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大江戸スター名鑑~太田記念美術館~

2012-02-21 | 美術鑑賞
先日、太田記念美術館で開催されている「大江戸スター名鑑」展に行ってきました。
浮世絵専門の美術館として、貴重な存在の美術館です。

これを観る前に、ちょうど得た情報が、今回の鑑賞にとても参考になりました。

<鎖国>
徳川幕府が日本人の海外交通を禁止し、外交・貿易を制限した対外政策である。
一般的には1639年(寛永16年)の南蛮(ポルトガル)船入港禁止から、1854年(嘉永7年)の日米和親条約
締結までの期間を「鎖国」と呼ぶ。
実際には鎖国といっても、オランダ、中国とは通商関係があった。

浮世絵は、ゴッホや海外の画家たちにも多大な影響を与えたことで知られるが、江戸時代に成立した絵画
(浮世絵)は鎖国なくしては成立しなかったのだそう。

もし、日本が江戸時代に鎖国をしていなかったら、今の日本のように様々な国の文化や情報が流入し、日
本独自の文化や芸術は形成されることはなかったと思われる、という内容だった。
日本が誇る「和食」も同様に、鎖国があったからこそ、和食文化が日本に出来上がったのだそう。

確かに、今まで見た浮世絵の数々の中に、てんぷら・寿司・うなぎ・蕎麦屋の屋台が描かれていた。

今日観てきた浮世絵は、巻物の肉筆画で、どれも興味深いものばかりだった。
浮世絵の構図もほかにないものがあり、色彩の配色もハッとさせられるものもあり、観ていて飽きない。
何よりも、浮世絵には当時の生活を思わせる描写が随所にあったり、歌舞伎役者のいろいろな場面も面白い。

江戸時代の粋な庶民の楽しみ方が垣間見れる。
今では歌舞伎は皆さんおしゃれをして観に行きますが、当時の絵を見ると、酒を飲みながら、頭にねじり
鉢巻き&腹掛けの気取りけない装いで観ている男の姿があったりする。

ところで、海外に浮世絵が知られることとなった発端は、海外輸出の際に、品物を包んであったのが、浮
世絵が描かれた紙だったところからだそう。
今でいうと、広告に品物を包んでいたような感じかな?

そこから、海外に歌舞伎も広まっていったそうな・・・。
江戸時代には、現代でいうプロマイドのように、民衆の間で捨てるほどに出回っていたことがうかがえる
エピソードだ。

異国の人から見れば、「なんだこれは!」と思ったのではないでしょうか?
何とも言えない風情のある絵に驚いたのでは?
な~んて、そんなことを想像しながら鑑賞してきました。

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