遥か〇〇年前。
今となっては口にするのも恥ずかしいが、新婚旅行へ行ったとき。
人並みにブランドの化粧品や宝飾品といったものを買って帰った。
その免税品に紛れて？我が家に来たのが
この木の犬。
きっと子供用なのだろうが、ヒモを引っ張るとちゃんとゾロゾロお散歩をする。
その表情の可愛らしさと、作りの良さで
以来、他の土産ものとは違い
ずーと最初の置き場所から動かされることなく平穏に過ごしてきた。
ペグ爺が我が家に来たとき
彼はまだ建って数年だった家の柱からテーブルの足から、齧りまくった。
が、私はこの犬は守った。
ぽんちゃんは、縫いぐるみと人間の手は齧ったが
この犬に興味を示さなかった。
ぺぐ坊である。
彼はヒマさえあれば・・・ったって一日中ヒマなのだが・・・コレを齧る。
何がそんなに面白いのか、コレを齧る。
木の口当たり？が心地よいのかと思えば、紐もよく齧っている。
どこかしらに海外のニオイでも残っているのかなどと
なんとはなしに考えを巡らせていたのだが・・・
理由が、わかった。
ぽんちゃんである。
他のオモチャをぺぐ坊が使うと、猛獣と化して飛んでくるぽんちゃんが
そう思ってみると、この木の犬の時には来ない。
すぐ脇に居ても、目で追うばかりで知らん顔。
ぺぐ坊にとってこの木の犬は
唯一、心ゆくまで堪能できるオモチャだったのである。
飼い主としては、一人遊びをしていてくれるのは有難いし
ペグ爺の時ほどの執着も、この犬からは消えている。
ちょいと修理のきかない家をこれ以上破壊されるよりはと
好き放題に齧らせて
そのカラクリのワケなど、あまり気にも止めずにいたのだ。
が、今日ふとした光景から
６年目にして新たな事実が判明したのである。
では、その光景を
↓
どうぞ！
お分かり頂けたでしょうか！？
そうです！！
ぺぐ坊が毎日楽しく遊んでいる、この木の犬。
ぽんちゃんには
怖かったー！！
ぽんちゃん。ビビリ～～～
ぷぷっ
ヘンだと思ったよ～
バレたね！