今回は昼の部と夜の部の間が普段より長いので嬉しい。夜の部をみるK子と待ち合わせして、まずは三越に夜の軽食を買いに行って、そのあと歌舞伎タワーの5階にある喫茶店に行ってお茶した。K子の話を聞いて10分前に歌舞伎座の中に入った。K子のお席は3階なので暫しのお別れ。私は夜の部は2列目のセンターでございました。ありがたい、みやすいです。一幕目は神霊矢口村。梅枝さんが恋する乙女で可愛かった。児太郎さんは傾城うてな。綺麗〜。松緑さんは憎たらしいお舟のお父さん。強欲で娘でもお構いなしってひどいねえ。お舟ちゃんの最後は鬼気迫る演技でよかった。そして、一体どう言う舞台になるのか想像つかへんかった本朝白雪姫譚話。コタくん強烈。野分の前と言う白雪姫の実母なんやけど、白雪姫の美しさに嫉妬に狂ってる。真面目に演技してはるけど、そこが面白くてコタくんコメディアンヌの才能あるよね。台詞も膨大で、でも間とか最高。そんな彼女を冷たく見つめるクールビューティな鏡の精の梅枝さん。表情ほとんど変えることなく淡々と演じてらして素敵。白雪姫の玉様はさすがに16歳には見えへんけど、透明感があって美しいわ。子役さんとのお芝居の時の玉様の嬉しそうなお顔が目に焼きついている。それにしても、児太郎さんのお母さんがこのお芝居の主役と言ってもいいでしょう。好きやわ、コタくん。ミュージカル歌舞伎といえそうな演目やったけど、私は児太郎さんを堪能出来たのでよかったです。続く。
