ニュージーランドの知り合いの技術者が、契約を終え帰国することになった。
いつも階下のレストランで、ピザを食べサンミゲルビールを3本空け、酔った勢いで私の部屋を訪れる事があった。
金土日になると、グラブタクシーで首都圏を訪れ日曜日の夜遅く戻ってきて、
「hai!もう寝たのかい?今戻ってきた。もうフィリピンは飽きてしまった」
「またいつもの店へ一緒にハンバーガー食べにいこうぜ」がいつもの送られてくるテキスト。
非常におとなしい人で、決して出しゃばらない。
今まで一緒に食事に行った外国人(私もこの国では外国人です)いや白人というべきか。
ジェントルな人だった。
帰国前夜、私の部屋でピザとアサヒビールで送別会をした。
食べた事がないと思い、Greenwich のPizza wrapを2セット頼んだ。
不思議そうな顔をしながら、ビールを飲みながらかぶりついた。
大きな目をして、このピザは今まで食べたもので一番美味しい。
瞬く間に4枚食べ「Very nice」
ほうれん草のPizza wrapが一番気に入ったようです。
3枚で840円でデリバリーを2セットオーダーして大正解でした。
フィリピン首都圏から離れた山中で、彼はビールを飲みながら真剣な顔をして、フィリピンについて話した。
彼が真剣に問いかけた事。
フィリピンには何人の外国人が住んでいるのか?
住んでいる外国人らはフィリピンという国、人々、文化、食べ物についてどのような印象を持っているのだろうか。
フィリピン人にとってフィリピンでの生活はどのようなものなのだろうか?
彼が滞在中の体験をもとに話したこと。
白人男性として、フィリピーナは世界で一番セックスしやすい女性だと感じる。
時間とエネルギーさえあれば、毎日2、3人の女性と寝ることができた。
娼婦という意味ではない。
私が買ったフィリピーナの多くはシングルマザーだった。
フィリピン女性は孕まされ、地元の男性は子持ちの女性とは結婚しないので、シングルマザーは生活苦で体を売る。
子供のミルク代、養育費のためとはいえ、残酷な国だ。
母親は娘を白人と結婚させ、ATMにし、息子を怠け者に育てる。
彼らは小市民的なメンタリティを持っており、少し権威のある者が他人をいじめてもいいと考えている。
彼女たちは結婚のためではなく、二人きりになった白人男性とわずかな金を目当てに平気で裸になった。
興味深いことに、白人男性に身を投じる女性たちや、小市民的なメンタリティは、過去から貧困を避けるために
外国人へ身を投じるのか。結婚が家族を守るための犠牲者なのか?
口説き落とす必要などない。同席して来るのは性行為のためだった。驚いた。
彼らは本来の生活苦から脱出するという考え方を理解していないように思えた。
私はグリーンベルトやBGCのようないくつかの改善された場所を見てきたが、一般的には、彼らは何かを建てた後、
それを荒廃させる。歩道や道路は崩れる。汚物は蓄積する。シンガポールをはじめ、東南アジアの発展国のような
風土では見られないことだ。汚い街が多すぎる。そして信用の置けない危険な国だ。
おいしいものもあるが、ほとんどはひどい食べ物だ。
フィリピンではジョリビー、マクドナルドやウェンディスが最高のご馳走だと思っている。
本当のおいしさを知らないのだと思う。彼らは完璧に良い食材を粗悪品に変えてしまう天才コックが多い。
汚職(フィクサー)、マンタナ、カニ精神、長女や能力のある者は両親や怠け者の兄弟(とその家族!)に
お金を渡すために働く。そして、たとえ富豪でも文化には大きな問題がある国だ。
フィリピンへ入国当初は、フィリピン人ドライバーに案内され買春三昧の日々だった。
こんな片田舎の街に、夜な夜な9時くらいから薄汚い場へ男を求め何十人も集まって来る。
卑猥な服装、しかもうす汚れたような格好。
今思うと、その気になって女性と遊んでいた自分が見窄らしくなり、自分から環境脱出をはかった。
工場へ修理や設定で出かけ1週間もいれば、その工場の女工から女性の紹介話が・・・・・・・・
ビールを飲みながら、泣きながら「私はもうこのフィリピンへは二度と来ない。自分が見窄らしくなるのはもうたくさんだ。
代償として金を払った。でももう二度としない。詫びしい思いをせず暮らせる国が来るといいね」
翌日、彼を階下で見送った。そして、お前とはもう会えないけど、いつまでもよい友達でいよう。
さようなら。だった。
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