シリーズ平成の本音 民主党は終わった
11月21日、鳩山由紀夫議員(元首相)は、12月の総選挙に向けて民主党公認を得られなかったため出馬を断念し、政界引退を明らかにした。民主党公認を得るためには、消費税増税やTPP(環太平洋経済連携)への参加支持など、党の方針に従うことなどを求める誓約書に同意することが必要だが、2009年8月の党マニフェストから離れていることから、署名に応じられないとして政界引退を決意した趣だ。
鳩山由紀夫議員(元首相)は、2009年8月の選挙でマニフェストを掲げ民主党を政権の座につけた党創始者の一人であり、同氏への公認拒否はいわばクーデターに近い。
誰の目から見ても、野田民主党はマニフェストから離れている上、野田首相他、岡田副首相、菅前首相、仙石元官房長官などにより選挙に向けての個別の方針を新たに作り、党の方針に同意するものは公認、そうでないものは不公認として排除する手法は、原理主義的排除の論理であり、一部の党幹部がすべての議員を支配するという独裁的な色彩が強い。
そもそも国会の投票に際して党議拘束することが慣例化しているが、それに反すると公認を受けられなかったり、政党交付金から議員補助が受けられなくなるからであり、1人区で選ばれて来ていながら、住民の意思とは関係なく、議員は党義に拘束されて独自の意見を言えない状況となるのは過剰拘束であり、選挙区を代表する議員の独自性を封殺し、民主主義になじまない。政党交付金はまた、15に及ぶ政党を作り出す元凶でもあり、廃止し、個々の議員に交付する議員交付金とすることが望まれる。
更に菅、野田民主党は、創始者の一人であり、民主党を政権につけた最大の功労者である小沢一郎元代表を無実であるにも拘わらず政治資金記載問題で責任を追及し、党を追い出し、次いで鳩山元首相を追い出しているが、党の創始者であり代表であった両名を排除して、マニフェストを事実上変更し、個別方針を立てているので、民主党は党としては終わったと言えよう。
(2012.11.22.)(All Rights Reserved.)(不許無断引用)
11月21日、鳩山由紀夫議員(元首相)は、12月の総選挙に向けて民主党公認を得られなかったため出馬を断念し、政界引退を明らかにした。民主党公認を得るためには、消費税増税やTPP(環太平洋経済連携)への参加支持など、党の方針に従うことなどを求める誓約書に同意することが必要だが、2009年8月の党マニフェストから離れていることから、署名に応じられないとして政界引退を決意した趣だ。
鳩山由紀夫議員(元首相)は、2009年8月の選挙でマニフェストを掲げ民主党を政権の座につけた党創始者の一人であり、同氏への公認拒否はいわばクーデターに近い。
誰の目から見ても、野田民主党はマニフェストから離れている上、野田首相他、岡田副首相、菅前首相、仙石元官房長官などにより選挙に向けての個別の方針を新たに作り、党の方針に同意するものは公認、そうでないものは不公認として排除する手法は、原理主義的排除の論理であり、一部の党幹部がすべての議員を支配するという独裁的な色彩が強い。
そもそも国会の投票に際して党議拘束することが慣例化しているが、それに反すると公認を受けられなかったり、政党交付金から議員補助が受けられなくなるからであり、1人区で選ばれて来ていながら、住民の意思とは関係なく、議員は党義に拘束されて独自の意見を言えない状況となるのは過剰拘束であり、選挙区を代表する議員の独自性を封殺し、民主主義になじまない。政党交付金はまた、15に及ぶ政党を作り出す元凶でもあり、廃止し、個々の議員に交付する議員交付金とすることが望まれる。
更に菅、野田民主党は、創始者の一人であり、民主党を政権につけた最大の功労者である小沢一郎元代表を無実であるにも拘わらず政治資金記載問題で責任を追及し、党を追い出し、次いで鳩山元首相を追い出しているが、党の創始者であり代表であった両名を排除して、マニフェストを事実上変更し、個別方針を立てているので、民主党は党としては終わったと言えよう。
(2012.11.22.)(All Rights Reserved.)(不許無断引用)