ぽんちゃん先生。

街の

コンクリートやアスファルトは

足に硬い。

そそり立つビルや軒を列ねる家並みをすり抜ける空気は

そらぞらしい。

早く、早く。　次は何？

全てのものが私をせかす。

 

 

こんな

こんな

木々が空を支え、落ち葉が大地を守る

こんなところは

時間さえもがゆるゆる流れ

すとん　と

時のポケットに入ったよう。

私は

ポケットの中で温もったキャラメルみたいに緩まる。

 

 

犬達の

犬達も

気負いの抜けた、顔。

 

 

なのに

何が、言いたーい！

へ？　間違い？

　べつに。

ぎゃははっ　いーじゃん。

細かいこと気にするなってー！

 

人さえ見かけないこの辺とて

勝手にどこまでも行ってしまっては危ないと

トムすけにセットされたのが、ぽんちゃん。

ビビリが為に決して遠くには行かないぽんちゃん。

お守り役には丁度いい？

 

よく、幼稚園の遠足なんぞで

『あの子は心配だから』って、ちょいと分別のありそな子に

手を繋がせる。

今になって思うと、分別のある幼稚園児ってより

怖がり、若しくは慎重な性格の子！？　だから無茶をしないんだよね。

成長には経験が必要で

大人になってからの大物は

えてして子供のころヤンチャだったりする事が多いもの。

危険に飲み込まれないギリギリの経験をさせる。

育てるって難しい。

 

ね。ぽんちゃん。

 

だーかーら～

あなたがビビ・・・慎重だからね。

あなたに任せると、安心でしょっ

ぽんちゃんしか居ないじゃなぁ～い♪

ぷぷっ

 

ささ、ぽんちゃん学校の始まり、始まり～～

 

これは、大卒の新任教諭か？

それとも、大学生の教育実習か？

ぽんちゃん先生の誕生です！

何の教育だよっ

ってか、誰のための教育なんだよっ

通りすがりのマリちゃんには

冷ややかな励ましをもらう。

 

今の季節ドコの学校でも新卒、新任の先生って～のが

いらっしゃいまして～

私が思うに、かの方々の幸不幸？は

己の実力はもちろんですが

その着いたクラスの前任の先生にも左右されるのではないかと。

前任の先生が〇〇だと、新任の先生は〇〇である。

や、この辺はイロイロと差し障りがありそうなので

勝手に〇に文字入れてちょ～

 

で、ぽんちゃんのバアイ。

前任はモチロン、この方。

か、貫禄が・・・違いすぎるっっ

 

んん～　ぽんちゃん。　たいへんっ

でもさっ

でもさっ

できない事はできないんだよっ

キミはできることから始めよう！

 

が、

せんせい。

生徒は

ちっとも話を聞いてくれず。

無視られる。

 

実技指導をすれば

悲しいかな。

これが

歳の差。

 

現実はキビシイッ

 

途中出合った、前任者との１シーン。

思わず

顔を背けた。。

 

初めてのせんせい体験。

しょっぱくて

辛かった。

だけど、きっと

トムすけもチュウ太も

せんせいがちょっと好きになったと

思うよ！

お疲れ！！

 

 

って～　この写真。

オッさんっぽい生徒がいる。。　ぶぶーっ