
ニンジンちくわ笛、大根笛・かぼちゃ笛、鼻笛、など「トンでも笛」はいろいろあるのですが、一番のトンでも笛は口口笛(くちくちぶえ)なのです。いったいこれは何かと申しますと、要するに人の口を吹く、のです。相手に「ホ」の口の形をしてもらい、横から吹いて音を出す、吹かれるほうは口の中の容積を調整して音程を出す、とそういうわけなのです。うまくやれば1オクターブ半くらいは出ます。以前小学校公演でやったことがあるのです。相手はもちろんうちのカミさん。吹き始めた途端、会場は沈黙の闇に包まれ、しばらくするとヒソヒソひそひそエーナニアレヤダ~ヘンナノ・・・・・。そしてまばらな拍手。やはり小学校ではやらないほうがよかったのかなあ?でも相手は女房だし何より不思議で面白いと思うんだけれど。それ以来披露していないのですが、いずれは超難曲を引っさげて再デビューといきたいところ。ちなみにカミさんからは「他の人とは絶対やらないよう」禁止令が出ていますので、試してみた~い、とおっしゃられてもお断りしております、一応。