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白樺湖下水道 諏訪湖流域下水道に接続

2007年03月07日 20時39分52秒 | 下水道
白樺湖下水道 諏訪湖流域下水道に接続
更新:2007-3-7 6:02

 茅野市と立科町でつくる白樺湖下水道組合(管理者・矢崎和広市長)は、現行の白樺湖特定環境保全公共下水道を、諏訪地方のほぼ一円をカバーする県主体の諏訪湖流域下水道に編入し、下水処理する方針を6日の同市議会全員協議会に示した。将来的に投じる現行、編入それぞれの費用見込みを比較すると、流域下水道への接続の方が低く抑えられるため。2015年度の接続を目標にしている。

 白樺湖周辺の汚水は現在、白樺湖浄化センター(同市北山)で処理し、近くの音無川に流している。計画では接続管を浄化センターから同市上原の既設部分まで(延長約17.8キロ)延ばし、諏訪湖流域下水道の「豊田終末処理場」(諏訪市豊田)で処理する考え。

 組合によると現行だと、窒素やリンを除去する高度処理施設の設置が必要になった場合、その設置や修繕費、老朽化に伴うセンターの改築で将来的に100億円以上かかる見通し。これに対し、流域下水道へ接続管を延長する建設費は約36億円―などと説明した。

 今後の日程は関係機関との調整後、09年度までに認可変更、設計、10―14年度に接続管建設を予定している。

 白樺湖周辺の下水道整備に関しては、開発に伴い同湖の汚染が進んだことから着手。特定環境保全公共下水道の事業認可を受け、1981年3月に同センターの供用を開始した。茅野市白樺湖や車山、立科町の一部を対象範囲とし、処理人口は居住者や観光客など約24700人。