はなのしたにて

日本スピッツのぷり(♀17歳)、小辰(♂3歳)と東京下町で暮らしています。二匹との日々をつづります。

美容室行った

2006-06-27 18:09:14 | がんのこと
今日は春休み。(そういうものが当社にはあります。)
近所のイタリアンレストランでゆっくりとランチを楽しみ、幸せを噛みしめました。(ビールにワインもいただきました。)
で、ランチ後に美容室行ってきました
初めての美容室でしたが、感じがよく。
薬の副作用でハゲだったのが、やっとここまできたこと等を話してカットしてもらいました。
かわいくなったと思っています
抗がん剤のCEFが終了して、親父のように(サザエさんの波平と言えばわかってもらえる?)髪の毛が生え始め、
タキソテールが終了して頭頂部も生え始め、
約5ヶ月で美容院に行くほどまで成長しました。
それにしても以前とは大違いにくせ毛、やわらかい、細い。
もうカツラに戻ることがないと良いな。

がんのプロフィール②

2006-06-23 23:22:10 | がんのこと
告知から抗がん剤開始まで

健康診断の2次検査で告知された翌々日に治療を受ける病院で診察を受けた。
まずは検査から、マンモグラフィー、乳房の超音波、血液検査。
超音波の検査にかける時間が検診のときとは比べようもないぐらいに長く、
しっかり見てくれるという安心感が得られた。
超音波は横向きで受けていたため画像が見える。
医療の現場を離れて十数年の私にも、はっきりとしこりが見えた。
でも、私の古い知識ではしこりということ以外はわからない。
マンモは板に胸をはさむのが大変
巨乳の私は乳房を薄く延ばすのが大変。

主治医となったのは30代前半とおぼしき女医、きびきびした様子とはっきりとした口調が印象的だった。
紹介状に”乳がん”と断言してあったので、
”細胞診もしていないのに・・・”と言われたが、
彼女も超音波、マンモの画像から、ほぼ間違いないでしょうと診断する。
そして抗がん剤治療を行うであろうことを示唆された。

初回の診察で感じたことは、
ガンが専門のこの病院の待合室にあふれる患者の数への脅威。
そして、そんなに多くいる患者の中で自分が一番年下であろうことへの不安。
ガン患者の負の感情に一日中向け合わなければいけない医療現場の方々への尊敬。

この日から長い治療が始まった。
闘病とは言わない、闘っているというほど頑張らなかった。
ただ、始めたことをキチンとこなしてきただけだった。
カリキュラムをこなしているように。

がんのプロフィール

2006-06-15 00:21:28 | がんのこと
私の乳がんのプロフィール①

告知まで
2001~2003年まで毎年春、健康診断で乳がんの検査を触診で受けていた。
2004年 胸にしこりを見つけるも周期的に小さくなるように感じて、
そのうち日常の忙しさにしこりのことを忘れる。
2004年は仕事が忙しく健康診断は受けられなかった。
2005年2月 入浴中にしこりを再認識、かなり大きいと感じたものの、
しこりが移動することから、乳がんではなさそうと気持ちをごまかし、
仕事の忙しさにかまけて受診せず。
2005年4月 健康診断で超音波による乳がん検診を受診。
(私が所属する健保では、被保険者の乳がん検診はこの前年まで触診のみ。ただし、被扶養者は数年前からマンモグラフィを導入していた。同じ保険組合に属し、自分の給料から保険料を払いながら、乳がん検診は精度が悪いとされていた触診しか受けられず、専業主婦として夫を支える被扶養者はマンモを受けていた。せめて同じにしてほしかった。)
2005年4月 再検査でマンモグラフィ。問診をした医師(専門は不明)に超音波の画像を見ながら”大きいな”といわれる。

告知される
2005年5月
検診先の病院で”乳がんです”と告知される。
マンモグラフィのみで細胞診も行っていない段階で断言される。
そして治療を行うための病院を三つほど提示された。
その中でもっとも職場に近い病院を選ぶ。
医師に”仕事を続けることは出来ますか?”と問いかけていた。
(そんなに仕事が好きだったんだな。このときの気持ちを思い出し、明日からも仕事がんばろう。
この再検査の結果を聞きに行くとき、14時の予約だったから午前中仕事して、ランチとビールで勢いつけました。
結果を聞いた後、また会社に戻り仕事をしたのですが、帰りの電車は反対方向に乗ってしまい、引き返すという失態を演じました。動揺してたんだな


風邪をひきました

2006-06-10 22:03:13 | がんのこと
風邪をひきました。
昨日、どうにも辛くなって会社を定時であがったところ、
熱が38度ありました。
ホルモン剤の副作用か白血球数が正常値の半分ほどの2000ちょいだから、
うがい、手洗いは心がけていたのだけれど。
もともと季節の変わり目と流行るときはきっちり風邪をひくタイプなのだけれど、
熱が38度超えることはここ数年なかった。
それなのに、この一年で3度目。
弱ってるんだなぁ。

死にいたる病い

2006-06-03 00:49:03 | がんのこと
乳がんになったことで、同年代の人たちよりも死を見据えているかもしれないけど、
もともと生きる意味に考えるあぶないところもあったりした。

人は生まれたとき(いや受精したとき)から、個体としては死に向かっているのだから、
死を恐れるのは、生まれてきたことを後悔するようなものなのだと思うけど、
怖い。

なぜ怖い?って考えると、
死にいたる過程が怖い。
肉体的苦痛。精神的苦痛を想像してしまうから。

この想像力、死を恐れるためにあるのではなく、
他者の気持ちを想像し、思いやるためにそなわったものなのだから、
も少し、生産的に使ってみなくちゃ。

しかし、人間が想像力を持つようになったのは、
イブがリンゴを食べてしまったせいかしら。
私は生のリンゴは食べられないのだけど。

まだ早い

2006-05-30 22:45:15 | がんのこと
この間の検査で腫瘍マーカーが上限値を超えました。
手術してからまだ5ヶ月弱。
即再発ではなく、8月まで様子を見ることになったけど、
膝や肩、ひじも痛いので、骨転移?なんて疑っちゃう。
リンパへの転移は少しだったのだから、抗がん剤だってよく効いたじゃない。
超悪性タイプの私の癌でも、早すぎ。
再発だとしたらまだ早いな。
もう少し、待ってほしかったな。

なので、今日、死ぬまでにやりたいことをもう一つやるため、
出かけてみました。
そのことは、次回にでも。

だれか、励まして。
きっと大丈夫って。