真はフィルムを空港のX線検査で敢えて保護せず感光させた。
遠く旅をして来たことを感じさせる試みらしい。

 

A26パンクロック・スラップ「進化の衰退」
社会的な風刺が効いた魅力的な絵柄の木版画です。

 

A28イム・ミヌク「ニュースの終焉」
表現の不自由展に連れションする形で展示を辞退したそうです。
アレと同じ考えで去るというなら残念ですが「どうぞご自由に」。
実際は「お前は展示を続けるのか!」って韓国国内の声を恐れた?
反日教育と偏向報道マスコミの国に生まれて可哀そうですね。
韓国の国民が悪いのではない。
政権に問題があるのだと思う。

 

A30タニア・ブルゲラ「43126」
時間帯が決められていてスタンプは押されませんでした。
スタンプの数字はアップデートされる?
2019年に国外脱出した難民と脱出できず亡くなった難民の合計。
そして室内の壁には5回アップデートされた8桁の数字が。
これって世界に居る移民の数かな?
部屋の中にはメンソール(!)が充満していて自然と涙が浮かぶ。
とてもシリアスな問題だからこそジョークを交えて提示。
こういうスタイルの芸術って大好きです!

 

A31ミリアム・カーン
どことなく諸星大二郎を思わせる画風の水彩画と油彩画がズラリ。
作品だけ眺めてもピンと来ないけど作者の背景を知ると分かる。
・幼い頃に原水爆実験のキノコ雲を見たこと
・原爆製造のキーマン、オッペンハイマー博士と同じユダヤ人
それらを包括して作品に込めているらしい。

 

A32藤原 葵「Conflagration」
一目見てアニメの爆発シーンを連想しますね。
板野サーカスの場面に出て来そうな画面でPOPカルチャー的。

 

映像作品の方は観ても殆ど理解出来ませんでした。
言語がそのままなのは仕方ないけど字幕も英語のままだったり。
展示する側にすれば「全て説明するのもアレだし」と苦慮した?
「理解しよう」ってこちら側の努力が求められる感じ。
私も含めてサァーっと通り過ぎる様に鑑賞する人が多かった。

政治へのメッセージを含んだ作品が多いのも気になった。
余りに偏向し過ぎた作品はちょっと勘弁して欲しい。
アイデアが主役でメッセージ性はスパイス程度に留める。
そんな作品なら「センス良いな」と共感できたのに。
鑑賞した後に元気になれる作品を期待してただけに少し残念。

それにしても多彩で豊富なラインナップでした。
ココに比べたら豊田会場はショボいな・・

地下鉄からリニモを乗り継いで長久手アピタに戻った。
灼熱太陽の下を40分間も歩くのに比べたら¥230激安じゃん!w
接地せず浮かび上がって走るリニアモーターカーは今でも凄い。
走るパビリオンは今だ健在ですね。

 

発車間際に乗務員がやって来て運転席を「開けた」!
「え?無人運転じゃないの?」
事故防止の為に有人で営業しているそうです。
横浜シーサイドラインでの事故の影響は続いていました。



最新の画像もっと見る