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いろはに笛ッセイ⑦~と~「トンでもない笛」

2012-01-21 09:20:22 | いろはに笛ッセイ

ニンジンちくわ笛、大根笛・かぼちゃ笛、鼻笛、など「トンでも笛」はいろいろあるのですが、一番のトンでも笛は口口笛(くちくちぶえ)なのです。いったいこれは何かと申しますと、要するに人の口を吹く、のです。相手に「ホ」の口の形をしてもらい、横から吹いて音を出す、吹かれるほうは口の中の容積を調整して音程を出す、とそういうわけなのです。うまくやれば1オクターブ半くらいは出ます。以前小学校公演でやったことがあるのです。相手はもちろんうちのカミさん。吹き始めた途端、会場は沈黙の闇に包まれ、しばらくするとヒソヒソひそひそエーナニアレヤダ~ヘンナノ・・・・・。そしてまばらな拍手。やはり小学校ではやらないほうがよかったのかなあ?でも相手は女房だし何より不思議で面白いと思うんだけれど。それ以来披露していないのですが、いずれは超難曲を引っさげて再デビューといきたいところ。ちなみにカミさんからは「他の人とは絶対やらないよう」禁止令が出ていますので、試してみた~い、とおっしゃられてもお断りしております、一応。

いろはに笛ッセイ⑥~へ~ヘビー級

2012-01-15 22:30:35 | いろはに笛ッセイ
当方の出し物の中で一番大掛かりなものが「チンドンセット」パーカッションをたくさん組み合わせたものを担いで演奏するのですが、初期のものは単純構造で軽かったのですが改造を重ねるごとに重量化して行き、最終的には35キロのヘビー級に。重いけれど体を鍛えれば大丈夫だろうと高をくくっていたらギックリ腰で3日間寝たきりに。仕方ないので減量して25キロになったのですが、結局1年かけて改造し、1年かけて減量して、とまあ無駄なことの繰り返しだったのです。チンドンセット自体無用の長物みたいなものですが・・・・
そこから得たヘビーな(蛇な)教訓
1 蛇を画いて足を添う・・・不必要なものばかり(チンドンセットに)くっつけると(重くなって)バカを見る
2、盲、蛇におじず・・・怖さを知らずにやってギックリ腰になる
3、鬼が出るか蛇が出るか・・・つくった結果、吉と出るか凶と出るか解らないのにこんな物をつくるアホ
4、蛇が出そうで蚊も出ぬ・・・保育園や小学校の舞台で大げさにやってみるものの、反応はサッパリ(だけでもないけれどネ)
5、灰吹きから蛇・・・瓢箪から駒(の効果を狙っているんだけれどなかなかそうはいかない)


いろはに笛ッセイ⑤~ほ~ホラ吹きスタッカート

2012-01-11 20:32:00 | いろはに笛ッセイ
ルーマニアの作曲家ディニクの曲「ホラスタッカート」、これはバイオリンの名手がやる曲なのですが、他にトランペット、ハーモニカ、などで演奏している人がいます。指笛でやっていた人もいました。テクニックを誇示するのは最適な曲なのですが、これをホイQでやる!と宣言してしまったのです。言ったからには猛練習しなくてはなりませんが、できなければホラ吹きスタッカートになってしまう・・・。早速楽譜を取り寄せ、ホイQの音域に編曲、テンポは3~4倍でまずは音取り、数ヶ月くらいで暗譜し、メトロノームを数週間で1メモリ増すくらいの進みようで練習。「100回練習を1セットとしてそれを100セットやる、できなければさらに数100セット、それでもできなければさらに何100セットやる、うまくならないなあ、と思いながやり続ける、いつの日かできるようになっている自分に気づく、そんなもんだよ、練習は」ともうひとりの自分が薀蓄を傾ける。結局楽譜を取り寄せてからできるようになるまで2年もかかってしまったのです。次は「チャルダッシュ」まだ数百回しか練習してないから、先はまだまだ長い長い。

いろはに笛ッセイ④~に~日本の笛、2本の笛

2012-01-08 13:33:43 | いろはに笛ッセイ
日本の笛・・・横笛、尺八、日本人であるならばどちらかを吹かねば、と思った事はあるのですが、いかんせん奥が深すぎる楽器故、やるならば、他の楽器を一切捨てて臨まなくちゃならぬ・・・と思ったとたんに諦めが付きました。しかしながら伝統といっても一番最初に始めた人が、どのようにやったか、にもよるのだろうな、ということは、他に例のない楽器を発明してやっていればそれをまねる人も現れて、伝統につながって行く可能性もあるわけで・・・私が発明した2刀流鼻笛もその可能性もあるのでは???~1本だけで~2本交互に~2本同時に~鼻で吹くワザは誰にも真似出来まい、と豪語するも、真似する人が現れ、それが受け継がれ、そしてそれが伝統の笛となり、ひいては日本を代表する楽器になり、数百年後には2本鼻笛奏者が数多の数になり・・・・なんてことはありえないね、妄想でした。

いろはに笛ッセイ③~は~働かない蟻、働かない笛吹き

2012-01-07 22:12:43 | いろはに笛ッセイ
単行本「働かない蟻に意義がある」によると働き蜂や蟻の7割はボーとしており、1割は一生働かない、のだそうです。人間はどうか?7割はきっと働きづめで2割がお金持ち、そして1割は蟻蜂と同じく一生働かない、と言ってもいいのかな??んでもって、当方はどれに当たるかというと・・・限りなくその1割に近いのだろうな。しかしながら蟻・蜂の集団からその1割を取り除いてしまうと、新たに1割の一生働かない物が出てくるのだそうな。つまりその1割は必要不可欠なのですね。自分もそう思っていよう、うん。現代社会には一定の割合で極悪非道の人々がいるらしい。(水戸黄門でも毎回出てきますわな。昔も今も同じ)その極悪非道人を一挙に取り除くとしたら、その瞬間に、同じ割合で新たに出現してしまう、と言うことを別の本で読んだのです。極悪非道人さんも必要不可欠、ということか・・・。ちゃんと極悪非道人さんになってくれる層ががいらっしゃるから自分はそうならないで済んでいる、感謝感謝、そう思っていると気が楽ちん。